サイカトグ/Psychatog
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Psychatog / サイカトグ (1)(青)(黒)
クリーチャー — エイトグ(Atog)
クリーチャー — エイトグ(Atog)
カードを1枚捨てる:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
あなたの墓地にあるカード2枚を追放する:サイカトグはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
オデッセイのエイトグサイクルの1枚。これは手札と墓地を食べる。
サイクルの他のカードと違い、2種類のパンプアップ能力に使うコストが、両方ともパーマネントでなく、カードの種類を問わないという点、また、青の能力で手札を捨ててパンプアップした後、そのままそれを黒の能力でまたパンプアップに使えるという具合に2つの能力が噛み合っている点で他とは一線を画す。しかもスタンダードでは、激動/Upheavalというブロッカーを排除しつつ手札をとんでもなく増やすカードがあったため、これをキーカードとした激動サイカトグは一大勢力を築くに至った。
エクステンデッドやエターナルでは、現在もその強さを誇っている。特にラヴニカ:ギルドの都参入後のエクステンデッドでは、新メカニズムの発掘と抜群の相性を示し、発掘サイカトグやゴルガリマッドネス、フリゴリッドのキーカードとして活躍している。
ただし前評判は高くない、というよりも、多くのプロプレイヤーの目にも全く止まらなかった。後に「サイカトグなんて気付くわけがない」という、あるプレイヤーの発言がゲームぎゃざ紙上に掲載された。
- 「(1)(青)(黒)で5/6のクリーチャーが出たとしても、サイカトグよりは適正だ」というのは海外のプロプレイヤーの有名な言葉。
そしてその後に登場した(1)(緑)で5/6になりうるタルモゴイフにお株を奪われた。
- オデッセイの代表的共鳴者として、野生の雑種犬/Wild Mongrelとは双璧を為す。
- オンスロート版のショック/Shockのイラストの中に登場し撃たれているが、多分死んでない。
- もともとのデザインではライブラリーを食べる能力を持っていた。テストプレイの段階でタワーデッキに入れてその性能を確かめたそうだが、やはり強すぎたのだろう。
- The Top 50 Gold Cardsで栄光の1位の座を手にした。その数年後、ラヴニカ・ブロック、シャドウムーア・ブロック、アラーラの断片ブロックと強力多色カードが大幅に増えた中でのTop 50 Gold Cards of All Timeでも1位の座を防衛した。
- 刹那能力によって、大きく影響を受けたカードのひとつと考えられる。突然のショック/Sudden Shockや突然の死/Sudden Deathなどに対してパンプアップ能力で抵抗ができないのはサイカトグに限った話ではないが、サイカトグのパンプアップ能力は他に比べて抜きん出ており、歯止めの掛けられ具合で言えばかなりの急ブレーキである。これまで通りのやり方で活躍するのは難しくなったといえるだろう。
主なサイカトグデッキ
関連カード
サイクル
オデッセイのエイトグサイクル。色に対応した2種類のパンプアップ能力を持つ。
- ファンタトグ/Phantatog
- サイカトグ/Psychatog
- サルカトグ/Sarcatog
- リサトグ/Lithatog
- ソーマトグ/Thaumatog
参考
- That Big, Toothy Grin (WotC、文:Randy Buehler、英語)
- Psychatog Redux (WotC、文:Randy Buehler、英語)
- The Top 50 Gold Cards 第1位
- カード個別評価:オデッセイ - アンコモン