野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
提供:MTG Wiki
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)
[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。
ローウィン初出の緑のプレインズウォーカー。忠誠度能力は、土地のアンタップ、クリーチャー・トークン生成、踏み荒らし/Overrun。
1番目の能力により、差し引き2マナで戦場に出せるため、展開を阻害せずにすむ。次ターンには6マナに繋げられる爆発力も魅力的であり、肥沃な大地/Fertile Groundといった土地からのマナを増大するカードと併用すれば爆発力はさらに高まる。また、特殊地形でも起こせるので、起動型能力を持った土地をより活用することもできる。色的にペンデルヘイヴン/Pendelhavenなどは良い相棒である。
2番目の能力は出てくるトークンが3/3となかなかのサイズ。アドバンテージの点でもかなり優秀で、リミテッドではこの能力を中心に使っていくことになる。また、クリーチャーが出てくるので、自身への相手のクリーチャーからの攻撃を防ぐという意味でも噛み合っている。出しすぎて一掃されないように注意。
3番目の能力は、このカードにエンドカードの名を冠するもの。2番目の能力とシナジーがあるため、コントロールでも無駄にならないのが強みである。必要なコストが-4と小さく、出した次のターンにすぐ起動可能になる点もローウィン初出の他のプレインズウォーカーにはない特徴。
プレインズウォーカーの維持に貢献するマナとブロック・クリーチャーを自身で確保できるため、初期忠誠度は低いもののある程度の除去耐性がある。さらにそれらが直接ボード・アドバンテージに繋がっている点もポイント。
テンポが良く、打撃力がありながらアドバンテージを強力に稼ぐこともできるため、かなり多くのデッキに投入できる可能性を持つ優秀なプレインズウォーカー。世界選手権07優勝の黒緑ビートダウンにも採用され、そのポテンシャルの高さを示した。
- 使用できる環境は限られるが停滞/Stasisの維持手段として優秀である。これを出した後、アンタップした土地で停滞を張る。次のアップキープさえ越えれば維持費を差し引いても使えるマナが増えていく。後は上がった忠誠度でトークンを出せば、維持手段のみならずフィニッシャーの役までこなしてくれる。
- Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkersのプレイ中に現れるコードをWotCに送ることで、Nils Hammによる新規イラストのプロモーション・カードが手に入るキャンペーンが行われている。ただし、日本には発送不可。
- 時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期のスタンダードにおいて、タルモゴイフ/Tarmogoyf、獣群の呼び声/Call of the Herdと共に、それぞれの頭文字を取って「TCG」などと呼ばれていた。(→TCG)
- スクウェア・エニックスのアーケードゲーム、ロードオブヴァーミリオン2のコラボレーションの一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は踏み荒らし。
目次 |
関連カード
サイクル
ローウィンのプレインズウォーカーサイクル。忠誠度が「プラス」、「小マイナス」、「大マイナス」になる3つの忠誠度能力を持つ。いずれも基本セット2010と基本セット2011で神話レアとして再録された。
- 黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
ストーリー
詳細はガラク/Garrukを参照。
参考
- Planeswalkers Minisite: Garruk (WotC、英語)
- カード個別評価:ローウィン - レア
- カード個別評価:基本セット2011 - 神話レア
- カード個別評価:基本セット2010 - 神話レア