巨像の鎚/Colossus Hammer

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どんな[[クリーチャー]]も[[コロ助|巨像]]並みの[[サイズ]]にしてしまう[[装備品]]。ただしあまりに重いせいか[[飛行]]を失ってしまう。
 
どんな[[クリーチャー]]も[[コロ助|巨像]]並みの[[サイズ]]にしてしまう[[装備品]]。ただしあまりに重いせいか[[飛行]]を失ってしまう。
  
飛行以外の[[回避能力]]があれば[[フィニッシャー]]級のサイズになる。特に[[トランプル]][[二段攻撃]]あたりは相性が極めて良い。
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圧倒的な[[修整]]により、どんなクリーチャーでも[[フィニッシャー]]に早変わり。ただし当然、[[装備]][[コスト]]が非常識なまでに[[重い]]。8[[マナ]]も出せるくらいなら、他にいくらでも[[勝利]]手段が用意できる。
  
[[マナ・コスト]]は非常に軽いが、問題は[[装備]][[コスト]]の重さ。8[[マナ]]も出せるくらいなら、他にも勝ち筋が用意できる。[[構築]]で使いたいのであれば、[[純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin]]等で装備コストの踏み倒しを狙いたい。設置するだけなら1マナなので、[[純鋼ストーム]]に組み込んで対戦相手の意表を突くのも面白いだろう。
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[[構築]]での実用性を考えると、馬鹿正直に8マナを捻出して使うのは非現実的であり、[[コンボ]]によって活用するのが前提となるだろう。幸いにして[[マナ・コスト]]だけなら1マナと[[軽い]]ため、「[[戦場に出す]]」ところまでは容易。その先の「装備する」ところをうまくごまかしてやればよい。
  
[[スタンダード]]では1[[ターン]]目にこれを出し、2ターン目に[[供犠の仮面/Mask of Immolation]]を出した後、3ターン目に[[崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer]]の能力で[[クリーチャー]]・[[トークン]]が装備している供犠の仮面/Mask of Immolationをこれの[[コピー]]にしてしまえば最速で使える。少々重いが、[[手慣れた複製/Masterful Replication]]があれば装備品すべてをこれのコピーにできる。
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装備する手段としては、大別して
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#装備コストを踏み倒す手段を用いる。
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#他の[[カード]][[コピー]]にする手段を用いる。
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#*「あらかじめ装備させておいた装備品を、これに変える」ことで、無理やり装備している状態を作る。その後、コピー[[効果]]が切れる前に攻撃する。
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#*「これを、装備コストが軽い装備品に変える」ことで、軽いコストで装備する。その後、コピー効果が切れるのを待つ。
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という方向性が考えられる。
  
1度の[[攻撃]]で[[対戦相手|相手]]を倒しきれない場合、他の装備品をこれのコピーにするのではなく、これを他の装備品のコピーにしてから装備させることも考えよう。この場合奇襲性はなくなるが、コピー手段がなくなっても巨大な[[サイズ]]修正を受け続けられるメリットが有る。
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[[スタンダード]]に限っても、[[アーティファクト]]を他のアーティファクトのコピーに変更する[[能力]]を持つ[[崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer]]によって[[コンボ]]が可能。1[[ターン]]目にこれを出し、2ターン目に[[供犠の仮面/Mask of Immolation]]を出した後、3ターン目にサヒーリの[[忠誠度能力]]で[[クリーチャー]]・[[トークン]]が装備している供犠の仮面をこれの[[コピー]]にしてしまえば最速で使える。少々重いが、[[手慣れた複製/Masterful Replication]]があれば装備品すべてをこれのコピーにできる。
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[[モダン]]以下の[[環境]]では[[純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin]]、[[コーの装具役/Kor Outfitter]]、[[シガルダの助け/Sigarda's Aid]]などの相性のよいカードが多数存在するためより工夫の余地が大きく、[[Timmy, Johnny, and Spike|ジョニー]]魂の見せ所。実際、シガルダの助けとの組み合わせは[[ハンマータイム]]というデッキとして成立した。
  
 
[[リミテッド]]では[[コンボパーツ]]が揃いにくいので8マナに到達できるまでは何もしない[[置物]]になりがち。[[名高い武器職人/Renowned Weaponsmith]]など[[マナ加速]]手段をピックできれば採用を検討できるか。
 
[[リミテッド]]では[[コンボパーツ]]が揃いにくいので8マナに到達できるまでは何もしない[[置物]]になりがち。[[名高い武器職人/Renowned Weaponsmith]]など[[マナ加速]]手段をピックできれば採用を検討できるか。
  
