霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffin
提供:MTG Wiki
追放系の除去に耐性があるだけではなく、誤った指図/Misdirectionなどのコストとして自ら追放する場合にも役立つ。
墓地に置かれても、墓地のカードを追放する手段を用いればすぐにリカバリーできる。同ブロックではスカーブの殲滅者/Skaab Ruinatorやムーアランドの憑依地/Moorland Hauntなどに利用してしまうのがお手軽。安らかなる眠り/Rest in Peaceや死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanのような墓地対策カードを利用するのもいいだろう。
4マナ3/3飛行とサイズも及第点で、追放を多用する対戦相手には強力な戦力となる。追放を重視していない相手に対しても、上記のように追放する手段を自前で用意しておけば容易く対処できない厄介な存在になれるだろう。ただし平和な心/Pacifismなどの擬似除去には耐性がないし、また戦場ではあくまで中堅フレンチ・バニラに過ぎないため、実際のところそれほど優秀とは言いがたい。コンボなどに利用するのがいいだろう。
- 食物連鎖/Food Chainとの相性は抜群。「食物連鎖で追放し、得たマナで追放領域から唱えて戦場に戻す」を無限に繰り返せる。加えて1ループにつき1マナ余るので、クリーチャー呪文限定であるが、無限マナも得られる。詳しくは食物連鎖を参照。
- 摘出/Extractやサディストの聖餐/Sadistic Sacramentなどで自分のライブラリーから追放することで擬似的なサーチができる。
- アン・カードになるが、さすがにAWOLで追放されては唱えることができなくなってしまう。これは追放領域ではなく最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域に置くためである。
- 追放領域が第二の墓地として扱われる可能性を懸念しているMark Rosewaterは、このカードの安全性を認めつつも今後さらに境界を押し広げられる契機となりうることを危険視し[1]、反対したが最終的に折れた[2]と述べている。
- 同様の能力を持つカードについては追放#追放領域にあるカードを参照するカードを参照のこと。
ルール
- ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeとは異なり、唱えることができる領域を制限する能力は持っていない。そのため、追放領域からだけでなく、通常通りに手札から唱えることもできる。もちろん、ほかの効果によって許可されていればそれ以外の領域から唱えることもできる。
- 追放領域から唱えることができるというだけであって、追放効果は含まれない。ほかの効果もなしに戦場や手札から好き勝手に追放領域に置くことはできない。
- 裏向きで追放されている場合は、たとえ表面が確認できても自身の能力で唱える事はできない。追放領域の裏向きのカードは特性を持たない。(CR:406.3)
- 追放領域に置く効果全般と相互作用があるが、注意が必要な例もある。
- 効果の最中に一時的にしか置かれないもの(続唱やちらつき/Flickerなど)の場合、追放領域にある間に唱えるタイミングはない。効果が終了するまで誰も優先権を得ることはないため。
- 関連している能力(特に刻印)などとの相互作用にも注意。唱えると追放領域からスタックへと移動してしまい、参照することができなくなる。
- 類似の金床/Semblance Anvilに刻印されている状態の場合、唱えることはできるが、類似の金床のコスト減少効果は適用できない。コストを決定する時点で、スタックに移動したことで追放領域を離れているので、類似の金床で参照できなくなる(刻印されていない状態となる)ため。
- 対戦相手がコントロールする呪文乗っ取り/Spelljackに打ち消された場合、その対戦相手とオーナーの両方のプレイヤーが唱えることができる。この際、どちらかが唱えた時点でスタックに移動するため「両方のプレイヤーが同時に唱えてしまう」ということは起こり得ない。優先権を持つプレイヤーのみが唱えることができ、先に唱えたプレイヤーがコントロールを得る。