プロスブルーム

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'''プロスブルーム'''(''Prosbloom'')は、[[プロツアーパリ97]]を席巻した、初めての[[トーナメント]]レベル[[コンボ]][[デッキ]]。デッキ名は[[繁栄/Prosperity]]の「Pros」と[[死体の花/Cadaverous Bloom]]の「Bloom」を合わせたもの。また、日本では[[死体の花/Cadaverous Bloom]]と[[生命吸収/Drain Life]]の組み合わせから「カダベラスドレイン」とも呼ばれていた。
 
'''プロスブルーム'''(''Prosbloom'')は、[[プロツアーパリ97]]を席巻した、初めての[[トーナメント]]レベル[[コンボ]][[デッキ]]。デッキ名は[[繁栄/Prosperity]]の「Pros」と[[死体の花/Cadaverous Bloom]]の「Bloom」を合わせたもの。また、日本では[[死体の花/Cadaverous Bloom]]と[[生命吸収/Drain Life]]の組み合わせから「カダベラスドレイン」とも呼ばれていた。
  
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動きとしては「大量マナからの[[生命吸収/Drain Life]]」だけであるが、そのマナを量産する手段が2段階に分かれており、少々複雑なコンボデッキになっている。
 
動きとしては「大量マナからの[[生命吸収/Drain Life]]」だけであるが、そのマナを量産する手段が2段階に分かれており、少々複雑なコンボデッキになっている。

2011年3月8日 (火) 10:44時点における版

プロスブルーム(Prosbloom)は、プロツアーパリ97を席巻した、初めてのトーナメントレベルコンボデッキ。デッキ名は繁栄/Prosperityの「Pros」と死体の花/Cadaverous Bloomの「Bloom」を合わせたもの。また、日本では死体の花/Cadaverous Bloom生命吸収/Drain Lifeの組み合わせから「カダベラスドレイン」とも呼ばれていた。


Squandered Resources / 資源の浪費 (黒)(緑)
エンチャント

土地を1つ生け贄に捧げる:生け贄に捧げられた土地が生み出すことのできる好きなタイプのマナ1点を加える。



Natural Balance / 自然の均衡 (2)(緑)(緑)
ソーサリー

土地を6つ以上コントロールしている各プレイヤーは、自分のコントロールしている土地を5つ選び、残りを生け贄に捧げる。土地を4つ以下しかコントロールしていない各プレイヤーは、自分のライブラリーから基本土地カードを最大X枚まで探し、それらを戦場に出してもよい。Xは5引くそのプレイヤーがコントロールする土地の数である。その後、これにより自分のライブラリーを探した各プレイヤーはライブラリーを切り直す。



Prosperity / 繁栄 (X)(青)
ソーサリー

各プレイヤーはカードをX枚引く。



Cadaverous Bloom / 死体の花 (3)(黒)(緑)
エンチャント

あなたの手札のカードを1枚追放する:(黒)(黒)か(緑)(緑)を加える。



Drain Life / 生命吸収 (X)(1)(黒)
ソーサリー

Xは黒マナでしか支払えない。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。生命吸収はそれにX点のダメージを与える。あなたは、与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。ただし、その点数はそのプレイヤーのダメージが与えられる前のライフの総量、そのプレインズウォーカーのダメージが与えられる前の忠誠度、そのクリーチャーのタフネスを上回ってはならない。


動きとしては「大量マナからの生命吸収/Drain Life」だけであるが、そのマナを量産する手段が2段階に分かれており、少々複雑なコンボデッキになっている。

まず第一段階として、資源の浪費/Squandered Resourcesを張る。これによってタップ生け贄で二重にマナを引き出し、土地の数を減らすと共にマナを確保する。土地が0になったところで自然の均衡/Natural Balanceを撃ち土地を戦場に補充。補充した土地からさらに二重にマナを引き出し、大量のマナを溜め込む。

