アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast
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伝説のエンチャント
(1)(黒),2点のライフを支払う:カードを1枚引く。
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライフが5点以下である場合、あなたはアルゲールの断血を変身させてもよい。
伝説の土地
(《アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast》から変身する。)
(T):(黒)を加える。
(T),クリーチャー1体を生け贄に捧げる:あなたは生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
伝説の土地に変身する伝説の両面エンチャントサイクルの黒。変身条件は、窮地を彷彿とさせる僅少ライフの参照。
第1面は黒の得意なライフ要求型のドローエンジンで、強欲/Greedのマナ・コストが半分、起動コストは倍になった恰好。ライフというゲーム進行につれて支払いにくくなっていくリソースの特性上、余裕ある序盤の内に展開できるようになった恩恵は大きく、コントロールなどの攻め気が少ない相手にはかなりのアドバンテージが見込める。打ち消しを構えにくい序盤に設置できるのも、コントロールにとっては厄介な点。起動コストの増加についても1マナと軽く、ターンごとに1枚程度の手札を稼いでいくのであれば影響の少ない点が有難い。アドバンテージの補填目的で張ってから即座に起動する場合、差し引きで1マナ軽くなっているのも地味に見逃せない。
第2面は、黒マナが出せるDiamond Valley。変身に一手間掛かるだけあって本家より優れ、第1面で磨り減ったライフを安全圏へ振り戻せる。ただし、以後はハンド・アドバンテージが得られなくなる上、相当追い込まれてからでないと使えないため、過信は禁物。あくまで保険のひとつとして捉えておくのが無難。
サイクルの面々が変身を積極的に目指していくデザインである中、これは第1面に運用の比重が置かれた変り種である。変身前と変身後で異なるカード名を利用して補完し合う事もできるが、支払いのリミットや伝説性を持つ都合上、これを中核に据えた大量採用がしにくい類のカードでもあるため、あくまで「可能である」と言った程度。ライフゲイン手段は他に用意しておいて、ドローで引き込んでしまうのも手。
コントロールには劇的に刺さる反面、アグロに対しては自爆になりかねないため、主にサイドボードに採用される。参入時のスタンダードでは黒絡みのコントロールにおいて、しばしば1枚挿しされる。ライフの潤沢な白黒トークンでは2~3枚が搭載される事も。遅れてメタゲームに食い込んだ青黒ミッドレンジでは、メインデッキからの採用も見られる。ドミナリア参入後も引き続き青黒コントロールに採用される他、赤黒ミッドレンジでも採用される。
- 起動型能力は死者の神、エレボス/Erebos, God of the Deadと同じものである。
- イクサランの宝箱キャンペーンにて、第2面のイラストがイクサラン/Ixalanの地図になっている特殊なプレミアム・カードが配布された。そのカードが指し示す場所が光る加工がされている[1]。
関連カード
サイクル
イクサランの伝説の変身する両面カードサイクル。第1面は伝説のエンチャントで、その能力に関連した条件を満たすことで変身する。第2面は伝説の土地で、対応する色のマナを生み出すマナ能力ともう一つの起動型能力を持つ。いずれもレア。
- 軍団の上陸/Legion's Landing - 一番砦、アダント/Adanto, the First Fort
- アズカンタの探索/Search for Azcanta - 水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin
- アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast - アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz
- ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons - 火を吐く稜堡/Spitfire Bastion
- イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc - 太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun
脚注
- ↑ こちらマジック広報室!!:11月24日(金)はブラックフライデー!? 『イクサラン』の宝箱キャンペーン開始!(2017年11月10日)
参考
- 非マナ能力を持つ土地
- アルゲール/Arguel(背景世界/ストーリー用語)
- 断血/The Blood Fast(背景世界/ストーリー用語)
- アクロゾズ/Aclazotz(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:イクサラン - レア
- From the Vault:Transform