魂売り/Spiritmonger
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[[軽い]][[追放]]除去がある環境では信頼性は弱まるものの、決定力が高いことから、旧[[エクステンデッド]]の[[PT Junk]]では[[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]]と並び[[フィニッシャー]]を勤めることがあった。 | [[軽い]][[追放]]除去がある環境では信頼性は弱まるものの、決定力が高いことから、旧[[エクステンデッド]]の[[PT Junk]]では[[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]]と並び[[フィニッシャー]]を勤めることがあった。 | ||
− | *[ | + | *名前・能力より先にイラストがデザインされている珍しいカード<ref>[https://web.archive.org/web/20021031111857/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0102 Ask Wizards - January, 2002(Internet Archive)](Feature 2002年1月1日)</ref>。 |
+ | **[[1999年]]秋に開催されたデザイン企画「[https://web.archive.org/web/19991129045956/http://www.wizards.com/Magic/starter/playmagic/createcreature.asp Create a Creature contest(リンク先はInternet Archive)]」に応募されたアイデアから[[Glen Angus]]がイラストの原案を作り上げ、プレイヤーからの投票で1位を勝ち取りカード化の権利を得た。原案では木の棍棒を持ち死霊の防護壁を張るなど[[黒緑]]らしい要素が強く、対抗色をテーマとするアポカリプスで収録を許されるまで多少の時間を要した<ref>[https://web.archive.org/web/20010520182301/http://wizards.com:80/magic/expert/apocalypse/ap_article_rememberme.asp Apocalypse Article: Remember Me?(Internet Archive)]([[2001年]] [[Daniel Stahl]])- 当時のArt Priview</ref>。 | ||
+ | **世に出た際の{{Gatherer|id=28009|イラスト}}もGlenが担当している。 | ||
*2007年度の[[グランプリ]]では、参加賞として[[Kev Walker]]による新規[[絵|イラスト]]・[[新枠]]の[[プロモーション・カード]]が配布された。 | *2007年度の[[グランプリ]]では、参加賞として[[Kev Walker]]による新規[[絵|イラスト]]・[[新枠]]の[[プロモーション・カード]]が配布された。 | ||
− | *[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]として[[再録]] | + | *[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]として[[再録]]が検討されたが、テストプレイの結果、案の定あまりにも強力すぎ、新しいカードが見向きもされなくなるのではないかと思われるほどだった。そうなってしまってはタイムシフトの存在そのものが疑問視されかねないため、代わりに[[ヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dal]]が収録された<ref>[https://web.archive.org/web/20150125141700/http://magic.wizards.com:80/en/articles/archive/latest-developments/not-their-time-2006-10-06 Not Their Time(Internet Archive)](Latest Developments [[2006年]]10月6日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。 |
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*[[第8版]]・[[第9版]]の[[飛行/Flight]]の{{Gatherer|id=45236|イラスト}}にも登場している。 | *[[第8版]]・[[第9版]]の[[飛行/Flight]]の{{Gatherer|id=45236|イラスト}}にも登場している。 | ||
*[[メルカディアン・マスクス]]に登場する「[[モンガー|売り/Monger]]」[[サイクル]]とは一切関係ない。 | *[[メルカディアン・マスクス]]に登場する「[[モンガー|売り/Monger]]」[[サイクル]]とは一切関係ない。 | ||
− | *その強力さから、しばしば[[変異種/Morphling]]や[[マスティコア/Masticore]] | + | *その強力さから、しばしば[[変異種/Morphling]]や[[マスティコア/Masticore]]などと共に「[[最強クリーチャー]]」議論で名が挙がることも。 |
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+ | ==出典== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://www.wizards.com/ | + | *[https://web.archive.org/web/20000510211216/http://www.wizards.com:80/Magic/starter/playmagic/createacreature/spiritmonger.asp Spirit Monger(Internet Archive)]- Create a Creature contest応募アイデア・イラスト原案 |
