ナーフィ王の裏切り/King Narfi's Betrayal
提供:MTG Wiki
King Narfi's Betrayal / ナーフィ王の裏切り (1)(青)(黒)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I ― 各プレイヤーはそれぞれカード4枚を切削する。その後、あなたは各墓地からそれぞれ、クリーチャーかプレインズウォーカーであるカード1枚を追放してもよい。
II,III ― ターン終了時まで、あなたはナーフィ王の裏切りによって追放されているカードの中から呪文を唱えてもよく、それらの呪文を唱えるために任意のマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
ナーフィ/Narfiがイーガン/Egonと取引し臣民をすべてアンデッドへと変えてしまった逸話を描いた英雄譚。
- I-
- 各プレイヤーが4枚切削し、それぞれの墓地から1枚ずつクリーチャーかプレインズウォーカーを追放する。
- II,III章の下準備を行う能力。近年の墓地利用カードらしく、墓地肥やしで選択肢を増やしてから追放するカードを選べる。II,III章で唱えたいカードが1枚でも既に墓地にあるなら、他のは切削で落ちることを期待して唱えてしまってもよいだろう。
- II,III-
- I章で追放した死者を呼び出す。マナは支払う必要があるが、色拘束は無視できるためデッキカラーが異なる対戦相手でも問題はない。
- フレーバー的には臣民をアンデッドに変えてしまうものだが、クリーチャー・タイプにゾンビなどを追加する効果はない。
時間差がありマナ・コストを支払う必要はあるが、プレインズウォーカーも選べカード・アドバンテージを取れる可能性のあるリアニメイト呪文。登場時のスタンダードではディミーア・ローグといった墓地を積極的に肥やすデッキが存在するので墓地肥やし+戦力が追加できればラッキーという運用の仕方もあるか。
追放したカードは2ターンに渡って唱える機会があるので、マナ基盤などを整える猶予がある。ゲーム終盤で消耗戦になればマナ・コストの割に良質なアドバンテージが得られる。
多人数戦ならば3枚以上のカードを利用できるのでより強力。
ルール
- I章とII、III章の能力は関連している能力である。戦場のパーマネントは一度戦場を離れると別のオブジェクト扱いになってしまうため、ブリンクして再度I章能力を誘発させた場合、ブリンク前に追放していたカードは続くII・III章で唱えることはできない。
- 追放したカードをプレイするタイミングは通常のルールの許諾に従う。瞬速を持たない呪文はあなたのメイン・フェイズでスタックが空のとき唱えることができる。コストも通常通り支払う必要がある。
- 望む色のマナであるかのように支払うだけで、実際に支払われたマナの色が変わることはない。一徹や向上呪文などは実際に支払われたマナの色を参照する。
- 唱えなかったカードは追放されたままとなる。
- 第1面がクリーチャーかプレインズウォーカーであるモードを持つ両面カードを追放したなら、その第2面がクリーチャーやプレインズウォーカーでなくてもあなたはそれを第2面で唱えても良い。土地としてプレイすることはできない。
- あなたは1ターンの間に追放されているカードを何枚でも唱えても良い。
関連カード
サイクル
カルドハイムのレアの英雄譚サイクル。2色の組み合わせそれぞれに1枚ずつ存在する。
- 鴉の警告/The Raven's Warning(白青)
- ファーヤの報復/Firja's Retribution(白黒)
- ナーフィ王の裏切り/King Narfi's Betrayal(青黒)
- 霜と火の戦い/Battle of Frost and Fire(青赤)
- 血空の虐殺/The Bloodsky Massacre(黒赤)
- ヘラルド、エルフを統一する/Harald Unites the Elves(黒緑)
- トロールの喚起/Waking the Trolls(赤緑)
- スカルドの決戦/Showdown of the Skalds(赤白)
- ブレタガルドをかけた戦い/Battle for Bretagard(緑白)
- リトヤラの熊々/The Bears of Littjara(緑青)