根の道の浄化師/Rootpath Purifier

提供：MTG Wiki

戦場およびライブラリーにあるあなたの土地を基本土地扱いにするエルフ・ドルイド。

この能力によるメリットは大きく分けて以下の二つである。

1. 基本土地のサポートに基本でない土地が対応するようになる。
2. 基本でない土地を基本でない土地への対策カードから保護できる。

前者について特に恩恵を得られるのはサーチ面である。基本土地サーチカードは基本でない土地をサーチするカードに比べコストが割安となっていることが多く、特に虹色の眺望/Prismatic Vistaや寓話の小道/Fabled Passageで土地のスロットから任意の土地をシルバーバレットできるようになるのは大きい。これらが複数枚ライブラリーに入っているならば連続でサーチしてデッキ圧縮および上陸の大量誘発も狙える。

後者についても、このカードが使用可能なフォーマットでは血染めの月/Blood Moon、基本に帰れ/Back to Basicsなどの強力な基本でない土地への対策カードが存在するので、戦術の要となる土地を妨害から守るために役立つ。そうしたカードを自分から使用することで対戦相手にだけ被害をもたらすことも可能。

あくまでシナジーありきのカードであり、序盤から出すことも難しいためこのカードに依存した戦略を取ると脆さが生じやすい。強力な基本でない土地を使用するデッキにおいて隠し味程度に添えるのが良いだろう。その点で言えば、緑のクリーチャーであるため緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithでサーチ可能なのは利点と言える。

ルール

• これはあくまでゲーム中のみ機能する常在型能力である。デッキ構築時に基本でない土地の４枚制限ルールを無視できるわけではない。
• その土地が既に持つ能力や土地タイプ（ウルザのなど）、特殊タイプ（伝説のなど）、名前には影響を与えない。あくまで特殊タイプ「基本」を追加するだけである。
  • 「基本土地タイプ」と特殊タイプ「基本」は異なるものである。このカードの影響下では基本でない土地でも「基本土地」を参照するカード（爆発的植生/Explosive Vegetationなど）の効果を受けられるが、「基本土地タイプを持つ土地」を参照するカード（スライムフットの調査/Slimefoot's Surveyなど）の効果を受けるには、その土地が元々基本土地タイプ（平地・島・沼・山・森のいずれか）を持っている必要がある（CR:305.6）。
  • 同様に、溢れかえる岸辺/Flooded Strandで平地でも島でもないカードをサーチできるようになったりはしない。
• 戦場およびライブラリー以外の領域にある土地は影響を受けない。
  • たとえば、あなたの墓地にある基本でない土地は依然として外科的摘出/Surgical Extractionの対象になりうる。
• この継続的効果はは特殊タイプ変更効果であるため、種類別では第4種に分類される（CR:613.1）。
  • 血染めの月/Blood Moonの能力も第4種であるため依存の関係性が生じ、血染めの月は根の道の浄化師に依存するが逆は依存しない。したがって、どちらが先に戦場に出たかに関わらず、あなたの土地は血染めの月の能力を受けなくなる（CR:613.8）。

参考

• カード個別評価：兄弟戦争統率者デッキ - 神話レア（ブースターパック限定カード）