魔法の鏡/The Magic Mirror
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2019年10月3日 (木) 23:12時点における版
伝説のアーティファクト
この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき(1)少なくなる。
あなたの手札の上限はなくなる。
あなたのアップキープの開始時に、魔法の鏡の上に知識(knowledge)カウンターを1個置き、その後魔法の鏡の上に置かれている知識カウンター1個につきカードを1枚引く。
ヴァントレスの伝説のアーティファクト。墓地のインスタントやソーサリーの数だけコストが減り、手札の上限がなくなるドローエンジン。
最低3マナでありながらそのドロー加速力は凄まじく、複数ターン維持できればやりたい放題。しかし、カードを引くことは強制なので、通常のドローと合わせれば9ターン目で10枚、累計54枚ものカードを引くため、バベルデッキでない限りライブラリーアウトしてしまう。
青なので引いたカードでバウンスするのが手っ取り早いが、すぐに出し直さないと手札の上限が適用されてしまうので、テンポを損なううえに一時凌ぎなのが悩みどころ。最悪、必要性の高いカードだけ選り好みして豪快に捨ててしまってもいいかもしれないが。また、登場時のスタンダードでは非クリーチャー対応かつ小回りのきく一瞬/Blink of an Eyeなどが同時に落ちてしまったのも多少ネックとなる。
あるいは、神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteriesを出して勝利条件に変えてしまうのも有効。ただし、こちらも少なくとも4マナを費やす必要があり、その隙を突いてジェイスに対処されると敗北確定となりかねない。
- モチーフは、グリム童話『白雪姫』に登場する「魔法の鏡」だろう。問いかけに必ず真実を答える鏡であり、王妃の「世界で一番美しいのは誰?」との問いにいつも「それは王妃様です」と答えていたが、ある日「それは白雪姫です」と答えたため、王妃は白雪姫の抹殺を企てる。
ルール
- 当事者カードは、墓地にあるときにはインスタントやソーサリーではない。
- 発見+発散/Discovery+Dispersalのようなインスタントでもソーサリーでもあるカードが墓地にあっても、コストは1枚につき(1)しか減らない。
- 3番目の能力がスタックにある間に魔法の鏡が戦場を離れた場合、戦場における最後の情報を参照して知識カウンターの数を数え、その分だけカードを引く。知識カウンターを1個置く処理は実行できないので無視する(マジックの黄金律)。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の伝説のアーティファクトサイクル。各色に1枚ずつ存在する有色アーティファクトで、何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなる。稀少度は神話レア。
- 忠誠の円環/The Circle of Loyalty
- 魔法の鏡/The Magic Mirror
- 永遠の大釜/The Cauldron of Eternity
- エンバレスの宝剣/Embercleave
- グレートヘンジ/The Great Henge
ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの五つの宮廷それぞれにとっての重要なアイテムである。