超起源

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超起源は、アラーラ再誕後のエクステンデッド環境にて成立した、続唱超起源/Hypergenesisを使用したコンボデッキである。

概要


Hypergenesis / 超起源
〔緑〕 ソーサリー

待機3 ― (1)(緑)(緑)
あなたから始めて、各プレイヤーはアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地・カードを自分の手札から戦場に出してもよい。この手順を、誰もカードを戦場に出さなくなるまで繰り返す。


基本的な動きとしては続唱を持つ呪文唱えることにより超起源/Hypergenesis待機を経由せず唱え、後は手札から制圧力の高いファッティ戦場に出して殴るというシンプルな構成である。3マナ未満の土地以外のカードを超起源のみにすることで、3マナの続唱呪文を唱えれば(ライブラリーにある場合)必ず超起源を唱えられる。

一気にファッティが大量に出てくるという点でサバイバル・デス系統のリアニメイトデッキと性質が同じであるが、これらと違いクリーチャーを戦場に出す際に墓地を経由しないため、墓地対策が効かない。また、公開された墓地から登場させるリアニメイトと異なり、何が出てくるかその時までわからないというところも特徴である。

続唱から唱える呪文の候補が超起源しか無いため、基本的に何かしらの続唱呪文を唱えれば目的は達成する。コンボデッキでありながら実質的なキーカードが続唱持ち1枚、しかもそれをデッキに10枚以上用意できるので、妨害がなければ3マナ揃えた時点で勝ちが見えるというシンプルさと速さが最大のウリ。さらに猿人の指導霊/Simian Spirit Guideでのマナ加速を利用すれば1ターン目に始動し、手札のファッティによっては1ターンキルが起こることも有る。

高速化が進んだ同時期のエクステンデッドでは、ファッティを多用するデッキが少ないため、対戦相手に超起源を利用されても自分がそれ以上に強力なファッティを出せる場合が多いのも強みである。

欠点は超起源に頼った構造そのもので、超起源を的確に対応されると手も足も出ない状態に陥る。また続唱の最低コストが3であるため、マナ総量が2点以下の他の呪文をデッキに搭載できず、軽量カードを使えない脆さもある。

  • 1種類のキーカードに頼る、デッキ構造そのものがコンボパーツなど、Charbelcherとも共通点が多い。
  • 2010年7月1日、超起源そのものがエクステンデッドの禁止カードに指定されたため、同環境では消滅した。

サンプルレシピ

Hypergenesis [1]
土地 (21)
1 石灰の池/Calciform Pools
4 禁忌の果樹園/Forbidden Orchard
3 菌類の到達地/Fungal Reaches
1 宝石の洞窟/Gemstone Caverns
4 宝石鉱山/Gemstone Mine
4 反射池/Reflecting Pool
4 氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge
クリーチャー (21)
1 憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury
4 絶望の天使/Angel of Despair
4 ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
4 大祖始/Progenitus
4 猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
4 隔離するタイタン/Sundering Titan
呪文 (19)
4 献身的な嘆願/Ardent Plea
2 悪魔の戦慄/Demonic Dread
3 炎渦竜巻/Firespout
3 超起源/Hypergenesis
3 知識の渇望/Thirst for Knowledge
4 暴力的な突発/Violent Outburst
サイドボード (15)
1 憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury
1 炎渦竜巻/Firespout
1 菌類の到達地/Fungal Reaches
1 鋳塊かじり/Ingot Chewer
3 翻弄する魔道士/Meddling Mage
2 化膿/Putrefy
3 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
3 難問の鎮め屋/Vexing Shusher


参考

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