メガハンデス

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大量の[[軽い|軽量]][[手札破壊]]で相手を妨害し、[[拷問台/The Rack]]などで攻撃する。
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大量の[[軽い|軽量]][[手札破壊]]で相手を妨害し、[[拷問台/The Rack]]などでダメージを与える。
  
 
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2010年10月5日 (火) 15:55時点における版

メガハンデスは、時のらせんブロック入りのスタンダードで登場した手札破壊デッキ

目次

概要

大量の軽量手札破壊で相手を妨害し、拷問台/The Rackなどでダメージを与える。


The Rack / 拷問台 (1)
アーティファクト

拷問台が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。
選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、拷問台はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。Xは、3引くそのプレイヤーの手札の枚数である。



Smallpox / 小悪疫 (黒)(黒)
ソーサリー

各プレイヤーは1点のライフを失い、カードを1枚捨て、クリーチャーを1体生け贄に捧げ、その後土地を1つ生け贄に捧げる。


時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

闇の腹心/Dark Confidant悔恨の泣き声/Cry of Contritionの退場により弱体化が騒がれていたが、ローウィンの参入により強力な手札破壊である思考囲い/Thoughtseizeや「ネームレス・ハーコン(Nameless-Haakon)」と呼ばれるエンジンを得たことで依然人気の高いアーキタイプである。


Thoughtseize / 思考囲い (黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。



Haakon, Stromgald Scourge / ストロームガルドの災い魔、ハーコン (1)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)

あなたはあなたの墓地にあるストロームガルドの災い魔、ハーコンを唱えてもよいが、それ以外からは唱えられない。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが戦場に出ているかぎり、あなたはあなたの墓地から騎士(Knight)呪文を唱えてもよい。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが死亡したとき、あなたは2点のライフを失う。

3/3


Nameless Inversion / 名も無き転置 (1)(黒)
部族 インスタント — 多相の戦士(Shapeshifter)

多相(このカードは、すべてのクリーチャー・タイプである。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/-3の修整を受けるとともにすべてのクリーチャー・タイプを失う。


手札破壊の質は若干落ちたが、ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge名も無き転置/Nameless Inversionコンボにより、クリーチャーコントロール力が強化された。また、部族プレインズウォーカーカードの登場によりタルモゴイフ/Tarmogoyfサイズも上昇し、ストロームガルドの災い魔、ハーコンのディスカード手段にもなるウーナのうろつく者/Oona's Prowlerという強力なアタッカーを得た。前環境では4枚採用されることの多かった拷問台/The Rackは、対戦相手手札の枚数を0に保つことが難しくなったため、3枚程度に抑えたり、リリアナ・ヴェス/Liliana Vessによってサーチしたりといった工夫も見られる。

攻撃的な緑黒のものが中心。手札破壊と相性の良いタルモゴイフ始め、クリーチャーの薄さをカヴァーする樹上の村/Treetop Village小悪疫/Smallpoxのディスカードにも充てられる獣群の呼び声/Call of the Herdなどの存在が大きい。

単色のものは小悪疫を減らし、占術の岩床/Scrying Sheets精神石/Mind Stoneといったマナ基盤を背景に無残な収穫/Grim Harvest黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade髑髏の占い師/Augur of Skullsを使いまわす。単色ゆえに安定性が高く、堕落の触手/Tendrils of Corruptionをフル投入できるのが強み。

ビッグ・マナドラゴンストーム青単コントロールといったデッキにはめっぽう強い。十二足獣/Dodecapodクァーグノス/Quagnothといったカードによる対策が容易であるという弱点を抱えていたが、思考囲いにより手札の確認が容易になったためこれらの対策カードにひっかかりにくくなった。

ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

未来予知前は、小悪疫/Smallpoxを有効に使える白黒のものが主流であった。


Castigate / 酷評 (白)(黒)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選び、そのカードを追放する。



Dark Confidant / 闇の腹心 (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。

2/1

2マナ域のカードに選択肢が少なく酷評/Castigate手札破壊と相性の良いヨツンの兵卒/Jotun Gruntを扱えるのが大きい。ただし、黒単色のものも少なからず存在した。当時はファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totemが投入されることがしばしばあった。

未来予知後はタルモゴイフ/Tarmogoyfフィニッシャーに据えた黒緑ビートダウンデッキが台頭している。このタイプのものは「タルモポックス(Tarmo Pox)」「タルモラック(Tarmo Lack)」などと呼ばれることもある。


Tarmogoyf / タルモゴイフ (1)(緑)
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)

タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。

*/1+*


Putrefy / 化膿 (1)(黒)(緑)
インスタント

アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。


闇の腹心/Dark Confidantで息切れを防ぎ、化膿/Putrefyでタルモゴイフの攻撃をサポートする。コンセプトはブリッツそのものであるが、フィニッシャーがやられても本家と違いデメリットが無い点は大きな違いだろう。

ハンデスには1マナで2枚捨てさせる悔恨の泣き声/Cry of Contritionや、同カードと相性の良い髑髏の占い師/Augur of Skulls等が採用される。質よりも量が優先され、困窮/Distressなどは避けられる傾向にある。手札破壊により手札が減り墓地が増えるので、拷問台/The Rackやタルモゴイフは相性が良く、墓忍び/Tombstalkerまで採用しているものもある。

活躍が目立つようになると警戒され、未来予知参入前にはあまり見掛けなかった十二足獣/Dodecapodが対策としてよく見られるようになった。

サンプルレシピ

メインデッキ サイドボード
クリーチャー (12) 1 滅び/Damnation
4 髑髏の占い師/Augur of Skulls 3 暗黒破/Darkblast
4 闇の腹心/Dark Confidant 4 根絶/Extirpate
4 タルモゴイフ/Tarmogoyf 3 墓忍び/Tombstalker
呪文 (26) 2 裂け目掃き/Riftsweeper
4 悔恨の泣き声/Cry of Contrition 2 化膿/Putrefy
2 滅び/Damnation
4 小悪疫/Smallpox
4 呆然/Stupor
4 恐怖/Terror
4 獣群の呼び声/Call of the Herd
4 拷問台/The Rack
土地 (22)
2 ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm
4 ラノワールの荒原/Llanowar Wastes
4 草むした墓/Overgrown Tomb
4 樹上の村/Treetop Village
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
7 沼/Swamp

参考

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