パワーストーン
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**[[能力]]のコストなどのほか、[[Transmute Artifact]]や[[マナ漏出/Mana Leak]]など[[呪文能力]]の[[解決]]中に支払うマナにも使用可能である。 | **[[能力]]のコストなどのほか、[[Transmute Artifact]]や[[マナ漏出/Mana Leak]]など[[呪文能力]]の[[解決]]中に支払うマナにも使用可能である。 | ||
− | **[[ | + | **[[追加コスト]]([[キッカー]]など)や[[代替コスト]]([[フラッシュバック]]など)、[[コスト増加カード]]によって増えたコストなどは、いずれも呪文を唱えるための[[総コスト]]の一部である({{CR|601.2f}})。アーティファクト呪文であればこれらにもパワーストーンのマナを使用できるが、非アーティファクト呪文であればいずれにも使用できない。 |
==解説== | ==解説== | ||
− | [[団結のドミナリア]]で追加されたアーティファクト・タイプ。[[パワーストーン/Powerstone]] | + | [[団結のドミナリア]]で追加されたアーティファクト・タイプ。[[ドミナリア/Dominaria]]における魔法の宝石、[[パワーストーン/Powerstone]]を表す。 |
− | + | 初出時はあくまで[[兄弟戦争]]に先駆けた顔見せという扱いであり<ref name="westand2">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dominaria-united-we-stand-part-2-2022-08-22 Dominaria United We Stand, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036257/ 『団結のドミナリア』にあり その2]([[Making Magic]] 2022年8月22日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>団結のドミナリアの[[生けるレガシー、カーン/Karn, Living Legacy]]と[[団結のドミナリア統率者デッキ]]の[[マナ・リグ/The Mana Rig]]の2枚のみがこのタイプを扱っていた。 | |
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+ | 続く[[兄弟戦争]]では予告通り使用カードが大幅に増加し、パワーストーンの[[サブタイプ]]を持つカードも登場した。全[[色]]と[[無色]]が使用可能な[[メカニズム]]であるが、[[赤]]にやや多く割り当てられている。 | ||
*団結のドミナリアの[[セット・デザイン]]段階では[[甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dominaria-united-states-design-part-2-2022-09-05 Dominaria United States of Design, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036288/ 『団結のドミナリア』デザイン演説 その2](Making Magic 2022年9月5日 Mark Rosewater著)</ref>などより多くの[[カード]]がパワーストーン・トークンを扱っていたが、開発が進むにつれ使用カードが減り続け、最終的に大規模な「前フリ」は必要ないと判断され前述の2枚にまで削減された<ref name="westand2"/>。 | *団結のドミナリアの[[セット・デザイン]]段階では[[甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dominaria-united-states-design-part-2-2022-09-05 Dominaria United States of Design, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036288/ 『団結のドミナリア』デザイン演説 その2](Making Magic 2022年9月5日 Mark Rosewater著)</ref>などより多くの[[カード]]がパワーストーン・トークンを扱っていたが、開発が進むにつれ使用カードが減り続け、最終的に大規模な「前フリ」は必要ないと判断され前述の2枚にまで削減された<ref name="westand2"/>。 | ||
+ | *パワーストーン・トークンを生成するカードは、全てタップ状態で生成するようになっている。これは複雑さの軽減とカードパワー調整の双方の面で良い結果をもたらした。<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/act-of-war-part-2 ACT OF WAR, PART 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036451/ 『戦争』行為 その2](Making Magic 2022年11月7日 Mark Rosewater著)</ref> | ||
+ | *兄弟戦争の時点で、このサブタイプを参照する[[カード]]は[[有角の石探し/Horned Stoneseeker]]しか存在しない。先述の通りこのサブタイプ自体に固有のルールが割り当てられているわけでもないので、実質的には[[フレイバー]]を表すか[[プレイヤー]]のカード理解を助けるために統一された用語であると言える。 | ||
+ | *過去にも[[パワーストーン/Powerstone]]を表すカードは存在しており、中には[[マナ・アーティファクト]]であるものも存在するが、団結のドミナリア時点では既存のカードにパワーストーンのタイプが追加された事例はない。 | ||
