裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting
提供:MTG Wiki
20行: | 20行: | ||
そのほか、プレインズウォーカーデッキでも活躍の余地がある。多少重いが、増殖で他のプレインズウォーカーをサポートする動きはシンプルに強力。 | そのほか、プレインズウォーカーデッキでも活躍の余地がある。多少重いが、増殖で他のプレインズウォーカーをサポートする動きはシンプルに強力。 | ||
− | [[スタンダード]]では、3年目の[[黒緑ビートダウン# | + | [[スタンダード]]では、3年目の[[黒緑ビートダウン#団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|ゴルガリ・ミッドレンジ]]に採用される。[[ブルームバロウ]]で[[亭主の才能/Innkeeper's Talent]]が登場した事により、それぞれ単体で有用なカードでありながら2枚で即死[[コンボ]]が可能になった。 |
[[リミテッド]]の場合、やや[[重い]]が繰り返し使えるドローであり、ついでに増殖もついてくると考えればその時点でも悪くない。-2能力についても、クリーチャー戦が中心となるリミテッドでは頼りになるだろう。睨み合いが続けば、[[毒性]]で与えた毒カウンターを繰り返し増殖させることで[[勝利]]できる場合もあるかもしれない。ただし、ファイレクシア:完全なる統一はかなり高速の[[環境]]のため、これが出る頃にはライフがある程度削れている危険も大きめ。 | [[リミテッド]]の場合、やや[[重い]]が繰り返し使えるドローであり、ついでに増殖もついてくると考えればその時点でも悪くない。-2能力についても、クリーチャー戦が中心となるリミテッドでは頼りになるだろう。睨み合いが続けば、[[毒性]]で与えた毒カウンターを繰り返し増殖させることで[[勝利]]できる場合もあるかもしれない。ただし、ファイレクシア:完全なる統一はかなり高速の[[環境]]のため、これが出る頃にはライフがある程度削れている危険も大きめ。 |
2024年10月27日 (日) 13:03時点における版
伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)
完成化((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払ったなら、このプレインズウォーカーは2個少ない忠誠(loyalty)カウンターで戦場に出る。)
[0]:あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。増殖を行う。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。それは「(T),このアーティファクトを生け贄に下げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ宝物(Treasure)アーティファクトになり、他のすべてのカード・タイプや能力を失う。
[-9]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーが持っている毒(poison)カウンターが9個より少ないなら、そのプレイヤーはその差に等しい個数の毒カウンターを得る。
ファイレクシア:完全なる統一で完成化したヴラスカ。忠誠度能力はドローと増殖、クリーチャーの宝物化、プレイヤー1人が持つ毒カウンターを9個にする。
- -2能力
- クリーチャー限定の幽閉/Minimus Containment。
- 対戦相手のクリーチャーを無力化するのが基本的な使い方だが、自分の不要なクリーチャーをマナに変換することもできる。
- 破壊不能などの除去耐性を無視できる擬似除去であり、幽閉と違って割られることもないのは強み。ただし対戦相手に使った場合は一時的なマナ加速に繋がる点には注意。
- -9能力
- 毒カウンターを9個にする。即座に毒殺手前に持ち込む一方で継続的なアドバンテージは得られず、単独で勝利を決めるには±0能力を使う1ターン分のタイムラグが生まれる。
- 元の毒カウンターが少ないほど恩恵が大きいことを考えると、毒殺狙いのデッキではなく増殖を主体としたデッキにおいて、別の勝ち筋を作る形での採用になるか。
- 少々異なるが、毒カウンターを9個与えるという効果は闇の腹心/Dark Confidantの原型を彷彿とさせる。優勝するとは思っておらず適当に提出したものとはいえ、如何におかしなカードだったかが分かりやすい。
前述の通り、増殖を活用できるデッキに適性がある。毒カウンターの場合は奥義の効率がやや落ちるので、ファイレクシア:完全なる統一に収録されている油カウンターを用いるものや、同カード・セットには収録されていないが+1/+1カウンターを多用するものを利用するのが基本になるか。ライフは使うが毎ターン増殖が使えるので、ニューカペナの街角の盾カウンターとの併用で堅牢な戦線を造り出すことも可能。もちろん毒殺目当てであっても、奥義以外については問題無く機能するので相性が悪い訳ではない。
そのほか、プレインズウォーカーデッキでも活躍の余地がある。多少重いが、増殖で他のプレインズウォーカーをサポートする動きはシンプルに強力。
スタンダードでは、3年目のゴルガリ・ミッドレンジに採用される。ブルームバロウで亭主の才能/Innkeeper's Talentが登場した事により、それぞれ単体で有用なカードでありながら2枚で即死コンボが可能になった。
リミテッドの場合、やや重いが繰り返し使えるドローであり、ついでに増殖もついてくると考えればその時点でも悪くない。-2能力についても、クリーチャー戦が中心となるリミテッドでは頼りになるだろう。睨み合いが続けば、毒性で与えた毒カウンターを繰り返し増殖させることで勝利できる場合もあるかもしれない。ただし、ファイレクシア:完全なる統一はかなり高速の環境のため、これが出る頃にはライフがある程度削れている危険も大きめ。
- 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderやレベル3の亭主の才能をコントロールしている時にこれを出すと、即-9能力を使用でき対戦相手が得る毒カウンターも2倍になるため対戦相手を即座に敗北させることが可能。
ルール
- -2能力
- 対象となったクリーチャーは、それが持っていた他のサブタイプ、カード・タイプをすべて失い、ただの宝物・アーティファクトとなる。それは持っていたすべての特殊タイプを持ち続ける。
- 伝説のクリーチャーの場合、それは名前が変わらず伝説のアーティファクトとなるので、同名の伝説のクリーチャーが戦場に出たならコントローラーはどちらかを選んで墓地に置く必要がある。
- -9能力
- あなたが毒カウンターの差を計算した後、置換効果によりそのプレイヤーが実際にどれだけの毒カウンターを得るかは変更されうる。
- あなたが巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderをコントロールしている場合、プレイヤーが持つ毒カウンターが5個で差で得る毒カウンターが4個ならば、ヴォリンクレックスの置換効果により2倍の8個置かれることになる。
- 対象にしたプレイヤーが生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cureをコントロールしているなら、プレイヤーが持つ毒カウンターが5個で差で得る毒カウンターが4個でも、メリーラの置換効果により得る毒カウンターは1個になる。
関連カード
- 見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
- 秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker
- ゴルゴンの陰謀家、ヴラスカ/Vraska, Scheming Gorgon
- ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen
- 威厳あるゴルゴン、ヴラスカ/Vraska, Regal Gorgon
- 群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm's Eminence
- 裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting
- 静める者、ヴラスカ/Vraska, the Silencer
サイクル
ファイレクシア:完全なる統一の完成化したプレインズウォーカーサイクル。稀少度は神話レア。
- 完成化した精神、ジェイス/Jace, the Perfected Mind(青)
- 裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting(黒)
- 向上した精霊信者、ニッサ/Nissa, Ascended Animist(緑)
- 免れ得ぬ破滅、ルーカ/Lukka, Bound to Ruin(赤緑)
- 慈悲無き者、ナヒリ/Nahiri, the Unforgiving(赤白)
ストーリー
新ファイレクシア/New Phyrexiaで1人ドロス窟/The Dross Pitsへプレインズウォークしてしまい、完成化されてしまったヴラスカ/Vraska。
詳細はヴラスカ/Vraskaを参照。