アラビアンナイト
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『[[Wikipedia:ja:千夜一夜物語|千夜一夜物語(Arabian Nights)]]』を題材としており、[[カード名]]にアラビア語を使ったカードが多い<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-naming-arabian-nights-2002-08-09 MAGIC: THE NAMING--ARABIAN NIGHTS](Feature 2002年8月9日 [[Michael G. Ryan]]著)</ref>ほか、[[Library of Alexandria]]や[[Bazaar of Baghdad]]など、実際に存在する固有名詞もいくつか見られる。これらはのちに「舞台となっている世界はアラビア風の[[ラバイア/Rabiah]]と呼ばれる[[次元/Plane]]である」という設定が与えられた。 | 『[[Wikipedia:ja:千夜一夜物語|千夜一夜物語(Arabian Nights)]]』を題材としており、[[カード名]]にアラビア語を使ったカードが多い<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/magic-naming-arabian-nights-2002-08-09 MAGIC: THE NAMING--ARABIAN NIGHTS](Feature 2002年8月9日 [[Michael G. Ryan]]著)</ref>ほか、[[Library of Alexandria]]や[[Bazaar of Baghdad]]など、実際に存在する固有名詞もいくつか見られる。これらはのちに「舞台となっている世界はアラビア風の[[ラバイア/Rabiah]]と呼ばれる[[次元/Plane]]である」という設定が与えられた。 | ||
− | [[コイン投げ]]や、[[ペナルティ能力]]を併せ持つ[[大型クリーチャー]]の[[ジン]]&[[イフリート]]、[[対エキスパンションカード]]、当時は[[キーワード能力]]化されていなかった[[絆魂]]([[魂の絆/Spirit Link]]能力)など、後々の[[カード・セット]] | + | [[コイン投げ]]や、[[ペナルティ能力]]を併せ持つ[[大型クリーチャー]]の[[ジン]]&[[イフリート]]、[[対エキスパンションカード]]、当時は[[キーワード能力]]化されていなかった[[絆魂]]([[魂の絆/Spirit Link]]能力)など、後々の[[カード・セット]]に影響を与える[[ギミック]]/[[メカニズム]]の萌芽をこのセットに見ることができる。 |
有名なカードは[[Ali from Cairo]]、[[Bazaar of Baghdad]]、[[真鍮の都/City of Brass]]、[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]、[[Juzam Djinn]]、[[セレンディブのイフリート/Serendib Efreet]]、[[密林の猿人/Kird Ape]]、[[Library of Alexandria]]、[[Old Man of the Sea]]、[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]など。 | 有名なカードは[[Ali from Cairo]]、[[Bazaar of Baghdad]]、[[真鍮の都/City of Brass]]、[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]]、[[Juzam Djinn]]、[[セレンディブのイフリート/Serendib Efreet]]、[[密林の猿人/Kird Ape]]、[[Library of Alexandria]]、[[Old Man of the Sea]]、[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]など。 | ||
− | *実は、印刷直前までカード[[裏面]]が別の色で刷られ、簡単にエキスパンションの区別がつけられる予定だった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/almost-different-back-2002-08-05 The Almost Different Back] | + | *いくつかのカードにおいて、印刷された[[マナ・シンボル]]の色が微妙に異なるバージョン違いが存在する<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/versus-b-2002-08-08 (a) versus (b)](Arcana [[2002年]]8月8日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。 |
− | **そのため当初は[[基本土地]]も収録される予定だったが、取りやめになった。だが手違いで[[山/Mountain]]のみが収録されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/25-random-things-about-magic-2009-02-16 25 Random Things About Magic] | + | *実は、印刷直前までカード[[裏面]]が別の色で刷られ、簡単にエキスパンションの区別がつけられる予定だった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/almost-different-back-2002-08-05 The Almost Different Back](Feature 2002年8月5日)</ref>。裏面のデザインに変更を加えないという英断は最終期限数分前に[[Skaff Elias]]によってなされたが、この決定が20年以上(そして今後も)楽しまれるカードゲームを生み出す要因の1つになった。 |
− | *[[2003年]]12月、アラビアンナイトの未開封カートン(60パック入りディスプレイ*10箱)がアメリカのゲームコンベンションでのオークションに登場し、95,000ドル(当時の為替レートで約1,000万円)で落札された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/classic-developments-2003-12-19 Classic Developments] | + | **そのため当初は[[基本土地]]も収録される予定だったが、取りやめになった。だが手違いで[[山/Mountain]]のみが収録されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/25-random-things-about-magic-2009-02-16 25 Random Things About Magic]([[Making Magic]] [[2009年]]2月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
