古きもつれ樹/Ancient Lumberknot
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クリーチャー — ツリーフォーク(Treefolk)
あなたがコントロールしていてタフネスがパワーより大きいすべてのクリーチャーは、パワーではなくタフネスに等しい点数の戦闘ダメージを割り振る。
1/4包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerに似た常在型能力を持つツリーフォーク。比較するとマナ総量は重くなり、実質的なサイズも4/4とひと回り落ちたが、そもそもあちらが強力すぎただけで性能としては適正。黒緑の2色に減り、デッキは構築しやすくなっている。さらにパワーの方が高いクリーチャーを阻害することがなく(重厚系カードとしては初)、有効範囲が自分のクリーチャーだけに。対戦相手に逆用されなくなっている反面、対戦相手の頭でっかちを咎めることもできなくなったため一長一短。
リミテッドではとりあえず色さえ合えば単体でも中堅クリーチャーとしての採用が可能なマナレシオ。もちろん黒緑のテーマであるタフネス偏重のクリーチャーを多数採用できればより効果的。特に不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanxはコモンでありながら実質13/13の怪物に化ける強烈なコンボ。性質上火力やパワーへのマイナス修整に強く、確定除去のない赤緑などを難儀させられる。死亡するなり緑のテーマである切削で墓地に落ちるなりしたところを黒が得意とする回収ができるようにしておけば、デッキの軸としてさらに頼れる。
登場時のスタンダードにおいては、尻でっかちのクリーチャーは概ねイニストラード:真紅の契りに集まっており、ラトスタイン翁/Old Rutsteinなどの相性の良いレア以上のカードとも組み合わせやすい。怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isleとの組み合わせで実質17/17を作り出すのも、デッキカラーが黒緑青の3色になるとはいえロマンのある話。流石にキャリクスや不浄なる密集軍に比べるとやや地味ではあるが、システムクリーチャーにはタフネスの方が大きいものも多く、それらに実用的な打点を与えられるのは嬉しい。今後さらなるデッキパーツが獲得できれば、ドラン同様に環境にも通用するビートダウンデッキを形成できる可能性もあるかもしれない。ただしリミテッドと比較しても段違いに確定除去が飛んできやすい環境であるため、これ1枚に依存すると不安定なデッキになりやすい点には注意が必要。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りのアンコモンの2色クリーチャーサイクル。それぞれリミテッドの2色のアーキタイプに対応している。
- 塩水漁り/Brine Comber - 塩水縛りの贈り物/Brinebound Gift(白青、エンチャント)
- マルコフの浄化師/Markov Purifier(白黒、ライフ回復)
- 髑髏スカーブ/Skull Skaab(青黒、濫用)
- さまよう心/Wandering Mind(青赤、クリーチャーでない呪文)
- 税血の収穫者/Bloodtithe Harvester(黒赤、血・トークン)
- 古きもつれ樹/Ancient Lumberknot(黒緑、タフネス参照)
- 群れの仔/Child of the Pack - 野蛮な群友/Savage Packmate(赤緑、日暮/夜明)
- マルコフの円舞手/Markov Waltzer(赤白、2体で攻撃)
- シガルダ教の聖騎士/Sigardian Paladin(緑白、訓練)
- 堕落産みの蜘蛛/Vilespawn Spider(緑青、自己切削と墓地参照)