管区の案内人/District Guide
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クリーチャー — エルフ(Elf) スカウト(Scout)
管区の案内人が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地か門(Gate)であるカード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2門も探す事ができる護民官の道探し/Civic Wayfinderの上位互換。門を這う蔦/Gatecreeper Vineの上位種とも言える。
基本的な評価は護民官の道探し同様、3マナ2/2のサイズに加え手札を減らさずにマナ基盤を安定させられるテンポとカード・アドバンテージの両面で優れたカード。戦士とドルイドのクリーチャー・タイプは失ったものの、同じセットや近隣のエキスパンションで職業部族を取り上げているわけでもないため取り立てて問題にはならないだろう。
登場時点のスタンダードでは、ETB能力の再利用でアドバンテージを稼いでいくゴルガリ・ミッドレンジで使用されている。土地を探しに行けるクリーチャーとしては、マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalkerを始めとする探検役、直接土地を戦場に出せるエルフの再生者/Elvish Rejuvenator等と共存しているが、それらは不発に終わる可能性があり、またエルフの再生者はサイズ不足で相討ちすら困難という弱点を抱えている。探検役も併用されることが多いが、ミッドレンジの戦略上、確実に4マナ域に辿り着けるこちらを採用する意義は大きい。このカードのためにゴルガリのギルド門/Golgari Guildgateを少数挿したデッキリストも存在する。
リミテッドでは多色土地の門を探せることが非常に重要で、序盤の戦線の強化とマナ基盤の安定に大きく貢献する縁の下の力持ち。選択肢が豊富な構築ではタップインの門を採用することは少ないだろうが、基本土地サーチだけでも十分有用。貧乏デッキのマナ基盤安定にも貢献する。
- フレイバー・テキストは同じ次元/Plane出身の護民官の道探しのオマージュ。両者ともラヴニカ/Ravnicaの道案内をしてくれているが、言っていることは正反対。市民の護り手と斥候による役割の違いとも言える。
「ここの道は安全とは言えないな。こっちだ。市場まで戻ろう。」(出典:護民官の道探し/Civic Wayfinder)
「この道は近道だけど危険だわ。ちなみに、高いところは大丈夫?」(出典:管区の案内人/District Guide)