休眠スリヴァー/Dormant Sliver
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ジャングルの障壁/Jungle Barrierを基にして作られたスリヴァー。スリヴァーに防衛というデメリットを与えるかわりに、cipでのドロー能力を付加する。
このクリーチャー単体で見た場合、4マナ2/6だった元祖と比べると壁としてはまったくの役立たず。緑単色で木彫りの女人像/Carven Caryatidや木登りカヴー/Kavu Climberなどがいるのだから、力不足と言わざるを得ない。
しかし当時のスリヴァーデッキではキーカードであり、驚異的なドロー能力を発揮する。その間は攻撃に参加できないものの、低コストのスリヴァーをプレイしていけばスリヴァーの大群があっという間に並ぶだろう。軍団が並んだあとに火跡スリヴァー/Firewake Sliverなどでこれを生け贄に捧げてやれば、あとはスリヴァーの群れが相手を押しつぶす。また、心霊スリヴァー/Psionic Sliver等タップ能力を持つスリヴァーを採用するのも手。
特に熱狂スリヴァー/Frenetic Sliverとの相性は抜群で、必然的に大量展開した後の全体除去に対し、目安半分を救うことができ、攻撃したい時に0マナで始末できる。
コイントスが成功すればスリヴァーが戻った時にもドロー可能。
- スリヴァーの女王/Sliver Queen等、スリヴァー・トークンを出す手段があれば大量のドローが見込める。
- 冬眠スリヴァー/Hibernation Sliverと日本語名がまぎらわしい。
- 巣石/Hivestoneと組み合わせると悪用できるかもしれない。
- 覚醒石のガーゴイル/Wakestone Gargoyleを併用すればこれを戦場に残しつつ攻撃できる。
- 不自然な淘汰/Unnatural Selectionで相手クリーチャーの攻撃を足止めできる。cipの恩恵はこちらだけが受けるので、いやらしさは抜群。
- このカードの登場により、時のらせんブロックのスリヴァーだけで黒の無限マナを生み出す事が可能になった。手順は以下の通り。
- これと基底スリヴァー/Basal Sliver、肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliverが戦場に出ている状態で心鞭スリヴァー/Mindlash Sliverを出す。
- 誘発したドロー能力がスタックに乗っている間に心鞭スリヴァーを生け贄に捧げ、(黒)(黒)をマナ・プールに加える。この際、心鞭スリヴァーをライブラリーの一番上に置く。
- ドロー能力を解決し、心鞭スリヴァーを引く。
- i.~iii.を繰り返す。
また、同時に反射スリヴァー/Reflex Sliverと宝革スリヴァー/Gemhide Sliverが戦場に出ていれば、好きな色の無限マナが可能である。
関連カード
サイクル
次元の混乱の多色スリヴァーのサイクル。いずれも過去の同じ対抗色の組み合わせのカードがモデルになっており、P/Tが2/2で統一されている。
- 壊死スリヴァー/Necrotic Sliver
- 熱狂スリヴァー/Frenetic Sliver
- 暗心スリヴァー/Darkheart Sliver
- 焼灼スリヴァー/Cautery Sliver
- 休眠スリヴァー/Dormant Sliver
時のらせんの多色スリヴァーのサイクル。いずれも過去の同じ友好色の組み合わせのカードがモデルになっている。
- 乳白スリヴァー/Opaline Sliver
- 狂気スリヴァー/Dementia Sliver
- 霊炎スリヴァー/Ghostflame Sliver
- 火跡スリヴァー/Firewake Sliver
- 調和スリヴァー/Harmonic Sliver