赤白コントロール
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+ | [[Category:モダンデッキ]] | ||
+ | [[Category:レガシーデッキ]] |
2024年7月4日 (木) 23:33時点における最新版
赤白コントロール(Red-White Control) は、赤白の2色で構成されるコントロールデッキ。
目次 |
[編集] 概要
両色の全体除去を利用したマス・デストラクション系統のデッキが主流。白コントロールに赤の火力を足し、小回りを利くようにしたものが多い。
ボードコントロールに優れるが、打ち消しや手札破壊を持たないため呪文に対して無防備になりやすい。ドロー手段が乏しいためハンド・アドバンテージを得づらいという弱点もある。
[編集] ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期
基本セット2010で稲妻/Lightning Boltが再録されたことで赤白のコントロールデッキが登場した。
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)
[+1]:パーマネント1つを対象とする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
[-2]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。復讐のアジャニはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地を破壊する。
稲妻や流刑への道/Path to Exileなどの単体除去で復讐のアジャニ/Ajani Vengeantなどの強力なプレインズウォーカーを守るのが基本。単体除去に加えて全体火力も搭載するため、クリーチャーデッキに強い。
苦手のフェアリーには火山の流弾/Volcanic Falloutで対抗する。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- アメリカ選手権09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Mark Hendrickson
- フォーマット
RW Planeswalker [1] | |||||||||||||||||||||
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[編集] オンスロート・ブロック期
オンスロートで復活したサイクリングを活用するサイクリングバーンが登場。当時のスタンダードやオンスロート・ブロック構築で活躍した。
エンチャント
プレイヤーがカードをサイクリングするたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻の裂け目はそれに2点のダメージを与える。
エンチャント
プレイヤーがカードを1枚サイクリングするたび、あなたはクリーチャー1体を対象とし、それを追放してもよい。そうした場合、次の終了ステップの開始時にそのカードをそれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
特に、霊体の地滑り/Astral Slideのシナジーを活用したものはアストログライドと呼ばれる。
また窯口のドラゴン/Kilnmouth Dragonを中心としたクローコントロールも存在した。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
増幅3(このクリーチャーが戦場に出るに際し、あなたの手札から公開したドラゴン(Dragon)・カード1枚につき+1/+1カウンターを3個置く。)
飛行
(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。窯口のドラゴンは、それに窯口のドラゴンの上に置かれている+1/+1カウンターの数に等しいダメージを与える。
[編集] ウルザ・ブロック期
赤茶単に白を加えて神の怒り/Wrath of Godやハルマゲドン/Armageddonを追加したデッキが登場した。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたがアーティファクトを1個もコントロールしていないとき、欲深きドラゴンを生け贄に捧げる。
アーティファクト
厳かなモノリスは、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
(4):厳かなモノリスをアンタップする。
[編集] アイスエイジ・ブロック構築
ジョークルホープス/Jokulhaupsでリセットしたあとまたたくスピリット/Blinking Spiritで殴るマス・デストラクション系コントロールデッキ・ブリンキィ・ホープスが登場。
剣を鍬に/Swords to Plowsharesや火葬/Incinerateなど、単体除去に優れるのも利点。
[編集] 黎明期
オーク弩弓隊/Orcish Artilleryや地震/Earthquakeのダメージを赤の防御円/Circle of Protection: Redで軽減しながら盤面を制圧するデッキが登場。
世界選手権95で準優勝した実績がある。
また、シヴ山のドラゴン/Shivan Dragonを出してからハルマゲドン/Armageddonで封殺するシヴァドラゲドンも同時期にあった。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
(赤):ターン終了時まで、シヴ山のドラゴンは+1/+0の修整を受ける。
[編集] モダン
血染めの月/Blood Moonや虚空の杯/Chalice of the Voidによるロック要素を取り入れたコントロールデッキ、サン&ムーン(Sun and Moon)が存在する。
伝説のプレインズウォーカー — ナヒリ(Nahiri)
[+2]:あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
[-2]:エンチャント1つかタップ状態のアーティファクト1つかタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
[-8]:あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それをあなたの手札に戻す。
詳細はサン&ムーンを参照。
[編集] レガシー
エンチャント
プレイヤーがカードをサイクリングするたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうしたなら、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻の裂け目はそれに2点のダメージを与える。
主にノンクリーチャーで構成され、謙虚/Humilityも投入したアンチクリーチャーデッキとして活躍している。