白の太陽の黄昏/White Sun's Twilight

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White Sun's Twilight / 白の太陽の黄昏 (Ｘ)(白)(白)
ソーサリー

あなたはＸ点のライフを得る。毒性１と「このクリーチャーではブロックできない。」を持つ無色の1/1のファイレクシアン(Phyrexian)・ダニ(Mite)・アーティファクト・クリーチャー・トークンＸ体を生成する。Ｘが５以上であるなら、それらでないすべてのクリーチャーを破壊する。（毒性１を持つクリーチャーから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは追加で毒(poison)カウンター１個を得る。）

白の黄昏はライフゲイン、およびブロック制限と毒性のついたファイレクシアン・ダニ・アーティファクト・クリーチャー・トークンの生成。X=5以上のボーナスはダニ以外の全体除去。

基本的にライフ・アドバンテージは構築だと評価が下がるのだが、生成するダニはブロッカーにはならないためライフを獲得して敗北を先延ばしに出来る点は噛み合っている。ダニのサイズは極小だが数だけは多く出せるので毒カウンターを強引に叩き込みやすく、予め毒性を持つクリーチャーで毒カウンターを貯めておけば一気に毒殺も狙える。とはいえファイレクシア：完全なる統一にはダニ以外にも毒性を持つクリーチャーが多数存在している以上、ライフ回復は延命手段としては少々心許ない。前述の通りブロッカーとしては役立たずなため、毒を盛り切る前に先に殴り倒されてしまう可能性もそれなり。

X=5以上のボーナスは全体除去で、これにより生成されたダニは残してくれる。最低でも5体のダニが出ている訳で、対戦相手が1ターンの間にブロッカーを並べられるウィニー系列やトークンを多用するデッキでなければ、3～4個の毒カウンターを付着させることが可能。ダニの死にやすさはともかく、戦場における貧弱さをある程度カバーしてくれる。基本的には毒カウンターを勝ち筋とする毒性軸のデッキにおいてのやや不確実なフィニッシャー、またはコントロールデッキでの全体除去のかさ増しという運用になるだろうか。

リミテッドではライフ・アドバンテージの価値が上昇。毒性を持つカードを優先的にピックしておけば、他のプレイヤーには必然、それらのカードが多くわたらないことになるため、延命にも役立ちやすい。クリーチャーが互いに横並びしがちなリミテッドにおいては全体除去も当然強力。ただしその重さは変わらないため、隙が大きい点にも注意が必要。

スタンダードでは勝利手段をこれのみに頼った白単コントロールデッキが見られることがある。