タルジーディの隊商、スビラ/Subira, Tulzidi Caravanner
提供:MTG Wiki
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
速攻
(1):他の、パワーが2以下のクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
(1)(赤),(T),あなたの手札を捨てる:ターン終了時まで、あなたがコントロールしていてパワーが2以下のクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。
パワー2以下のクリーチャーの補助と、戦闘ダメージを媒介とした手札交換能力を持つ伝説の人間・シャーマン。
小型クリーチャーを満載したウィニー寄りのアグロデッキにおける序盤のダメージ加速と中盤以降の息切れ防止を兼ねたクリーチャーであり、自身も3マナ2/3速攻とアグロ向きの性能を持つ。この手の赤の手札交換は捨てた枚数を引くものが基本だが、引く枚数は戦闘ダメージを与えたパワー2以下のクリーチャーの数によるため手札の枚数以上のクリーチャーの攻撃が通ればアドバンテージを得ることもでき、プレイヤーへの攻撃や戦闘ダメージを誘発条件とする能力を持つクリーチャーと組み合わせればさらなるアドバンテージを得やすい。
問題は自己完結性の低さと打点の伸ばしづらさ。スビラ単体では2マナのクリーチャー相手に立ち往生することも珍しくなく、基本的に各能力は味方がいないと機能しない。近年アグロの息切れ防止策は赤単色でも選択肢が豊富であるため競合は多い。手札を何度も能動的に捨てることができるクリーチャーとして、その辺りのシナジーが活かされれば別の使い道も生まれ得るか。
- 初カード化のテフェリー/Teferiの妻だが、ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse等と異なり夫とは特段相性が良くないデザイン。
- 2つ目の能力の解決時に対象に選んだクリーチャーのパワーが3以上になっていたなら不正な対象で能力は立ち消えるが、能力が解決された後にクリーチャーのパワーが3以上になってもブロックされない効果が消えることはない。
- 3つ目の能力の「あなたの手札を捨てる」というコストは手札が0枚でも支払うことができる。
関連カード
サイクル
基本セット2021の、テフェリー/Teferiと関わりの深いドミナリア/Dominariaの伝説のクリーチャーのサイクル。外交官、マンガラ/Mangara, the Diplomatのみ神話レアで、他はレア。
- 外交官、マンガラ/Mangara, the Diplomat(白)
- トレイリアの大魔導師、バリン/Barrin, Tolarian Archmage(青)
- 悪意に満ちた者、ケアヴェク/Kaervek, the Spiteful(黒)
- タルジーディの隊商、スビラ/Subira, Tulzidi Caravanner(赤)
- ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル/Jolrael, Mwonvuli Recluse(緑)
- 尊敬される語り手、ニアンビ/Niambi, Esteemed Speaker(白青)
- ケルドの心胆、ラーダ/Radha, Heart of Keld(赤緑)
ストーリー
スビラ/Subiraはジャムーラ/Jamuraa大陸に住む人間の商人で、タルジーディ隊商/The Tulzidi Caravanの長。テフェリー/Teferiと結婚し、娘ニアンビ/Niambiをもうけた。
詳細はスビラ/Subiraを参照。
- 日本語版のカード名は適切な訳とは言えない。隊商とは旅をする商人の一団のことであり、個人を指す言葉ではない。英語名のcaravannerは「隊商を率いる者」を意味しており、「タルジーディの隊商長、スビラ」などと訳すのが適切だろう。