見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
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Vraska the Unseen / 見えざる者、ヴラスカ (3)(黒)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)
伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)
[+1]:あなたの次のターンまで、クリーチャー1体が見えざる者、ヴラスカに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。
[-3]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
[-7]:「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。」を持つ黒の1/1の暗殺者(Assassin)クリーチャー・トークンを3体生成する。
ラヴニカへの回帰で登場した新たなプレインズウォーカー。忠誠度能力は、これ自身への無慈悲/No Mercy、汎用単体除去、プレイヤーを敗北させるトークンの生成。
- +1能力
- ヴラスカ自身への攻撃を抑止する能力。クリーチャーを犠牲にして忠誠カウンターを減らすか、放置して除去やフィニッシャーの生成を許すかの選択を対戦相手に迫る。
- この能力により、クリーチャーの攻撃だけで処理されてカード・アドバンテージを失って終わり、というプレインズウォーカーの最大の弱点が緩和される。クリーチャーで倒されるにしろ、火力などで対処されるにしろ、基本的に1対1以上の交換が取れる事になる。
- ただし戦場に干渉するわけでは無いので、本体を殴られてライフが無くなってしまう恐れも。また選択権が対戦相手にあるため、思い通りの結果になるかは難しいところ。あくまでも抑止にしかならないことは念頭に置いておく必要がある。
- -3能力
- 対象範囲が広い万能除去。土地を対象に取れない名誉回復/Vindicate、または色的に、同名破壊効果のない大渦の脈動/Maelstrom Pulseと言える。どんな相手でもまず腐ることはなく、直接的にボード・アドバンテージを得られる実用性の高い能力であり、このカードの要となる。
- -7能力
- 文字通り「プレイヤーを暗殺する」暗殺者・トークンを生み出す、プレインズウォーカーの奥義の中でも一際勝利に直結した能力。
- 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableと同じく、一度でも攻撃を通せば勝利となる。3体も出るので単体除去には強いが、素のサイズが1/1で回避能力もないと貧弱であり、ブロッカーや返しの忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedなどで防がれてしまう可能性は高い。
- これをエンドカードに据えるなら、何かしらのサポートは欲しいところ。全体除去を撃った上で起動する、ならず者の道/Rogue's Passageやコロズダのギルド魔道士/Korozda Guildmageで回避能力を付与するなど。
マナ・コストが重めで、能力の傾向も含めて総じてコントロールデッキ向けの性能であり、構築では黒緑コントロールでの活躍が期待される。
リミテッドでは奥義こそ使いづらいものの、ボードコントロールに長けた非常に強力なプレインズウォーカー。
- 2色のカードだが、ギルド/Guildのシンボルの透かし模様は入っていない。これはラヴニカ・ブロックおよびラヴニカへの回帰ブロックで初めての事例。ミラディンの傷跡ブロック同様、プレインズウォーカー・カードゆえの例外的な措置だと思われる。
- ストーリーでの彼女は元々はゴルガリ団/The Golgariに所属していたが、プレインズウォーカー/Planeswalkerとなってからもそうであるのかは不明。
- 後にギルド門侵犯でシンボルの透かし模様が入っていないカードとしてドムリ・ラーデ/Domri Radeが登場。こちらもプレインズウォーカーである。
ストーリー
ヴラスカ/Vraskaはラヴニカ/Ravnica出身のゴルゴンのプレインズウォーカー。自らに従う信奉者たちによって、対象にその人物の生き方を象徴する死をもたらす。
詳細はヴラスカ/Vraskaを参照。
参考
- 壁紙(DailyMTG.com、Daily Activity)
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - 神話レア