ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
提供:MTG Wiki
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
あなたがコントロールする他のゴブリン(Goblin)・クリーチャーは、可能なら各戦闘で攻撃する。
あなたのターンの戦闘の開始時に、速攻を持つ赤の1/1のゴブリン・クリーチャー・トークンを1体生成する。
ゴブリンの熟練扇動者が攻撃するたび、ターン終了時まで、これは他の攻撃しているゴブリン1体につき+1/+0の修整を受ける。
毎ターンゴブリン・トークンを生成するが、同時にそれらも含めた自身以外のゴブリン全員に攻撃強制を課してしまう、ゴブリンの突撃/Goblin Assaultを内蔵したようなゴブリン。ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriverに似た自己強化能力も持つ。
攻撃がすべて通る状況なら、単独でも戦場に出たターンにもトークンによる1点ダメージ、次のターンからは自身も攻撃に参加することで6点、8点、10点…と、3マナのクリーチャーとしては破格の打撃力となる。無論他にもゴブリンがいれば打撃力はさらに大きくなる。しかし生成するトークンはサイズが1/1と小さく、(クリーチャー・タイプを変更するなどしない限り)必ず攻撃に参加しなければならないため、熊サイズのブロッカーがいるだけでそれに突撃して終わってしまうし、自身も攻撃に参加しづらくなってしまう。それだけならまだしも、絆魂持ちのブロッカーなどに突っ込んでいった場合は悲惨極まりないことになる。できれば火力やブロック制限、全体強化などでサポートしていきたいところ。
登場当初はそういったデメリットの側面が嫌われカスレア扱いだったが、その打撃力はしっかりサポートできれば極めて強力で、しかも同じ基本セット2015にはかき立てる炎/Stoke the Flamesという極めて相性のいいカードがあったことにも恵まれた結果、すぐにこれらのカードを軸に据えたRabble Redと呼ばれる赤単が成立し、トップメタに食い込むなど基本セット2015屈指のパワーカードとして活躍している。タルキール覇王譚参入後も引き続き赤単の主力となっているほか、ジェスカイ・テンポやマルドゥ・ミッドレンジなど色の合う多くのデッキに採用されている。
エターナルにおいてもその打撃力とトークン展開は魅力であり、レガシーのゴブリンデッキやジャンドコントロールなどにしばしば採用される。ゴブリンデッキに関しては、特に上流階級のゴブリン、マクサス/Muxus, Goblin Grandeeと___ゴブリン/___ Goblinを絡めた型で使えばマナ・コストの若干の重さもほとんど気にならない。
- トークンの出るタイミングが戦闘開始ステップの開始時と珍しい。インスタント除去でトークンが出るのを阻止したいのであれば戦闘前メイン・フェイズの間に処理するしかない。
- 基本セット2015のBOX特典カードとしてブースターBOX購入者にイラスト違いのプレミアム・カードが配布された[1]。
- リメイク的存在として軍勢の戦親分/Legion Warbossがある。
[編集] ルール
- 「他の」とあるので、1番目の能力で自身に攻撃を強制することはないし、3番目の能力で自身を数えることもない。
- 攻撃しているゴブリンの数は能力の解決時に数える。その後攻撃しているゴブリンの数が変化しても、ターン終了時まで修整値は変化しない。
[編集] 脚注
- ↑ Promos, Packaging, and Promos Some More/『基本セット2015』 プロモカード、パッケージ追加、さらにプロモカードとその他(Arcana 2014年7月1日 Blake Rasmussen著)
[編集] 参考
- カード個別評価:基本セット2015 - レア
- カード個別評価:ジャンプスタート2022 - レア
- Secret Lair Drop Series: Valentine's Day 2021
- マジック30周年記念プロモ