+ | **[[摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone|摩滅していたり]]、[[砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone|砕けて]][[パワーストーンの破片/Powerstone Shard|いたり]]した方がマナの自由度が高い。絶大な魔力を持っていたが、不完全になり魔力が弱まったために使いやすくなったのだろうか。 | ||
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2024年10月23日 (水) 17:16時点における最新版
パワーストーン/Powerstoneは、アーティファクト・タイプの1つ。
Stone Retrieval Unit / 岩石回収機 (4)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
岩石回収機が戦場に出たとき、パワーストーン(Powerstone)・トークン1つをタップ状態で生成する。(それは、「(T):(◇)を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。」を持つアーティファクトである。)
2/3The Mightstone and Weakstone / マイトストーンとウィークストーン (5)
伝説のアーティファクト — パワーストーン(Powerstone)
伝説のアーティファクト — パワーストーン(Powerstone)
マイトストーンとウィークストーンが戦場に出たとき、以下から1つを選ぶ。
・カード2枚を引く。
・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-5/-5の修整を受ける。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。
(《護国卿、ウルザ/Urza, Lord Protector》と合体する。)
目次 |
[編集] ルール
効果が「パワーストーン(Powerstone)・トークンを生成する」場合、「(T):(◇)を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。」を持つ、無色のパワーストーン・アーティファクト・トークンを生成する。
- このトークンが持つ起動型能力はマナ能力である。
- このルールはトークンの定義に対してのルールであり(定義済みのトークン)、基本土地タイプのようにパワーストーンというサブタイプによってマナ能力を得ているわけではない。
- このマナは、「呪文を唱える」以外の用途に使う上では制約が無い。
[編集] 解説
団結のドミナリアで追加されたアーティファクト・タイプ。ドミナリア/Dominariaにおける魔法の宝石、パワーストーン/Powerstoneを表す。
初出時はあくまで兄弟戦争に先駆けた顔見せという扱いであり[1]団結のドミナリアの生けるレガシー、カーン/Karn, Living Legacyと団結のドミナリア統率者デッキのマナ・リグ/The Mana Rigの2枚のみがこのタイプを扱っていた。
続く兄弟戦争では予告通り使用カードが大幅に増加し、パワーストーンのサブタイプを持つカードも登場した。全色と無色が使用可能なメカニズムであるが、赤にやや多く割り当てられている。
- 団結のドミナリアのセット・デザイン段階では甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare[2]などより多くのカードがパワーストーン・トークンを扱っていたが、開発が進むにつれ使用カードが減り続け、最終的に大規模な「前フリ」は必要ないと判断され前述の2枚にまで削減された[1]。
- パワーストーン・トークンを生成するカードは、全てタップ状態で生成するようになっている。これは複雑さの軽減とカードパワー調整の双方の面で良い結果をもたらした。[3]
- 兄弟戦争の時点で、このサブタイプを参照するカードは有角の石探し/Horned Stoneseekerしか存在しない。先述の通りこのサブタイプ自体に固有のルールが割り当てられているわけでもないので、実質的にはフレイバーを表すかプレイヤーのカード理解を助けるために統一された用語であると言える。
- 過去にもパワーストーン/Powerstoneを表すカードは存在しており、中にはマナ・アーティファクトであるものも存在するが、団結のドミナリア時点では既存のカードにパワーストーンのタイプが追加された事例はない。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 Dominaria United We Stand, Part 2/『団結のドミナリア』にあり その2(Making Magic 2022年8月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ Dominaria United States of Design, Part 2/『団結のドミナリア』デザイン演説 その2(Making Magic 2022年9月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ ACT OF WAR, PART 2/『戦争』行為 その2(Making Magic 2022年11月7日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 205 タイプ行
- 205.3 サブタイプ
- 205.3g アーティファクトにはそれ専用のサブタイプ群が存在する。それらのサブタイプはアーティファクト・タイプと呼ばれる。アーティファクト・タイプには、「アトラクション/Attraction」(rule 717 参照)「血/Blood」「手掛かり/Clue」「からくり/Contraption」「装備品/Equipment」(rule 301.5 参照)「食物/Food」「城砦/Fortification」(rule 301.6 参照)「金/Gold」「培養器/Incubator」「地図/Map」「パワーストーン/Powerstone」「宝物/Treasure」「機体/Vehicle」(rule 301.7 参照)がある。
- 205.3 サブタイプ
- 205 タイプ行
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方