混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos
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伝説のプレインズウォーカー — アングラス(Angrath)
あなたがコントロールしているクリーチャーは威迫を持つ。
[-2]:ゾンビ動員2を行う。(あなたがコントロールしている軍団(Army)1体の上に+1/+1カウンターを2個置く。それはゾンビ(Zombie)でもある。あなたが軍団をコントロールしていないなら、その前に、黒の0/0のゾンビ・軍団クリーチャー・トークンを1体生成する。)
黒赤の混成カードとして登場したアングラス。常在型能力は自軍への威迫の付与。忠誠度能力は動員。
- 常在型能力
- ゴブリン・ウォー・ドラム/Goblin War Drums相当の威迫付与。
- これだけでは物足りなく感じるかもしれないが、リミテッドにおけるプレインズウォーカーをめぐる攻防や、最後のライフを詰める局面においてはエンドカードとして機能する。インスタント火力等によりアングラスが除去されると戦闘の計算が大きく狂う点には注意が必要。
忠誠度能力により自力で中堅クリーチャーを生成できるので、単体で4/4威迫クリーチャー相当の働きを期待できる。混成マナで唱えやすいこともあって、リミテッドにおいては幅広いデッキで採用できる優秀な一枚。忠誠カウンターと+1/+1カウンターを併用することから、色こそ合っていないが増殖との相性も極めて良好。
- 登場時点で英語版で最もルール文章の語数が少ないプレインズウォーカー(7単語)。「常在型能力と忠誠度能力一つ」という、灯争大戦の低稀少度プレインズウォーカーならではの珍しい記録であり、当分破られない記録であろう。
関連カード
- 炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained
- ミノタウルスの海賊、アングラス/Angrath, Minotaur Pirate
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos
サイクル
灯争大戦の混成プレインズウォーカーサイクル。常在型能力か誘発型能力と、マイナスの忠誠度能力を1つずつ持つ。いずれもアンコモン。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- 支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control(白青)
- 死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead(白黒)
- 夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render(青黒)
- 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer(青赤)
- 混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos(黒赤)
- 群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm's Eminence(黒緑)
- 暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher(赤緑)
- 石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone(赤白)
- 太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun's Heart(緑白)
- ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner(緑青)
開発秘話
このカードは混成プレインズウォーカーサイクルの黒赤であり、動員を行うマイナス能力だけを持つPWとして作られた。黒赤になり得るキャラクターとしては他にオブ・ニクシリス/Ob Nixilisやティボルト/Tibaltもあったが、永遠衆/Eternalの使役を表す動員を行うことから、他者を自分のために戦わせる力を持つアングラスが選ばれた。すでに黒赤であったことから、他の選択肢よりも黒赤になることが期待されるであろうことも理由の一つである[1]。
- この記事は公開後一度訂正が入っており、日本語記事ではアングラスがボーラス側では無い記述が反映されていない[2]。
ストーリー
イクサラン/Ixalanに続きまたも不滅の太陽/The Immortal Sunに捕まってしまったアングラス/Angrath。家族のもとへ帰るためニコル・ボーラス/Nicol Bolasと戦う。
詳細はアングラス/Angrathを参照。
- ボーラス側のメカニズムである動員を持つが、上記のようにこれは永遠衆を奪って従わせているだけであり、ストーリー上でアングラスがボーラスに味方しているわけではない。
脚注
- ↑ War Games/大戦のゲーム(Making Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)
- ↑ War Games(Internet Archive)(4月22日時点の英語記事)