気紛れな薬術師/Mercurial Chemister
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能力はどちらも優秀。青の能力はタップと1マナだけで2ドローという破格のもので、簡単にアドバンテージを得ることができる。紅蓮術/Pyromancyに似た赤の能力は威力がやや安定しないが、ウィニー系のデッキに対しては高い盤面制圧力を発揮する。反面、5マナと重い上に召喚酔いのタイムラグがあり除去耐性を持たないため、総じて除去に弱いのは大きな問題点。
リミテッドではレアだけあって強烈。ドローもクリーチャー除去もどちらも貴重な環境において、その両方を繰り返し使うことができるため絶大な影響力がある。滅殺の火/Annihilating Fireや拘引/Arrestなどに気をつけて、息の長い運用を心がけたい。
構築では能力だけならコントロールデッキで使えそうだが、実際には上述の除去耐性の観点や自分の全体除去との相性から、ドローエンジンや恒久火力としては脆く、また挙動の遅さから環境の速度に間に合わない印象も強い。またもう1マナ出せば方向性が同じでより強力な竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogeniusが存在することも逆風である。
- 赤の能力で土地などのマナ総量が0のカードを捨てた場合、ダメージは与えない。ただし対象を取ることはできるので、幻影の像/Phantasmal Imageなどを除去することはできる。
- イゼットのカードではあるが、同じイゼットの固有キーワード能力である複製や超過を持つ呪文とは若干相性が悪い。それらは追加コスト・代替コストを持つ分、マナ総量が低めのものが多い。