Super Crazy Zoo
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*元々は、happymtg.com(現:晴れる屋)のコラム「だらだらクソデッキ」([https://article.hareruyamtg.com/article/article_302/ 参考])で、コラム名の通り完全にネタとして作成されたデッキ。しかしそのコラムのオチとして適当に示した改良版レシピを実際に[[Magic Online]]に持ち込んでみると意外に強いことが判明。本格的な調整を経て実戦レベルに仕上げられた([https://article.hareruyamtg.com/article/article_200/ 参考])。 | *元々は、happymtg.com(現:晴れる屋)のコラム「だらだらクソデッキ」([https://article.hareruyamtg.com/article/article_302/ 参考])で、コラム名の通り完全にネタとして作成されたデッキ。しかしそのコラムのオチとして適当に示した改良版レシピを実際に[[Magic Online]]に持ち込んでみると意外に強いことが判明。本格的な調整を経て実戦レベルに仕上げられた([https://article.hareruyamtg.com/article/article_200/ 参考])。 | ||
− | **[[津村健志]]が個人的に好んで使用し、[[プロツアー「運命再編」]]に持ち込むことも検討していたが、苦手とする[[ | + | **[[津村健志]]が個人的に好んで使用し、[[プロツアー「運命再編」]]に持ち込むことも検討していたが、苦手とする[[黒緑白ビートダウン#モダン|アブザンジャンク]]が[[トップメタ]]になると事前に予想されたために断念している(実際に30%弱の使用率であった)。 |
その後3ターンキルは難しいが安定性を増したチューンのリストが出回り、MOではかなりのプレイヤーが使用。[[世界選手権16]]では使用者こそ居なかったものの、トップメタとなったアブザン系デッキを選択した理由に「SCZに有利だから」と語る選手もいるなど、モダンのメタゲームの一角を占めるデッキとなる。最終的に感染デッキと並び、ギタクシア派の調査のモダン[[禁止カード]]化の一因となった。 | その後3ターンキルは難しいが安定性を増したチューンのリストが出回り、MOではかなりのプレイヤーが使用。[[世界選手権16]]では使用者こそ居なかったものの、トップメタとなったアブザン系デッキを選択した理由に「SCZに有利だから」と語る選手もいるなど、モダンのメタゲームの一角を占めるデッキとなる。最終的に感染デッキと並び、ギタクシア派の調査のモダン[[禁止カード]]化の一因となった。 |
2019年9月9日 (月) 17:01時点における版
Super Crazy Zooは、モダンに存在した高速ビートダウンデッキ・コンボデッキ。略称はSCZ。死の影アグロ(Death's Shadow Aggro)、スーサイドZoo(Suicide Zoo)、Zoocideなどと呼ばれることも多い。公式カバレージでは死の影Zoo (Shadow Zoo) と表記されていた。
伊藤敦が冗談で作ったデッキが元になったという数奇な誕生過程と、それ以上に奇妙なデッキ構造によって話題を呼ぶこととなった。Zooの名を冠しており、実際それらに採用されるクリーチャーも多いが、その実態はティムールの激闘/Temur Battle Rageと強大化/Become Immenseを組み合わせたゼロックス系のコンボデッキである。
目次 |
概要
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時までそれは二段攻撃を得る。
獰猛 ― あなたがパワーが4以上のクリーチャーをコントロールしているなら、ターン終了時まで、その対象としたクリーチャーはさらにトランプルを得る。
インスタント
探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+6/+6の修整を受ける。
フェッチランド+ショックランド、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeや通りの悪霊/Street Wraithなどでコンボパーツを集めつつ墓地を肥やして、軽い強力クリーチャーに強大化を撃つというのが基本的な流れで、上手く回れば3ターンキルが可能。
そして、その動きの際にライフを大幅に消耗することに着目して、死の影/Death's Shadowを採用しているのが特徴的。このカードを活かすため、状況によっては「1ターン目に稲妻/Lightning Boltを自分へ」と言う、他のデッキにはまず有り得ない動きをすることもある。
少数の軽量アタッカーをパンプアップ呪文で単体強化して瞬殺する戦略は感染デッキと類似しており、突然の衰微/Abrupt Decayや流刑への道/Path to Exileなどの軽いインスタント除去で適切に対処されると建て直しが難しいという弱点も共通。一方で、毒カウンターに頼らないため稲妻/Lightning Boltを本体火力にできること、クリーチャーの元サイズが大きいので火力や戦闘に強いのが独自の長所であり、スーサイドの宿命としてバーンや無限ライフ戦略を苦手にするのが短所と言える。
- 元々は、happymtg.com(現:晴れる屋)のコラム「だらだらクソデッキ」(参考)で、コラム名の通り完全にネタとして作成されたデッキ。しかしそのコラムのオチとして適当に示した改良版レシピを実際にMagic Onlineに持ち込んでみると意外に強いことが判明。本格的な調整を経て実戦レベルに仕上げられた(参考)。
- 津村健志が個人的に好んで使用し、プロツアー「運命再編」に持ち込むことも検討していたが、苦手とするアブザンジャンクがトップメタになると事前に予想されたために断念している(実際に30%弱の使用率であった)。
その後3ターンキルは難しいが安定性を増したチューンのリストが出回り、MOではかなりのプレイヤーが使用。世界選手権16では使用者こそ居なかったものの、トップメタとなったアブザン系デッキを選択した理由に「SCZに有利だから」と語る選手もいるなど、モダンのメタゲームの一角を占めるデッキとなる。最終的に感染デッキと並び、ギタクシア派の調査のモダン禁止カード化の一因となった。
禁止によってオールインのコンボデッキとしては大幅に弱体化し消滅を余儀なくされたが、死の影を中心としたデッキ構成はビート・コントロールのジャンド死の影を始めとする様々な死の影デッキに受け継がれた。
サンプルレシピ
2015/2/20版
- コラムも参照のこと。
2015/3/6版
Super Crazy Zoo [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- コラムも参照のこと。
サンプルレシピ3
- 備考
- グランプリシャーロット16 ベスト8 (参考)
- 使用者:Sam Black
- フォーマット
Death's Shadow Aggro [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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サンプルレシピ4
- 備考
- グランプリビルバオ19 ベスト8(参考)
- 使用者:Julien Potier
- フォーマット
Super Crazy Zoo [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe禁止後のリスト。サイズが安定しなくなったステップのオオヤマネコ/Steppe Lynxがタルモゴイフ/Tarmogoyfに差し替えられている。
参考
- だらだらクソデッキ vol.6 -Super Crazy Zoo-
- Super Crazy Zoo調整録
- Super Crazy Zooのまわし方
- 以上、晴れる屋、著:伊藤敦
- 中村修平の「デイリー・デッキ」:Super Crazy Zoo(モダン)(マジック日本語公式ウェブサイト、著:中村修平)
- デッキ集