全知/Omniscience
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
13行: | 13行: | ||
**強制の追加コストがある場合は支払わなければならない。([[キッカー]]等の)任意の追加コストは支払うか支払わないか選び、支払った場合のみ規定の追加効果を得る。 | **強制の追加コストがある場合は支払わなければならない。([[キッカー]]等の)任意の追加コストは支払うか支払わないか選び、支払った場合のみ規定の追加効果を得る。 | ||
**[[待機]]させたり[[想起]]や[[徘徊]]で唱えたりする場合のコストも支払わなければならない。 | **[[待機]]させたり[[想起]]や[[徘徊]]で唱えたりする場合のコストも支払わなければならない。 | ||
− | * | + | *全知の代替コストを適用することを選んだ場合、マナ・コストに含まれる[[X]]は必ず0になり、また「支払うのに使ったマナ」も存在しない。 |
**[[X火力]]や[[向上呪文]]等は、あえてマナ・コストを通常通りに支払って唱えたほうが有効な場面も多いだろう。 | **[[X火力]]や[[向上呪文]]等は、あえてマナ・コストを通常通りに支払って唱えたほうが有効な場面も多いだろう。 | ||
2013年1月30日 (水) 18:19時点における版
呪文をマナ・コストを支払わずに唱えるようにする、ルール破壊カード。
その効果はドリーム・ホール/Dream Hallsすら霞んで見えてしまう程。呪文がまったくなんのコストもなく唱え放題になってしまえば、フィニッシャーを無造作に召喚しようがまったく隙にならないし、手札もドロー呪文をいくつかデッキに仕込んでおけば尽きる心配はほとんどなくなる。打ち消しを常に手札に確保するようにしてさえおけば、対戦相手の反撃の芽もいとも簡単に潰すことが可能。「出せば勝ち」でほぼ間違いない。
その分、これ自身のマナ・コストはトリプルシンボル10マナと相応に重く、出すのも一苦労。それだけマナがあるならフィニッシャーを素出しできるケースが多いので、普通のデッキで使う分にはオーバーキル以外の何者でもない。有効に使うには相応の工夫が必要になる。
レガシーでは、実物提示教育/Show and Tellやアカデミーの学長/Academy Rectorなどのコストを踏み倒して戦場に出す手段が使えるため比較的扱いやすく、Show and Tellやスニークアタック、あるいはそれらの派生デッキで登場直後から早速活躍している。それらのデッキの基本戦略に沿っているだけでなく、ストーム系ギミックまで組み込んで勝ち手段を増やせるのが大きな魅力。ついでに引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどの「唱えることで誘発する能力」にも期待できるようになる利点もある。
- これが影響するのは自分の手札のみであり、それ以外の領域から唱える呪文(フラッシュバックや統率者等)のコストには影響しない。
- 追加コストや代替コストは踏み倒せない。
- 全知の代替コストを適用することを選んだ場合、マナ・コストに含まれるXは必ず0になり、また「支払うのに使ったマナ」も存在しない。
- イラストに描かれているのはプレインズウォーク中のジェイス。よく見ると彼が歩いている道はプレインズウォーカー・シンボルの形をしている。なお、このイラストは基本セット2013の発表前からウィザーズ社公式ページのプレインズウォーカーに関するコラムの挿絵などで何度か登場している。
参考
- 壁紙(ページ下部) (WotC)
- 「全」てを「知」る(DairyMTG.com、Latest Developments、文:Zac Hill、訳:Tetsuya Yabuki)
- コスト変更カード
- トリプルシンボルカード
- カード個別評価:基本セット2013 - 神話レア