+ | *[[2003年]]12月、アラビアンナイトの未開封カートン(60パック入りディスプレイ*10箱)がアメリカのゲームコンベンションでのオークションに登場し、95,000ドル(当時の為替レートで約1,000万円)で落札された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/classic-developments-2003-12-19 Classic Developments]([[Latest Developments]] [[2003年]]12月20日)</ref>。 | ||
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/arabian-nights 製品情報]([[WotC]]) | *[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/arabian-nights 製品情報]([[WotC]]) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/nights-round-table-2007-02-26 Nights of the Round Table]([[Daily MTG]] [[2007年]]2月26日) - [[次元の混乱]]ウィークの「もしも」企画、マジック黎明期に[[Daily MTG]]が存在していたらというアラビアンナイトのプレビュー記事 | ||
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2021年1月17日 (日) 08:44時点における最新版
アラビアンナイト/Arabian Nights | |
シンボル | 円月刀 |
略号 | AN, ARN |
発売日 | 1993年12月17日 |
セット枚数 | 全78種類 |
アラビアンナイト/Arabian Nightsは、マジックの生みの親Richard Garfieldがセットデザイン・デベロップメントを手がけた、マジック初のエキスパンション。1993年12月17日に発売された。1パック8枚入りで変則的な稀少度による封入がされており、初期エキスパンションブースターの雛型となった。
目次 |
[編集] 概要
『千夜一夜物語(Arabian Nights)』を題材としており、カード名にアラビア語を使ったカードが多い[1]ほか、Library of AlexandriaやBazaar of Baghdadなど、実際に存在する固有名詞もいくつか見られる。これらはのちに「舞台となっている世界はアラビア風のラバイア/Rabiahと呼ばれる次元/Planeである」という設定が与えられた。
コイン投げや、ペナルティ能力を併せ持つ大型クリーチャーのジン&イフリート、対エキスパンションカード、当時はキーワード能力化されていなかった絆魂(魂の絆/Spirit Link能力)など、後々のカード・セットに影響を与えるギミック/メカニズムの萌芽をこのセットに見ることができる。
有名なカードはAli from Cairo、Bazaar of Baghdad、真鍮の都/City of Brass、アーナム・ジン/Erhnam Djinn、Juzam Djinn、セレンディブのイフリート/Serendib Efreet、密林の猿人/Kird Ape、Library of Alexandria、Old Man of the Sea、ルフ鳥の卵/Rukh Eggなど。
- いくつかのカードにおいて、印刷されたマナ・シンボルの色が微妙に異なるバージョン違いが存在する[2]。
- 実は、印刷直前までカード裏面が別の色で刷られ、簡単にエキスパンションの区別がつけられる予定だった[3]。裏面のデザインに変更を加えないという英断は最終期限数分前にSkaff Eliasによってなされたが、この決定が20年以上(そして今後も)楽しまれるカードゲームを生み出す要因の1つになった。
- そのため当初は基本土地も収録される予定だったが、取りやめになった。だが手違いで山/Mountainのみが収録されている[4]。
- 2003年12月、アラビアンナイトの未開封カートン(60パック入りディスプレイ*10箱)がアメリカのゲームコンベンションでのオークションに登場し、95,000ドル(当時の為替レートで約1,000万円)で落札された[5]。
[編集] レイアウトの変更点
カードレイアウトに変更が行われている。
- タイプ行にエキスパンション・シンボルが印刷されるようになった。詳細はエキスパンション・シンボルの項を参照。
- カードの枠が狭まりイラストと文章欄がより広くなった。アンリミテッド・エディションと英語版のリバイズドを除き、アライアンスまでの間、各言語においてこのレイアウトが踏襲されることになった。
[編集] 主な開発スタッフ
- デザイン - Richard Garfield (参考)
- デベロップ・チーム - Richard Garfield、Skaff Elias、Jim Lin、Chris Page、Dave Pettey (参考1、参考2)
- アート・ディレクター - Jesper Myrfors (参考)
[編集] 関連ページ
- 製品情報(WotC)
- Nights of the Round Table(Daily MTG 2007年2月26日) - 次元の混乱ウィークの「もしも」企画、マジック黎明期にDaily MTGが存在していたらというアラビアンナイトのプレビュー記事
- ↑ MAGIC: THE NAMING--ARABIAN NIGHTS(Feature 2002年8月9日 Michael G. Ryan著)
- ↑ (a) versus (b)(Arcana 2002年8月8日 Wizards of the Coast著)
- ↑ The Almost Different Back(Feature 2002年8月5日)
- ↑ 25 Random Things About Magic(Making Magic 2009年2月16日 Mark Rosewater著)
- ↑ Classic Developments(Latest Developments 2003年12月20日)
[編集] 参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:アラビアンナイト
- カードセット一覧