幽霊の特使、テイサ/Teysa, Envoy of Ghosts
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オルゾフ組/The Orzhov Syndicateの迷路走者となったテイサ。死んだクリーチャーの霊魂(スピリット・トークン)を使役するのはオルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scionと同じだが、その性質は大きく異なっている。
自身が戦闘ダメージをすべて軽減する無敵の壁となる上、チャンプブロッカー生成付きの無慈悲/No Mercyに似た能力を持ち、クリーチャー戦における防御力はかなりのもの。さらにブロックされないパワー4とアタッカーとしても優秀なので、警戒を活かして盤面を止めながらクロックを刻んでいくことができる。
リミテッドでは十分なライフさえあれば1枚でクリーチャー戦を制圧できる強力なカード。
一方構築ではビートダウンの対策としては7マナは遅く、呪文への除去耐性もないとあって単純には使いづらい。ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopaや静穏の天使/Angel of Serenityといった強力なライバルの存在も逆風。逆にそれらと向かい合っても、ライフさえ余裕があれば絶対的な不利にはならない点は評価点なので、マス・デストラクション型のコントロールデッキ向けか。
ルール
- テイサは戦場のクリーチャーだけでなく、戦場以外の領域にあるクリーチャー・カードの能力の対象にもならない。特に活用や湧血の対象にならない点に注意。
- 無慈悲や不浄なる者、ミケウス/Mikaeus, the Unhallowedとは異なり、破壊できるのは戦闘ダメージを与えたクリーチャーだけである。
- 特記がないため、トークンはテイサのコントローラーのコントロール下で戦場に出る(CR:110.2a)。ヤナギの丘の絞首台/Gallows at Willow Hillや死後の生命/Afterlifeのような代わりにトークンを与える効果ではない。
- カードのフレイバーにそぐわないが、戦闘ダメージを与えたクリーチャーを破壊できなかった場合でもトークンは生成される。
- トークンの色は白かつ黒である。オルゾフの御曹子、テイサおよびイニストラード・ブロックのスピリット・トークン(白単色)との混同に注意。
関連カード
ストーリー
大特使/Grand Envoyの地位に就いたテイサ。オブゼダート/Obzedatの命を受け、彼女は暗黙の迷路/The Implicit Mazeの走者の1人となった。
詳細はテイサ・カルロフ/Teysa Karlovを参照。
- カード名の「幽霊」とは幽霊議員ことオブゼダートのこと。
参考
- 壁紙(Daily MTG)
- Teysa Karlov/テイサ・カルロフ(DailyMTG.com、Uncharted Realms、文:Adam Lee、訳:若月繭子)
- カード個別評価:ドラゴンの迷路 - レア