祖先の幻視/Ancestral Vision

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(15人の利用者による、間の24版が非表示)
3行: 3行:
 
[[待機]]持ちになって帰ってきた[[Ancestral Recall]]。
 
[[待機]]持ちになって帰ってきた[[Ancestral Recall]]。
  
効果が出るまでにタイムラグはあるものの、わずか1[[マナ]]で3枚[[ドロー]]は驚異。
+
実際に[[カード]]を[[引く]]までにタイムラグがあるものの、わずか1[[マナ]]で3枚引ける驚異の[[コスト・パフォーマンス]]は健在。[[ソーサリー]]になっているため待機コストを[[メイン・フェイズ]]に先払いしなければならないものの、非常に[[軽い]]ため[[打ち消す|カウンター]]などのマナを残しやすく、隙は小さくて済む。使いやすさは抜群で、[[青]]を含む[[デッキ]]なら幅広く採用できる強力な[[呪文]]である。
[[打ち消し]]のためのマナも残しやすく、使いやすさは抜群。待機も長期戦を基本とする[[パーミッション]][[デッキ]]の形に合っている。
+
  
やはり序盤に引いてすぐに待機させるのが理想だが、中盤に引いても効果の発生が遅い代わりに隙の少ない[[集中/Concentrate]]なので、悪くはない。
+
とはいえやはり待機でしか使えず即座に[[効果]]を発揮できないのは決して小さくない欠点であり、中盤以降には[[手札]][[腐る|腐って]]しまいやすい。[[パーミッション]]デッキなど長期戦を意識した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]ならばそれほど問題にならないのだが、そこまで時間をかけられない[[クロック・パーミッション]]系のデッキではその点を嫌って採用が見送られたり枚数を減らされたりというケースも多い。
しかし、その遅さ故にここぞという時に使えなかったり、相手にプレイするタイミングを知られてしまうので、[[カウンター]]の良い的にされたり、酷い時には[[盗用/Plagiarize]][[分流/Shunt]]されるということも。
+
  
 +
待機以外の[[代替コスト]]を与えて[[唱える]]と即座に3枚引けるため非常に強力。[[続唱]]と相性がよく、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]型の[[続唱 (デッキ)|続唱デッキ]]にありがちな「軽くて[[効果]]の小さいカードの枚数を増やすと続唱の効率が悪くなる、しかし減らしすぎると序盤に動きづらくデッキ全体の安定感が落ちる」というジレンマに対して、待機で唱えてよし、続唱でめくれてもよし、どちらでも有効なこのカードは最適な解答となる。他にも[[ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers]]などとも好相性([[青黒赤コントロール#モダン|グリクシスコントロール]])。しかし[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]など、噛み合わないものも一部存在するため、[[代替コスト]]のルールをよく把握して使いたい。
  
*これに関するルールは「[[マナ・コストの無いカード]]」の項も参照。
+
[[モダン]]では公式[[フォーマット]]化と同時に[[禁止カード]]であったが、2016年4月8日よりコントロールデッキの強化を期待され、禁止解除された。
*[[ソーサリー]]なので、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]に刻印は出来ない。
+
*[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]に刻印することは可能である。このためだけに使う場合、[[Ancestral Recall]]よりも刻印のコストが不要な点で優秀であるとは言える。
+
  
==[[サイクル]]==
+
*これに関するルールは「[[マナ・コストの無いカード]]」の項も参照。
[[マナ・コストの無いカード|時のらせん]][[マナ・コストが無い]][[待機]][[カード]]
+
*待機呪文すべてに共通することではあるが、[[唱える]]タイミングを[[対戦相手]]に知られてしまうため、カウンターを準備されやすいという弱点がある。特に祖先の幻視の場合は[[盗用/Plagiarize]][[分流/Shunt]]などの天敵が存在するため、その弱点が他の待機呪文よりも若干厳しい。
いずれも過去のカードのリメイク。
+
*同じく青の優秀なドローカードである[[血清の幻視/Serum Visions]]もフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。
  
*[[均衡の復元/Restore Balance]]
+
==関連カード==
<!-- -[[祖先の幻視/Ancestral Vision]] -->
+
===サイクル===
*[[死せる生/Living End]]
+
{{サイクル/時のらせんのマナ・コストを持たない待機カード}}
*[[命運の輪/Wheel of Fate]]
+
*[[超起源/Hypergenesis]]
+
*[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]
+
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:時のらせんブロック]]
+
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]

2021年6月16日 (水) 20:55時点における最新版


Ancestral Vision / 祖先の幻視
〔青〕 ソーサリー

待機4 ― (青)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(青)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが4個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。


待機持ちになって帰ってきたAncestral Recall

実際にカード引くまでにタイムラグがあるものの、わずか1マナで3枚引ける驚異のコスト・パフォーマンスは健在。ソーサリーになっているため待機コストをメイン・フェイズに先払いしなければならないものの、非常に軽いためカウンターなどのマナを残しやすく、隙は小さくて済む。使いやすさは抜群で、を含むデッキなら幅広く採用できる強力な呪文である。

とはいえやはり待機でしか使えず即座に効果を発揮できないのは決して小さくない欠点であり、中盤以降には手札腐ってしまいやすい。パーミッションデッキなど長期戦を意識したコントロールデッキならばそれほど問題にならないのだが、そこまで時間をかけられないクロック・パーミッション系のデッキではその点を嫌って採用が見送られたり枚数を減らされたりというケースも多い。

待機以外の代替コストを与えて唱えると即座に3枚引けるため非常に強力。続唱と相性がよく、コントロール型の続唱デッキにありがちな「軽くて効果の小さいカードの枚数を増やすと続唱の効率が悪くなる、しかし減らしすぎると序盤に動きづらくデッキ全体の安定感が落ちる」というジレンマに対して、待機で唱えてよし、続唱でめくれてもよし、どちらでも有効なこのカードは最適な解答となる。他にもゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellersなどとも好相性(グリクシスコントロール)。しかし瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageなど、噛み合わないものも一部存在するため、代替コストのルールをよく把握して使いたい。

モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードであったが、2016年4月8日よりコントロールデッキの強化を期待され、禁止解除された。

  • これに関するルールは「マナ・コストの無いカード」の項も参照。
  • 待機呪文すべてに共通することではあるが、唱えるタイミングを対戦相手に知られてしまうため、カウンターを準備されやすいという弱点がある。特に祖先の幻視の場合は盗用/Plagiarize分流/Shuntなどの天敵が存在するため、その弱点が他の待機呪文よりも若干厳しい。
  • 同じく青の優秀なドローカードである血清の幻視/Serum Visionsもフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

時のらせんマナ・コストを持たない待機カードサイクル単色ソーサリー5枚と無色アーティファクト1枚から成る。いずれも過去のカードのリメイク稀少度レア時のらせんリマスターでは、単色の5枚は神話レア再録された)。

[編集] 参考

QR Code.gif