+ | **応募時の名前は「Spirit Monger」と2語に分かれている。 | ||
*[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アポカリプス]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:コンスピラシー]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[レア]] |
2024年1月31日 (水) 18:57時点における最新版
Spiritmonger / 魂売り (3)(黒)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast)
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
5マナ6/6の強力な基本性能に加え、複数のメリット能力を詰め込んだバーゲンセールのようなクリーチャー。鶴田慶之評して「何がどうなっているのか、よくわからない」。
アポカリプスの露骨に強力な対抗色カードの代表格であり、これの登場によってトーナメントから姿を消した緑の大型クリーチャーは多い。
能力の一つ一つは地味ながら小回りが効くものであり、単純なパンチ力よりもむしろ汎用性が高まっている。
- +1/+1カウンターで強化される能力
- いわゆる吸血能力の強化版で、ダメージを与えたクリーチャーが墓地に置かれなくても強化できる。回避能力を持たないことからチャンプブロックで凌がれやすいのが明確な弱点であるが、この能力によってじわじわとサイズアップが図れるため、ブロッカーを一掃した後、2~3ターンでゲームを決めることができる。
- 再生
- 登場当時の除去はたいてい再生を許さなかったため除去耐性にはあまりならなかったが、ダメージへの耐性として機能した。シヴのワーム/Shivan Wurmなどのより大きなクリーチャーや、チャンプブロックと火力の合わせ技などに強い。そのため強化能力との相性もなかなか。
- 色変更
- 当時のサイドボード常連であった防御円を突破でき、また殺戮/Slayや冬眠/Hibernationなどの色対策カードを無効化することもできる。
- プロテクション持ちのほとんどは色を参照するため、1体の小型クリーチャーに足を止められてしまう心配が少ない。
当時対処できたのは終止/Terminateや神の怒り/Wrath of Godといったごく一部のカードのみ。あとは打ち消すか排撃/Repulseなどのバウンスで時間を稼ぐかしかなかった。
The Rockなどの主力になった他、パーミッションでもこれをフィニッシャーに据えた物もあった(→カウンターモンガー)。また、これを導入するためだけにファイアーズに黒をタッチした、ダークファイアーズという亜種が生まれた。
軽い追放除去がある環境では信頼性は弱まるものの、決定力が高いことから、旧エクステンデッドのPT Junkでは秘教の処罰者/Mystic Enforcerと並びフィニッシャーを勤めることがあった。
- 名前・能力より先にイラストがデザインされている珍しいカード[1]。
- 1999年秋に開催されたデザイン企画「Create a Creature contest(リンク先はInternet Archive)」に応募されたアイデアからGlen Angusがイラストの原案を作り上げ、プレイヤーからの投票で1位を勝ち取りカード化の権利を得た。原案では木の棍棒を持ち死霊の防護壁を張るなど黒緑らしい要素が強く、対抗色をテーマとするアポカリプスで収録を許されるまで多少の時間を要した[2]。
- 世に出た際のイラストもGlenが担当している。
- 2007年度のグランプリでは、参加賞としてKev Walkerによる新規イラスト・新枠のプロモーション・カードが配布された。
- 時のらせんのタイムシフトとして再録が検討されたが、テストプレイの結果、案の定あまりにも強力すぎ、新しいカードが見向きもされなくなるのではないかと思われるほどだった。そうなってしまってはタイムシフトの存在そのものが疑問視されかねないため、代わりにヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dalが収録された[3]。
- 第8版・第9版の飛行/Flightのイラストにも登場している。
- メルカディアン・マスクスに登場する「売り/Monger」サイクルとは一切関係ない。
- その強力さから、しばしば変異種/Morphlingやマスティコア/Masticoreなどと共に「最強クリーチャー」議論で名が挙がることも。
[編集] 出典
- ↑ Ask Wizards - January, 2002(Internet Archive)(Feature 2002年1月1日)
- ↑ Apocalypse Article: Remember Me?(Internet Archive)(2001年 Daniel Stahl)- 当時のArt Priview
- ↑ Not Their Time(Internet Archive)(Latest Developments 2006年10月6日 Aaron Forsythe著)
[編集] 参考
- Spirit Monger(Internet Archive)- Create a Creature contest応募アイデア・イラスト原案
- 応募時の名前は「Spirit Monger」と2語に分かれている。
- カード個別評価:アポカリプス - レア
- カード個別評価:コンスピラシー - レア
- カード個別評価:ドミナリア・リマスター - アンコモン
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - レア
- カード個別評価:Vintage Masters - レア