精神接合器/Mindsplice Apparatus

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Mindsplice Apparatus / 精神接合器 (3)(青)
アーティファクト

瞬速
あなたのアップキープの開始時に、精神接合器の上に油(oil)カウンター1個を置く。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは、精神接合器の上にある油カウンター1個につき(1)少なくなる。


インスタントソーサリーコストを軽減する有色アーティファクト

瞬速によりインスタント・タイミングで出せるため、出たターン呪文軽くならない隙を小さくできる。この手の軽量化では「軽量化を出すマナ+最低限それを守る呪文のためのマナを貯めねばならないために軽量化が遅れる」シチュエーションはあるあるなので、回避できるのは大変にありがたい。 伝説のパーマネントでもないため、必要であれば複数の同名カードを並べて効果を重ねがけもできる。

またアーティファクトであるため、青系によくある呪文軽量化クリーチャーたちに比べれば場持ちが良い点も強みと言える。また、毎ターン無条件にカウンターを増やせるためカウンターを減らす効果にも比較的強い。

基本的に1ターンごとに1マナ分だけ軽くなっていくため、4マナ時点で唱えれば次のターンでは元5マナの呪文+元2マナの打ち消し呪文を唱えられるようになり、立ち回りを劇的に優位に進められる。

加えてカウンター利用であるために、油カウンターを別途乗せる手段を使えば更にハイペースで呪文を軽くできる。具体的には登場時のスタンダートに多数用意されている増殖効果持ちのインスタント、ソーサリーがカード等が加速手段の筆頭候補。増殖付加のために増えたマナをこのカードで帳消しにできる。

当然だが重い呪文を搭載しすぎると事故を引き起こしやすくなるため、基本的には2,3マナのインスタント、ソーサリー呪文を採用するポピュラーな形式のコントロールデッキのエンジン役として捉えるのがよいだろう。5ターン目に6マナを唱えられるというよりは、5ターン目に5マナを唱えても追加で2マナ呪文を唱えられる、というような捉え方をすべきカードである。 また最大限有効に使うための奥の手としてX呪文やキッカーなどを採用しておくと更にこのカードを活かせる。

一見このカード自身には殺傷力はないが、(カード性質は異なるが)荒野の再生/Wilderness Reclamation発展+発破/Expansion+Explosionのように、優秀なX系火力呪文のある環境であればそれらコストをこのカードで軽減することで飛躍的な大きなダメージを出し、このカード自身をフィニッシャーに据えることも不可能ではない。

スタンダードで同居するX呪文には銀の精査/Silver Scrutiny白の太陽の黄昏/White Sun's Twilightら黄昏サイクルなどがあり、これらを活用できる重量級の青白コントロール青白黒コントロールで採用される。


リミテッドでは構築よりもクリーチャー同士の睨み合いになりやすく、油カウンターは溜まりがちだが、同時に呪文ばかりをピックするのは難しく、仮にピックできても呪文同士にシナジーを形成させるのは非現実的。必然的に恩恵を受けられるかどうかが不安定であり、これ自体も4マナかかる。単独では何もしないため優先的にピックしたいカードとは言い難いだろう。

  • イラストはアンコウをモチーフにして描かれている[1]

脚注

  1. @ovidiocartagena(担当アーティストOvidio CartagenaのTwitter 2023年1月15日)

参考

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