忠誠の円環/The Circle of Loyalty

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

The Circle of Loyalty / 忠誠の円環 (4)(白)(白)
伝説のアーティファクト

この呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしている騎士(Knight)1体につき(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたが伝説の呪文を唱えるたび、警戒を持つ白の2/2の騎士クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(白),(T):警戒を持つ白の2/2の騎士クリーチャー・トークンを1体生成する。


アーデンベイル/Ardenvale伝説のアーティファクト。自軍の騎士の数だけコストが減る、全体強化トークン生成エンジン。

全体強化して実質3/3のトークンを生成し続けるため、長期的な戦力を大きく高める。軽い騎士を邪魔されずに並べたなら、4ターン目に3,4マナで唱えるのも難しくないだろう。3マナで出せれば、全体強化だけでも栄光の頌歌/Glorious Anthemクラスである。

登場時のスタンダードでは伝説の騎士がエルドレインの王権収録のものしかなく、それもが合いにくいヘンジの槌、ファレン卿/Syr Faren, the Hengehammer以外全て5マナ以上であり、標準的な騎士デッキの内容では誘発型能力を活かしづらいのが問題。起動型能力だけでは物足りないので、伝説のアーティファクトに加えてプレインズウォーカーを積極的に採用するなどした特殊なデッキ構築をしなければ十分に力を活かしにくい。また、伝説なので重ね張りできないのも全体強化としてはマイナス。

リミテッドでは単純にゲームを制するに足る1枚。が含まれているなら意識しなくてもそれなりの数の騎士は揃うはずなので、コスト減少も期待できる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

エルドレインの王権伝説のアーティファクトサイクル。各に1枚ずつ存在する有色アーティファクトで、何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなる。稀少度神話レア

ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの五つの宮廷それぞれにとっての重要なアイテムである。

[編集] 開発秘話

このサイクルは、エルドレインの王権で試されたが不採用になったメカニズム探索/Quest」の名残である。

探索は3つの項目から成るチェックリストのようなメカニズムで、ゲーム中に指定された条件を達成するたびに該当する項目をチェックし、3項目すべてを達成すると何らかの報酬を得ることができるというものだった。だがこれはデザインするのが難しく、バランスを取るのはさらに難しかった。セット出来事が追加されると次第に2つのメカニズムの競合が目立つようになり、やがて探索カードのほとんどが削除されたが、報酬として伝説のアーティファクトが得られる神話レアのサイクルは残された。

このサイクルは当初、デッキに入れられないアーティファクト・カードをゲームの外部から戦場に出すようになっていたが、デッキに入れられないカードは多くのプレイヤーの興をそぐものだった。そこでアーティファクト・トークン生成するように変更し、アーティファクトが持つ能力はトークン・カードの方に書くようにしたが、それだと必ずトークン・カードを用意せねばならず、リミテッドで大きな問題を引き起こす可能性があった。加えて、結局のところこれらは両面カードとさして変わらないという指摘も上がり、最終的にこのサイクルは、条件と報酬を1枚にまとめた「何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなるアーティファクト」になった[2][3]

[編集] ストーリー

忠誠の円環/The Circle of Loyaltyは、アーデンベイル/Ardenvaleが所有する遺物(イラスト)。美徳の一つ、忠誠/Loyaltyの体現である。

永遠に燃える銀炎でできた魔法の環で、アーデンベイル城/Castle Ardenvaleの中央塔の最上階近くに置かれている。アーデンベイルで騎士になるためには、この炎の環をくぐらなければならない。真の忠誠を持つ者だけが無傷で通り抜けることができる。

[編集] 脚注

  1. On the whole artifact/enchantment distinction...Blogatog 2019年9月13日)
  2. The Adventure Adventure/出来事に起こった出来事(Card Preview 2019年9月12日 Mark Gottlieb著)
  3. Building the Great Henge/グレートヘンジの建造(Card Preview 2019年9月18日 Aaron Forsythe著)

[編集] 参考

QR Code.gif