絶望の魔神/Archfiend of Despair
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Archfiend of Despair / 絶望の魔神 (6)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)
クリーチャー — デーモン(Demon)
飛行
対戦相手はライフを得られない。
各終了ステップの開始時に、各対戦相手はこのターンにそのプレイヤーが失ったライフの点数に等しい点数のライフを失う。(ダメージによりライフは失われる。)
飛行と死者の神、エレボス/Erebos, God of the Deadのように対戦相手の回復を禁じる常在型能力を持ち、さらに傷の反射/Wound Reflectionを内蔵したデーモン。
昨今の基準から言えば単純なマナレシオはやや物足りないが、誘発型能力の存在により対戦相手にダメージを与える分には実質12点クロックという驚異の打点を誇る。回復禁止とライフロスの倍化により、見る見るうちにライフを減らすことができる。双頭巨人戦ならばダメージを与える手段も単純に倍なので、チームメイトに何発か火力を撃ち込んでもらうだけで2ケタ以上のライフを一瞬で刈り取ることも不可能ではない。更には対戦相手がフェッチランドやショックランド、ファイレクシア・マナなど自分でライフを支払うカードを多用する場合、それらだけでもかなりのダメージを稼げるだろう。
しかしながら、8マナという重さは課題であり、特に構築ではそう簡単に唱えることはできない。構築でこれが使えるエターナル環境におけるリアニメイトならばもっと強烈なクリーチャーは多いため、余程ライフ回復を阻止したかったり、後述のコンボを狙うのでもない限りはなかなか使いどころが難しい。
リミテッドならば8マナまで到達し得るし、そのサイズも能力も充分にフィニッシャーたり得る。構築環境では、エターナルにおいてはリアニメイトでもないと活用しきれないだろうが、統率者戦あたりなら現実的な範囲内。
- ライフ総量を一定の値にする効果は、ライフ総量をその値にするために必要な量のライフを得たり失わせたりするので、これの誘発型能力と相性が良い場合がある。例として、ライフが20点以上の相手に対するソリン・マルコフ/Sorin Markovの-3能力、初期ライフ以上のライフを持つ対戦相手に対する飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate、ライフが26点以上の相手に対する地獄の樹/Tree of Perditionの起動型能力などが挙げられる。一定の値にする以外の効果では、ライフが偶数の相手に無情の碑出告/Heartless Hidetsuguの起動型能力なども良い。双頭巨人戦では共用ライフが30点であるため、先述したいずれの手段でも初期ライフ状態から即死させられる。どちらかというとこの手のコンボでこそ輝くカードかもしれない。
- 暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riotsのバックアップを受けられると強力。ラクドスのパワー分のダメージできっちり最大限のコスト減少を享受でき、そのままダメージを倍化させてくれる。また、ラクドスを唱えるためにライフロス手段を多めに積んだデッキを構築できていれば絶望の魔神をさらに強力に扱える。