ジアーダの贈り物、ラクシオール/Luxior, Giada's Gift
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2024年8月20日 (火) 10:41時点における版
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは、それの上にあるカウンター1個につき+1/+1の修整を受ける。
装備しているパーマネントはプレインズウォーカーでなく、他のタイプに加えてクリーチャーである。(忠誠度能力は起動できる。)
プレインズウォーカーに装備(1)
装備(3)
クリーチャーの上に置かれているカウンターの数だけ修整を与える伝説の装備品。プレインズウォーカーも装備することができる。
構築では、やはりプレインズウォーカーと組み合わせてのカードと言えるだろう。一度装備してしまえば最低でも忠誠度のP/Tを持つクリーチャーとなり、ダメージで忠誠度が減らなくなり攻撃先にもならなくなることから、火力や戦闘に対して高い耐性を得ることになる。格闘やクリーチャー限定の火力でも狙われることになるが、初期忠誠度が高いプレインズウォーカーであれば、単純なタフネスの高さから破壊することが難しくなる。このことを利用すれば、本来奥義に向かうことが難しいプレインズウォーカーの奥義に無理矢理到達させることもできるようになる。
一方、クリーチャー化すると確定除去に弱くなってしまうのは弱点。登場時のスタンダードでは冥府の掌握/Infernal Graspやドゥームスカール/Doomskarなどが脅威となるか。
特にプラス忠誠度能力にカウンターを乗せる能力を持つプレインズウォーカーとは相性がいい。ストーリー上の持ち主である華やいだエルズペス/Elspeth Resplendentはその筆頭で、一度の起動で+4/+4もの強化を行うことができるデザイナーズコンボとなっている。奥義で忠誠度が0になった後もその他のカウンターが乗っていれば戦場に残せるという点でも相性が良い。
その他情け無用のケイヤ/Kaya the Inexorableもカウンターを利用する忠誠度能力を持ち、除去してもスピリット・トークンを残しつつ手札に戻る除去耐性を得られる。そのままファッティとして活用するもよし、破壊されにくさを活かして-3能力を連発するもよし。ただし装備して+1能力を解決するまでは隙が生じるためインスタント除去に注意。
リミテッドで使いこなすのは困難。プレインズウォーカーとこれを両方揃えられる確率は低く、基本的にクリーチャーに装備して使うことになる。一応、ニューカペナの街角では盾カウンターと+1/+1カウンターがフィーチャーされているものの、盾カウンターはダメージで外れてしまうし複数乗ることは稀である。謀議を複数回行えるカードと組み合わせるのが数少ない活路になるだろう。
- 特に-1/-1カウンターと相互作用があり、これを装備していると同カウンターがいくつ乗ってもサイズが変わらなくなる。
- ラクシオールを装備したプレインズウォーカーがいる時に告別/Farewellを使う場合は注意が必要。告別でアーティファクトとクリーチャーを指定すると、アーティファクトを先に追放するため、その時点でクリーチャー化が解け、プレインズウォーカーは戦場に残る。
- Mystery Booster 2ではこれ自身がプレインズウォーカー/Planeswalkerに覚醒したLuxior, Ignited (Playtest)が登場。
ルール
- 「プレインズウォーカーに装備」は、装備能力の変種である。「プレインズウォーカーに装備 [コスト]」は、「[コスト]: あなたがコントロールしているプレインズウォーカー1体を対象とし、このパーマネントをそれに、そのプレインズウォーカーがクリーチャーであるかのようにつける。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を意味する。
- プレインズウォーカーに装備された場合、その基本のパワー/タフネスは定義されていないため0/0であり、ラクシオールの修整効果により忠誠カウンターの数だけのP/Tを持つことになる。
- 装備したプレインズウォーカーはプレインズウォーカーでなくなるため、ダメージを受けても忠誠カウンターは減ることはなく、クリーチャーから攻撃されることもない。
- 忠誠度能力は起動することができる。自分のターンのメイン・フェイズの間で、1ターンに1回という制限は変わらない。
- クリーチャーになる効果はプレインズウォーカー以外のパーマネントにも適用される。例えば搭乗された機体にラクシオールを装備させた場合、搭乗の効果が終了してもラクシオールの効果でクリーチャーであり続ける。
ストーリー
ラクシオール/Luxiorは、エルズペス・ティレル/Elspeth Tirelがジアーダ/Giadaから授かった剣(イラスト)。柄の球状部には光素/Haloが封じられており、使用時には刀身に流れ込む。
登場作品・登場記事
- Episode 5: Hymn of the Angels/メインストーリー第5話:天使の賛歌(Magic Story 2022年4月5日 Elise Kova著)