第二段階として、大量のマナを使って繁栄/Prosperityプレイ、マナを手札に変える。しかる後に死体の花/Cadaverous Bloomを張り、大量にある手札をマナに変える。この手札の中に自然の均衡/Natural Balanceがあれば第一段階の手順も繰り返してマナを溜めて行く。

こうして膨大に膨れ上がったマナを使って特大の生命吸収/Drain Lifeでとどめを刺す。

カード・プールが著しく制限されるブロック構築でこのような強力なコンボデッキが生まれてしまったため、ミラージュ・ブロック構築で行われたプロツアー・パリはこのデッキに支配されてしまった。当時のルールではライフが0になっても各フェイズの終了時まで負けることがなかったため、冥府の契約/Infernal Contract吸血の教示者/Vampiric Tutorでガンガンライフを支払っていっても最後の生命吸収/Drain Lifeで取り戻せば問題なく勝利できたのである。またこのブロックには有効なカウンターが雲散霧消/Dissipate魔力消沈/Power Sink程度しか存在しないのに対して、中断/Abeyance孤独の都/City of Solitude等のカウンター阻害カードが充実しておりパーミッション系のデッキが環境にほどんど存在していなかったこともあって人気を増していった。

動きもかなり複雑でコンボパーツも多いが、平均4ターンで決まるため一時期非常に活躍した。しかし、のちにキーカード資源の浪費/Squandered Resourcesミラージュ・ブロック構築禁止カードに指定されるという憂き目に遭い、ミラージュ・ブロック構築では姿を消した。

スタンダードではユーロブルー等のカウンター満載のパーミッションデッキも普通に存在したため環境を支配するまでには至らなかったが、資源の浪費/Squandered Resourcesは禁止されずに普通に使えるままであり、かつテンペスト瞑想/Meditateを得たことでコンボの成功率が飛躍的に高まったため、エクソダス発売後まで長く使われた。→*1

ミラージュ・ブロックテンペスト・ブロック

メインデッキ (60)
クリーチャー (0)
インスタント・ソーサリー (30)
1 生命吸収/Drain Life
4 冥府の契約/Infernal Contract
4 自然の均衡/Natural Balance
3 繁栄/Prosperity
2 記憶の欠落/Memory Lapse
3 魔力消沈/Power Sink
4 衝動/Impulse
3 吸血の教示者/Vampiric Tutor
2 中断/Abeyance
4 瞑想/Meditate
エンチャント・アーティファクト (8)
4 資源の浪費/Squandered Resources
4 死体の花/Cadaverous Bloom
土地 (22)
4 森/Forest
5 島/Island
1 平地/Plains
4 沼/Swamp
4 真鍮の都/City of Brass
4 宝石鉱山/Gemstone Mine
サイドボード
3 寒け/Chill
2 エレファント・グラス/Elephant Grass
4 紅蓮破/Pyroblast
2 エメラルドの魔除け/Emerald Charm
2 中断/Abeyance
2 沸騰/Boil


ミラージュ・ブロック構築

メインデッキ
クリーチャー (0)
呪文 (35)
4 資源の浪費/Squandered Resources
4 死体の花/Cadaverous Bloom
4 自然の均衡/Natural Balance
1 エルフの隠し場所/Elven Cache
1 エメラルドの魔除け/Emerald Charm
4 繁栄/Prosperity
4 衝動/Impulse
4 冥府の契約/Infernal Contract
4 吸血の教示者/Vampiric Tutor
1 三つの願い/Three Wishes
2 記憶の欠落/Memory Lapse
1 魔力消沈/Power Sink
1 生命吸収/Drain Life
土地 (25)
5 島/Island
6 沼/Swamp
7 森/Forest
3 湿原の大河/Bad River
4 知られざる楽園/Undiscovered Paradise
サイドボード
2 根の壁/Wall of Roots
4 エレファント・グラス/Elephant Grass
3 孤独の都/City of Solitude
1 エルフの隠し場所/Elven Cache
3 エメラルドの魔除け/Emerald Charm
1 記憶の欠落/Memory Lapse
1 魔力消沈/Power Sink

参考

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