ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
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解説
一見するとマナを出さない土地カードのようだが、自身の能力により沼になるので、これをタップして黒マナを出すことができる。
単純に黒マナが出るだけでなく沼になるので、沼を参照するカードと組み合わせたい。
- 多色デッキであっても、例えば堕落の触手/Tendrils of Corruptionやもぎとり/Mutilate、魂の消耗/Consume Spiritなどの効果が劇的に強まる。
- また、相手の土地も同様なので、沼渡りクリーチャーや聖戦の騎士/Crusading Knightなどともシナジーを形成する。
- 同様に、相手のもぎとりなどをアシストしたり、あるいは色事故を回避させたりしてしまう可能性がある点は注意したい。
時のらせんブロック構築では、Guillaume Wafo-Tapa製作の青黒コントロールに4枚投入されてマナ基盤の安定化に貢献し、プロツアー横浜07での優勝へと導くほどの活躍を見せた。 未来予知以降はトレイリア西部/Tolaria Westからのサーチを前提にデッキに一枚刺しされることが多い。
- CR:212.6hにより、これが出ていても元の土地のテキストが失われないのは夜のとばりと同様。
- 黒を含む多色が使いやすくなる反面、相手の土地の能力を直接妨害することはできない。
- カード名が異なるため、Urborgとは別物として扱う。当然対消滅もない。
- 場にあるときは自身の能力で沼になるが、ライブラリーなど他の領域にある場合はこの能力が働かないので、沼ではない。沼をサーチする効果でこれを探すことはできない。
- また、これが場にあったとしても、場以外の領域にある土地カードにはこの能力が適用されない。したがって、沼をサーチする効果でどんな土地カードでも探せるようにはならない。
- 血染めの月/Blood Moonとヨーグモスの墳墓、アーボーグが同時に場にある場合、血染めの月の「基本でない土地は山である」という効果により、ヨーグモスの墳墓、アーボーグの「各土地はそれの他のタイプに加えて沼である」という能力が失われ、タイムスタンプに関係なく山になる。これはヨーグモスの墳墓、アーボーグの能力が血染めの月の効果に依存しているからである(CR:418.5c)。
- また、血染めの月が場に出ている状態でヨーグモスの墳墓、アーボーグが場に出た場合、場に出る瞬間に山になるので、土地が沼になるタイミングは存在しない(CR:410.10b) 。
- 宝石鉱山/Gemstone Mineや地平線の梢/Horizon Canopy、ウルザランドなどが、黒マナ限定とは言え何のリスクも無しにマナを出せるようになるという点も重要。
- 生死不明のヨーグモス/Yawgmothだったが、やはり死んでいたようだ。
- イラストの左奥には、要塞/Strongholdの残骸が描かれている(参照)。
関連カード
時のらせんブロックの、各色に対応した伝説の土地サイクル。緑はタイムシフトカードである。また黒以外は時のらせん、黒のみ次元の混乱に収録されている。
- トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
- アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
- カー砦/Kher Keep
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
参考
- The Blasted Grave of Yawgmoth(magicthegathering.com)
- カード個別評価:次元の混乱 - レア