マッドステロ
提供:MTG Wiki
マッドステロ(Madness Steroid)
マッドネスを利用したステロイド。 トーメント以降、オデッセイ・ブロックがスタンダードだったころのステロイドはほとんどがこれにあたる。
クリーチャー — 犬(Dog)
カードを1枚捨てる:野生の雑種犬はターン終了時まで+1/+1の修整を受けるとともに、あなたが選んだ1色の色になる。
2/2インスタント
望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。激発は、それらに4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。
マッドネス(1)(赤)(赤)(あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。あなたがそうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(赤),(T),あなたの墓地にあるカード2枚を追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。渋面の溶岩使いはそれに2点のダメージを与える。
1/1数あるステロイドの中でもかなり強力な部類に入る。 エクステンデッドにおいてさえ活躍したサイカトグや青緑マッドネス、当時最強であったウェイクにさえ、速さと安定性、火力を武器に対抗した。
象の導き/Elephant Guideや獣群の呼び声/Call of the Herdのおかげでコントロールへの耐性も高い。 火力は火力で3マナ4点割り振り可能なインスタントと言う強烈極まりない激発/Violent Eruptionが小型から中型クリーチャーを消し去り、残ったライフも無駄なく吹き飛ばす。
サイカトグには速度と火力により従来から相性がいい。 メインの幻影のケンタウロス/Phantom Centaurとサイドからのたい肥/Compostは、「メタられなければ最強」であった黒コントロールを悩ませた。 厄介な大型クリーチャーを使用してくる青緑マッドネスと白緑ビートダウンには象の導きでサイズを底上げし、サイドチェンジ後は罠の橋/Ensnaring Bridgeでクリーチャーを封殺して火力で勝負するバーニングブリッジ戦略で対抗。 最大の天敵に当たるウェイクに対しては、焦熱の火猫/Blistering Firecatとサイドの鋭い痛み/Flaring Painで挑む事になる。
これらの要素が相俟って、一時期のスタンダードは「サイカトグとステロの二強」と言われたほどだった。 しかし第7版から第8版への移行で、このデッキの安定感を上げていたラノワールのエルフ/Llanowar Elvesやカープルーザンの森/Karplusan Forestを失い、苦手のウェイクが台頭してきたこともあって、衰退を余儀なくされた。
激発/Violent Eruptionと焦熱の火猫/Blistering Firecatのためである。
- 白をタッチし攻撃力と柔軟性を底上げしたタイプも存在する。→レッドゾーン
- マッドネスの利用に特化したバージョンとしてはパッチステロなどがある。
- この時期のもうひとつの大きな特徴として、土地からのダメージ源が優秀だったことが挙げられる。
インベイジョンからはケルドの死滅都市/Keldon Necropolis、オデッセイからは蛮族のリング/Barbarian Ringがよく採用された。
- それでもメタの中心とまではいかなかったのだから、当時のスタンダードは凄まじい。
サンプルレシピ
aligen="center" | LEFT: | |
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (19) | ||
4 | ラノワールのエルフ/Llanowar Elves | |
4 | 野生の雑種犬/Wild Mongrel | |
3 | 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla | |
3 | 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer | |
3 | 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur | |
2 | 焦熱の火猫/Blistering Firecat | |
インスタント・ソーサリー (16) | ||
4 | 激発/Violent Eruption | |
4 | 炎の稲妻/Firebolt | |
4 | 火山の鎚/Volcanic Hammer | |
4 | 獣群の呼び声/Call of the Herd | |
エンチャント・アーティファクト (3) | ||
3 | 象の導き/Elephant Guide | |
土地 (22) | ||
8 | 山/Mountain | |
3 | 森/Forest | |
4 | 樹木茂る山麓/Wooded Foothills | |
4 | カープルーザンの森/Karplusan Forest | |
3 | モスファイアの谷/Mossfire Valley | |
サイドボード | ||
4 | たい肥/Compost | |
3 | ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante | |
3 | 罠の橋/Ensnaring Bridge | |
3 | 貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth | |
1 | クローサ流再利用/Krosan Reclamation | |
1 | 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur |