恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Terror Eater
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) デーモン(Demon)
飛行、絆魂
護法 ― 土地でないパーマネント3つを生け贄に捧げる。
あなたがコントロールしていなかったカードがいずこかから対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
あなたのターンの間、あなたは恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォスにより追放されているカードをプレイしてもよい。あなたがこれにより呪文を唱えるなら、そのマナ・コストを支払うのではなく、それのマナ総量に等しい点数のライフを支払う。
ダスクモーン/Duskmournを支配する伝説のエルダー・デーモン。
9/9飛行・絆魂とクリーチャーとしても強大なファッティ。護法による除去耐性も備え、仮に除去されても土地以外のパーマネント3つを道連れにしていく。
また、自分のコントロールしていないカードが対戦相手の墓地に置かれる場合は追放する、安らかなる眠り/Rest in Peaceめいた墓地対策能力も備える。回収やリアニメイトによる再利用を許さず、こちらについてはカード・タイプも参照しないため、切削でインスタントやソーサリーが削れても平等に追放し、更にもう1つの能力で自身がそれらを逆用することができる。逆用する際はマナ・コストではなくライフでの支払いを求めるが、これについては本体の絆魂で賄えるというデザイン。通常、これ自身が対象に取られる場合はこれが除去される時だろうが、護法のコストとして生け贄にされたパーマネントについても、それがトークンでなければやはり追放する。除去の方を打ち消しするなりでヴァルガヴォスを残せれば生け贄にされたパーマネントも逆用していける。インスタント・ソーサリーについても逆用はできるが、自分のターン限定なのでそこは注意。
一方でトリプルシンボル込みの9マナというのは流石に重すぎる。幸いリアニメイトなどに制限はないので自分から墓地に落として釣る、踏み倒しで直接戦場に出すなどするのが基本。除去耐性もあるとはいえある程度展開が可能なデッキ相手だと支払いもできなくはない程度のため、しっかりとこれ自身を守る算段をつけて運用したい。戦場に定着さえすれば1枚で勝利するのも不可能ではないのでコントロールデッキに投入したり、ランプに採用して正規に唱えながら更に手数を増やすといった活用方法になってくるだろう。
ルール
- カードをプレイする能力は恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォスが戦場にある間に限り有効である。
- 2枚目のヴァルガヴォスを出したりヴァルヴォガスが一度戦場を離れて戻ってきた場合、それは新しいオブジェクトであるため以前のヴァルヴァガスによって追放されたカードはプレイできない。
- カードを追放させる能力とプレイできる能力は関連した能力である。アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldronなどでヴァルガヴォスがカードを追放する能力を得ても、元から持つ能力以外でヴァルガヴォスが追放したカードはプレイできない。
- 安らかなる眠りや虚空の力線/Leyline of the Voidなど他に墓地に置く代わりに追放する置換効果がある場合、対戦相手がどれを適用するか選べる。他の置換効果によって追放された場合は「ヴァルガヴォスによって追放されている」ことにならないのでプレイできない。
- マナ総量に等しい点数のライフを支払うことは代替コストである。他の代替コストと併用することはできない。また通常通りマナ・コストを支払うことはできない。
関連カード
- 恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Terror Eater
- 魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of Souls
ストーリー
ヴァルガヴォス/Valgavothはダスクモーン/Duskmournのデーモン/Demon。
元々はこの次元/Planeの館に召喚されたデーモンの1体に過ぎなかったが、マリーナ・ヴェンドレル/Marina Vendrellを唆して人間を生け贄に捧げさせることで力を得て館を拡張し、やがて次元全体を自分の館で飲み込んでしまった。
詳細はヴァルガヴォス/Valgavothを参照。