カエル乗り、達成/Tatsunari, Toad Rider
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 忍者(Ninja)
あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、あなたが《哇魅/Keimi》という名前のクリーチャーをコントロールしていない場合、《哇魅/Keimi》という名前で「あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。」を持つ黒緑の3/3の伝説のカエル(Frog)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
(1)(緑/青):あなたがコントロールしているカエル1体を対象とする。このターン、それとカエル乗り、達成は飛行も到達も持たないクリーチャーにはブロックされない。
エンチャント・呪文を唱えるたび、伝説のカエル・クリーチャー・トークンを生成する伝説の人間・忍者。
トークンはドレイン能力を持ち、主人同様にエンチャントの詠唱で誘発する。また起動型能力により、カエル共々疑似的な飛行状態になることも可能。
3/3が2体というのは3マナ域のクリーチャーとしては良いコスト・パフォーマンスだし、カエルが戦闘で死亡したり除去されたりしても、本人が無事ならまた生成できる。ドレインも地味にライフ・アドバンテージを獲得できる、強力なクリーチャー。達成自体に目立った除去耐性はないが、本人が焼かれてもカエルを残せていれば仕事は果たしたと言える。起動型能力を活かすなら緑や青と組み合わせることになるので、打ち消しや蛇皮のヴェール/Snakeskin Veilなどで守ってやるのもよいかもしれない。
神河:輝ける世界のリミテッドにはクリーチャー・エンチャントや英雄譚が各色に存在するので、誘発条件を自然と満たしやすい。
統率者戦においても面白いカード。自前の能力によって青、緑も固有色に持つため、軽量のエンチャントを搦手として多様しやすく比較的アドバンテージの取りやすい統率者となっている。
- ルール文章やトークン・カードには振り仮名がないので、日本語版のカードだけではカエルの名前を読むのが難しい。「けいみ」と読む。
- また、カード名も振り仮名こそ付いているものの「たっせい」と読まれがち。まるで困難の果てにカエル乗りを成し遂げたようにも聞こえてしまう誤読だが、実際ストーリー上はカエルに乗れるようになるまで相応の苦労はあった模様。
ルール
- 起動型能力の対象は哇魅に限らないため、他のカエルや多相持ちでも問題ない。
- 起動型能力は、実際に飛行を得ているわけではない。High-flyingにはブロックされないし、垂直落下/Plummetなどの対象にもならない。同時に能力が解決されても窓からの放り投げ/Defenestrateからは逃れられない。
ストーリー
達成(たつなり)/Tatsunariは神河/Kamigawaの無孤勢団/The Mukotai Reckonersに所属する人間/Humanの忍者。男性。哇魅/Keimiという名の巨大なカエルに乗る。
詳細は達成/Tatsunariを参照。
その他
- モチーフは江戸時代の小説を初出とする義賊・忍者で、大蝦蟇に乗ることで有名な自来也(じらいや)だろう。公式記事でもそのように推測されている[1]。
- Mark Rosewaterは、尖塔なぞり/Spire Tracerが折れなのにこのカードは許容可能な曲げであるとする理由を問われ、コモンの単色カードがある能力を持つことと、レアのカードが本体の色と異なる混成マナ・シンボルをコストとする能力を持つことでは大きな差があるからだと述べている[2]。
脚注
- ↑ Bringing Kamigawa: Neon Dynasty Designs to Life/『神河:輝ける世界』デザインに生命をもたらす(Card Preview 2022年1月28日 Dave Humpherys著)
- ↑ If Tatsunari is an acceptable bend, why is Spire...(Blogatog 2022年1月30日 Mark Rosewater著)