スカンダリーステイシス
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スカンダリーステイシス(Squandered Stasis)は、停滞/Stasisと資源の浪費/Squandered Resourcesを合わせたステイシス系のロックデッキ。最新のキーカードの初出はビジョンズ。
デッキ名は2枚のキーカードから。また、ターボステイシスの直系の発展型なので、新型ターボステイシスからネオステイシス(Neo Stasis)の別名もある。
基本的な発想はターボステイシスと同様で、「パーマネントの能力によって停滞をひたすら維持」という単純なものだが、その維持手段を吠えたける鉱山/Howling Mineのみに依存せず、ボガーダンの金床/Anvil of Bogardanや資源の浪費などまで追加したものである。実際のところ「維持手段を叩かれると困る」という弱点は解消されていないのだが、対戦相手が破壊しきれないほど豊富な維持手段を搭載することで強引に克服している。
資源の浪費により、タップ状態の土地からも(生け贄に捧げることで)青マナを生み出すことができるので、単純計算で停滞を2倍のターン維持することができる。大量に墓地に落ちた土地はフェルドンの杖/Feldon's Caneによりライブラリーに戻し、再び引き直してさらに再利用する。最終的な勝利手段は、ひたすらロックを続けてのライブラリーアウト。
ロック手段として平衡/Equipoiseも手に入れた。ノンクリーチャーであるうえ土地もほとんど並べないので、対戦相手のクリーチャーと土地を同時に拘束することができ、しかもアンタップ・ステップ自体を飛ばすためフェイズ・アウトしたそれらは戻ってこない。この点は時の砂/Sands of Timeと平衡を組み合わせたサンドポイズと同様。このため従来のステイシス・デッキのお供であった宿命/Kismetは不要になっている。
欠点は、キーパーツが多く、かつ複数色にまたがっていること。最低でも緑白青黒の4色、サイドボードを含めると5色デッキとなることもしばしばであるのだが、性質上、青のマナ基盤を薄くするわけにはいかない。成立しえたのは、ちょうど多色地形が非常に充実していた時期であったおかげと言える。
また、ロック手段以外の補助パーツを採用する余裕がほとんどなく、応用力や安定感はどうしても低くなるので、プレイングで補っていく必要がある。
- ボガーダンの金床によりネクロディスクへの耐性も得たことは嬉しい誤算であった。
- ステイシス系のデッキの中でも、資源の浪費を先に出すことによるマナ加速によって、ロックが決まるまでが最も速いデッキと言っていいだろう。最速では2ターンでロックが完成する。
サンプルレシピ
- 備考
- 主な戦績:不明
- 使用者:不明
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (0) | |
呪文 (32) | |
4 | 悟りの教示者/Enlightened Tutor |
1 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
4 | 秘儀の否定/Arcane Denial |
2 | 対抗呪文/Counterspell |
4 | 意志の力/Force of Will |
4 | 停滞/Stasis |
4 | 資源の浪費/Squandered Resources |
4 | 平衡/Equipoise |
1 | フェルドンの杖/Feldon's Cane |
4 | 吠えたける鉱山/Howling Mine |
土地 (28) | |
10 | 島/Island |
4 | 真鍮の都/City of Brass |
3 | アダーカー荒原/Adarkar Wastes |
3 | 地底の大河/Underground River |
4 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise |
4 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
- 戦績、使用者、サイドボードは不明。