*クリーチャーが巨像の槌を装備した後に、そのクリーチャーに[[天使の贈り物/Angelic Gift]]など他の[[継続的効果]]が飛行を与えたなら、その飛行は失われることはない。
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==ルール==
**装備品の[[タイムスタンプ]]はクリーチャーに装備されるごとに更新されることに注意。一度巨像の槌が[[はずれる|はずれて]]再びそのクリーチャーに装備し直されたなら飛行を失うことになる。
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*装備したクリーチャーに飛行を与える[[継続的効果]]があるなら、それらは[[タイムスタンプ]]順に処理され最終的に飛行を持つか持たないか決まる。装備品の[[タイムスタンプ]]はクリーチャーに装備されるごとに更新されることに注意。
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**例:[[墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus]]は「(1):ターン終了時まで、墨蛾の生息地は飛行と感染を持つ1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ちらつき蛾(Blinkmoth)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。」という能力を持つ。[[クリーチャー化]]させた墨蛾の生息地に巨像の鎚を装備させた場合、墨蛾の生息地は飛行を失うが、もう一度クリーチャー化の能力を起動すると巨像の鎚より新しいタイムスタンプで飛行を与える継続的効果が発生するためそれは飛行を持つ。
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**例:[[天使の幼獣/Angelic Cub]]は「天使の幼獣の上に3個以上の[[+1/+1カウンター]]があるかぎり、これは飛行を持つ。」という能力を持つ。これは[[常在型能力]]によるものであるため、条件の達成未達成に依らずタイムスタンプは天使の幼獣が戦場に存在したときである。天使の幼獣に巨像の鎚を装備させた場合、その後に天使の幼獣の上に3個以上の+1/+1カウンターが置かれたとしてもタイムスタンプは巨像の鎚の方が新しいため天使の幼獣は飛行を失う。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]([[イクサラン:失われし洞窟#宝の山ボックストッパー/Treasure Trove Box Topper|宝の山ボックストッパー]]) - [[アンコモン]]

2024年7月28日 (日) 21:13時点における最新版


Colossus Hammer / 巨像の鎚 (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+10/+10の修整を受け飛行を失う。
装備(8)((8):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


どんなクリーチャー巨像並みのサイズにしてしまう装備品。ただしあまりに重いせいか飛行を失ってしまう。

圧倒的な修整により、どんなクリーチャーでもフィニッシャーに早変わり。ただし当然、装備コストが非常識なまでに重い。8マナも出せるくらいなら、他にいくらでも勝利手段が用意できる。

構築での実用性を考えると、馬鹿正直に8マナを捻出して使うのは非現実的であり、コンボによって活用するのが前提となるだろう。幸いにしてマナ・コストだけなら1マナと軽いため、「戦場に出す」ところまでは容易。その先の「装備する」ところをうまくごまかしてやればよい。

装備する手段としては、大別して

  1. 装備コストを踏み倒す手段を用いる。
  2. 他のカードコピーにする手段を用いる。
    • 「あらかじめ装備させておいた装備品を、これに変える」ことで、無理やり装備している状態を作る。その後、コピー効果が切れる前に攻撃する。
    • 「これを、装備コストが軽い装備品に変える」ことで、軽いコストで装備する。その後、コピー効果が切れるのを待つ。

という方向性が考えられる。

スタンダードに限っても、アーティファクトを他のアーティファクトのコピーに変更する能力を持つ崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificerによってコンボが可能。1ターン目にこれを出し、2ターン目に供犠の仮面/Mask of Immolationを出した後、3ターン目にサヒーリの忠誠度能力クリーチャートークンが装備している供犠の仮面をこれのコピーにしてしまえば最速で使える。少々重いが、手慣れた複製/Masterful Replicationがあれば装備品すべてをこれのコピーにできる。

モダン以下の環境では純鋼の聖騎士/Puresteel Paladinコーの装具役/Kor Outfitterシガルダの助け/Sigarda's Aidなどの相性のよいカードが多数存在するためより工夫の余地が大きく、ジョニー魂の見せ所。実際、シガルダの助けとの組み合わせはハンマータイムというデッキとして成立した。

リミテッドではコンボパーツが揃いにくいので8マナに到達できるまでは何もしない置物になりがち。名高い武器職人/Renowned Weaponsmithなどマナ加速手段をピックできれば採用を検討できるか。

[編集] ルール

  • 装備したクリーチャーに飛行を与える継続的効果があるなら、それらはタイムスタンプ順に処理され最終的に飛行を持つか持たないか決まる。装備品のタイムスタンプはクリーチャーに装備されるごとに更新されることに注意。
    • 例:墨蛾の生息地/Inkmoth Nexusは「(1):ターン終了時まで、墨蛾の生息地は飛行と感染を持つ1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ちらつき蛾(Blinkmoth)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。」という能力を持つ。クリーチャー化させた墨蛾の生息地に巨像の鎚を装備させた場合、墨蛾の生息地は飛行を失うが、もう一度クリーチャー化の能力を起動すると巨像の鎚より新しいタイムスタンプで飛行を与える継続的効果が発生するためそれは飛行を持つ。
    • 例:天使の幼獣/Angelic Cubは「天使の幼獣の上に3個以上の+1/+1カウンターがあるかぎり、これは飛行を持つ。」という能力を持つ。これは常在型能力によるものであるため、条件の達成未達成に依らずタイムスタンプは天使の幼獣が戦場に存在したときである。天使の幼獣に巨像の鎚を装備させた場合、その後に天使の幼獣の上に3個以上の+1/+1カウンターが置かれたとしてもタイムスタンプは巨像の鎚の方が新しいため天使の幼獣は飛行を失う。

[編集] 参考

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