アタルカの命令/Atarka's Command

提供:MTG Wiki

2024年5月17日 (金) 14:28時点におけるUssu (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索


タルキール龍紀伝命令サイクル赤緑版。モードは、回復の禁止、本体火力土地カードの設置、全体強化

2マナの命令らしくそれぞれ一つ一つは地味だが、いずれも便利な効果が揃っておりコスト・パフォーマンスは高い。特に本体火力と全体強化の組み合わせは強力で、1体でもクリーチャーコントロールしていれば4点分のダメージボロスの魔除け/Boros Charm並の効率であり、5点以上になることも珍しくない。また、地味ながら到達も与えてくれるため、防御に回る局面でもコンバット・トリックとして運用できるなど攻守両面で柔軟性を併せ持っている。回復の禁止は、ビートダウン戦略に依存する赤緑にとって天敵となる部族養い/Feed the Clan見えざるものの熟達/Mastery of the Unseenなどへの回答として機能する。ランドブースト不屈の自然/Rampant Growthなどと比べると使いどころが限定的でデッキ圧縮にもならないが、インスタント・タイミングかつアンタップインなので隙を見せづらい点が評価できる。

構築では、アグロなら2番目と4番目のモード、ミッドレンジランプなら3番目のモードが活用できる。1番目と2番目のモードを選んだ場合の効果は頭蓋割り/Skullcrackに近いので、「状況によっては別の効果にもなる頭蓋割り」という形でバーンに採用してもよいだろう。

総じて展開の速いデッキでは非常に強力なカードであり、登場直後からアタルカの命令のためにタッチした赤単アタルカ・レッド)が結果を残している。プロツアー「タルキール龍紀伝」では公式のトップ5カードに選ばれるとともに、優勝者のMartin Dangが「デッキの最高のカード」と評している[1]

ローテーション後も、引き続きアタルカ・レッド赤緑上陸に採用されている。

モダンにおいてもバーンで採用されることがある。単純にダメージ効率が高いことに加えて、僧院の速槍/Monastery Swiftspearなどとの相性の良さも強み。回復禁止はもちろんだが、神聖の力線/Leyline of Sanctityをすり抜けてダメージを与えられるという性質も、バーン対策に対するメタとして機能する。有力なサイドボードとして採用されることの多い破壊的な享楽/Destructive Revelryと同じであることも追い風であり、登場直後から早速採用され結果を残している。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

タルキール龍紀伝命令サイクル。いずれも友好色2インスタントで、4つのモードから2つを選ぶ。スカージ命令サイクルとは別である。

[編集] 脚注

  1. Top 5 Cards/プロツアー『タルキール龍紀伝』 トップ5カード(Event Coverage 2015年4月12日 Blake Rasmussen著)
  2. Days of Future Future: Battle for Zendikar/フューチャー・フューチャーの日々『戦乱のゼンディカー』編(Latest Developments 2015年10月30日 Sam Stoddard

[編集] 参考

QR Code.gif