先読
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先読/Read Ahead | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 団結のドミナリア |
CR | CR:702.155 |
先読(さきよみ)/Read Aheadは、団結のドミナリアで登場したキーワード能力。英雄譚が戦場に出る際、および戦場で機能する常在型能力である。
エンチャント — 英雄譚(Saga)
先読(章を選び、それに等しい数の伝承(lore)カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― 土地でもこれでもないパーマネント1つを対象とする。それはフェイズ・アウトする。あなたがザルファーのフェイジングをコントロールし続けているかぎり、それはフェイズ・インできない。
III ― すべてのクリーチャーを破壊する。これにより破壊された各クリーチャーにつきそれぞれ、それのコントローラーは黒の2/2のファイレクシアン(Phyrexian)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
目次 |
定義
先読/Read Aheadは、「この英雄譚が戦場に出るに際し、1からこの英雄譚の最終章番号までの数字1つを選ぶ。この英雄譚はその選ばれた数の伝承カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」と「この英雄譚の章能力は、その能力の章シンボルに記された数とちょうど同数の伝承カウンターが置かれていないかぎり、これが戦場に出たターンには誘発しない。」の2つの常在型能力を意味する。
解説
英雄譚を途中から読み始めるようなメカニズム。団結のドミナリアで初登場した。
通常の英雄譚は後の章能力を使うためにはタイムラグが存在するという欠点があったが、先読を持つ英雄譚は好きな章から始められることでその点を克服している。もちろん、序盤の章を飛ばしてしまうとその分だけ効果の総量も減ってしまうため、状況に応じてどの章から読み始めるかを考える必要がある。
団結のドミナリアに収録された全ての英雄譚は先読を持っており、各色につきアンコモンが1枚、レア(緑のみ神話レア)が1枚ずつ、計10枚が存在する。
ルール
- 数字を選ぶことはスタックを使用せず、対応して何かを行うことはできない。
- 先読能力以外の方法で伝承カウンターを複数個同時に置いた場合も、戦場に出たターンは伝承カウンターの数とちょうど同じ章の能力しか誘発しない。
- 例1)先読を持つ英雄譚をI章で出し、そのターン中に物語編み/Storyweaveで伝承カウンターを2個置いた場合、III章能力は誘発するがII章は誘発しない。
- 置換効果により戦場に出るに際し置かれる伝承カウンターの数が変化した場合、変化後の値を参照する。
- 戦場に出たターン以外では通常の英雄譚と同様の挙動を示す。詳細は英雄譚#ルールを参照のこと。
参考
- Dominaria United Mechanics/『団結のドミナリア』のメカニズム(Feature 2022年8月18日 Matt Tabak著)
- Dominaria United Release Notes/『団結のドミナリア』リリースノート(PDF)(Feature 2022年8月26日 Jess Dunks著)
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- キーワード能力
- 英雄譚
- 伝承カウンター
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.155 先読/Read Ahead
- 702.155a 先読は、一部の英雄譚・カードが持つキーワードである。「先読/Read Ahead」は、「この英雄譚の章能力は、その能力の章シンボルに記された数とちょうど同数の伝承カウンターが置かれていないかぎり、これが戦場に出たターンには誘発しない。」を意味する。rule 714〔英雄譚・カード〕参照。
- 702.155b 先読 能力を持つ英雄譚1つが戦場に出るに際し、それのコントローラーは1からその英雄譚の最終章番号までの間の数1つを選ぶ。その英雄譚は、その選ばれた数の伝承カウンターが置かれた状態で戦場に出る。rule 714〔英雄譚・カード〕参照。
- 702.155c オブジェクト1つが複数の先読を持っていても意味はない。
- 702.155 先読/Read Ahead
- 702 キーワード能力
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 715 当事者カード
- 715.1 「当事者/adventurer」カードは、文章欄中に小さな枠のある、2組のカード枠を持つ。
- 715.2 左側の内側の枠に書かれている文章は、そのオブジェクトが呪文である間に取りうる代替の特性を定義する。そのカードの通常の特性は、文章欄は右側で小さくなっているが、通常通り表記されている。
- 715.3 プレイヤーは、自分が当事者カードを唱えるに際して、そのカードを通常通り唱えるか出来事として唱えるかを選ぶ。
- 715.3a 当事者カードを出来事として唱える場合、それを唱えられるかどうかを見るには代替の特性だけが評価される。
- 715.3b 出来事としてスタック上にある間、その呪文はその代替の特性だけを持つ。
- 715.3c 出来事・呪文がコピーされた場合、そのコピーも出来事であり、その出来事・呪文を表すカードの通常の特性ではなくその呪文の代替の特性を持つ。出来事として唱えられた呪文を参照するルールや効果は、そのコピーも参照する。
- 715.3d 出来事として唱えた呪文を解決して墓地に置く代わりに、そのコントローラーはそれを追放する。そのカードが追放され続けているかぎり、そのプレイヤーはそれを唱えてもよい。その場合、出来事として唱えることはできないが、それを唱えてもよいとする別の効果によって、出来事として唱えることができうる。
- 715.4 スタック以外のいずれかの領域である間、また出来事でない状態でスタックにある間、当事者カードはその通常の特性だけを持つ。
- 715.5 効果によってプレイヤーが名前を選ぶ場合、そのプレイヤーが当事者カードの代替の名前を選びたければ、そうしてもよい。
- 715 当事者カード