最後の支払い/Final Payment
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− | [[骨の粉砕/Bone Splinters]]は必ず[[ボード・アドバンテージ]] | + | [[骨の粉砕/Bone Splinters]]は必ず[[ボード・アドバンテージ]]を失う弱点を抱えていたが、これは[[ライフ]]や[[エンチャント]]でも代替できるため、ある程度柔軟性が増している。いずれにせよ何らかの[[リソース]]を失うのだが、インスタントになったことで[[戦闘]]や除去で[[死亡]]しそうなクリーチャー、[[割る|割られ]]そうなエンチャントを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られるため、上手く使えば[[アドバンテージ]]の喪失を抑えられる。[[死後]]等の[[PIG]][[能力]]持ちや[[墓地]][[回収]]、自力で復活するクリーチャーと組み合わせれば更に利用の幅が広がる。 |
− | [[警戒]]持ちに効かない[[封じ込め/Seal Away]]や[[伝説のクリーチャー]]を落とせない[[喪心/Cast Down]] | + | [[警戒]]持ちに効かない[[封じ込め/Seal Away]]や[[伝説のクリーチャー]]を落とせない[[喪心/Cast Down]]と比較すると、[[対象]]を選ばずに[[破壊]]できるのは利点だが、一方で[[色拘束]]が重くのしかかっており、白黒の濃い[[デッキ]]でなければ満足に使いにくい。クリーチャーやエンチャントを序盤から展開しないデッキではライフを5点支払う[[追加コスト]]を抱えた除去にしかならず、[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|赤単アグロ]]のような高速デッキが存在する[[環境]]で積極的にライフを支払うのはリスクが高い。従って生け贄[[シナジー]]を持つデッキか、追加コストが気にならないほどライフ[[回復]]できるデッキで使うのが望ましい。 |
− | [[パウパー]] | + | [[パウパー]]でも使用可能。パウパーで使用可能な[[除去]]で対応しにくい[[クリーチャー]]といえば[[グルマグのアンコウ/Gurmag Angler]]なので、それを狙うこととなる。ただしライフ5点はそのグルマグのアンコウに1回殴られるのと同じであり、できるだけ他のコストを支払いたい。用済みの[[ETB]]能力持ちやクリーチャー・[[トークン]]が候補になるが、[[追放]][[能力]]が[[スタック]]上にある状態の[[未達への旅/Journey to Nowhere]]を生け贄に捧げられれば永久追放[[コンボ]]になり一石二鳥。 |
− | [[リミテッド]]では死後[[メカニズム]]と組み合わせていくのが主な利用法。[[疑似除去]]を付けられて不要になったクリーチャーを追加コストに充てるのもよい。相性のよいカードが全く手に入らなかった場合でも1枚だけ[[挿す]]なら許容範囲だろう。[[マナ・コスト]]と[[効果]]だけ見れば強力な割に、色拘束やリスクのせいで[[ドラフト]]では見送られがちな[[コモン]] | + | [[リミテッド]]では死後[[メカニズム]]と組み合わせていくのが主な利用法。[[疑似除去]]を付けられて不要になったクリーチャーを追加コストに充てるのもよい。相性のよいカードが全く手に入らなかった場合でも1枚だけ[[挿す]]なら許容範囲だろう。[[マナ・コスト]]と[[効果]]だけ見れば強力な割に、色拘束やリスクのせいで[[ドラフト]]では見送られがちな[[コモン]]カードなので、相性のよいカードと共にかき集めることができれば強力な[[白黒|オルゾフ]]デッキを組み上げられる。[[苦悶の泉/Font of Agonies]]に血液[[カウンター (目印)|カウンター]]を5個置ける利点もあるので、[[ピック]]できたらサブプラン程度に組み込んでもよいだろう。 |
*[[囚われの聴衆/Captive Audience]]を押し付けられたらこれで生け贄に捧げてやろう。 | *[[囚われの聴衆/Captive Audience]]を押し付けられたらこれで生け贄に捧げてやろう。 |
2024年1月26日 (金) 00:49時点における最新版
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、5点のライフを支払うか、クリーチャー1体かエンチャント1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
様々な支払い方ができる追加コストを持つ白黒のクリーチャー除去インスタント。
骨の粉砕/Bone Splintersは必ずボード・アドバンテージを失う弱点を抱えていたが、これはライフやエンチャントでも代替できるため、ある程度柔軟性が増している。いずれにせよ何らかのリソースを失うのだが、インスタントになったことで戦闘や除去で死亡しそうなクリーチャー、割られそうなエンチャントを生け贄に捧げられるため、上手く使えばアドバンテージの喪失を抑えられる。死後等のPIG能力持ちや墓地回収、自力で復活するクリーチャーと組み合わせれば更に利用の幅が広がる。
警戒持ちに効かない封じ込め/Seal Awayや伝説のクリーチャーを落とせない喪心/Cast Downと比較すると、対象を選ばずに破壊できるのは利点だが、一方で色拘束が重くのしかかっており、白黒の濃いデッキでなければ満足に使いにくい。クリーチャーやエンチャントを序盤から展開しないデッキではライフを5点支払う追加コストを抱えた除去にしかならず、赤単アグロのような高速デッキが存在する環境で積極的にライフを支払うのはリスクが高い。従って生け贄シナジーを持つデッキか、追加コストが気にならないほどライフ回復できるデッキで使うのが望ましい。
パウパーでも使用可能。パウパーで使用可能な除去で対応しにくいクリーチャーといえばグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerなので、それを狙うこととなる。ただしライフ5点はそのグルマグのアンコウに1回殴られるのと同じであり、できるだけ他のコストを支払いたい。用済みのETB能力持ちやクリーチャー・トークンが候補になるが、追放能力がスタック上にある状態の未達への旅/Journey to Nowhereを生け贄に捧げられれば永久追放コンボになり一石二鳥。
リミテッドでは死後メカニズムと組み合わせていくのが主な利用法。疑似除去を付けられて不要になったクリーチャーを追加コストに充てるのもよい。相性のよいカードが全く手に入らなかった場合でも1枚だけ挿すなら許容範囲だろう。マナ・コストと効果だけ見れば強力な割に、色拘束やリスクのせいでドラフトでは見送られがちなコモンカードなので、相性のよいカードと共にかき集めることができれば強力なオルゾフデッキを組み上げられる。苦悶の泉/Font of Agoniesに血液カウンターを5個置ける利点もあるので、ピックできたらサブプラン程度に組み込んでもよいだろう。
- 囚われの聴衆/Captive Audienceを押し付けられたらこれで生け贄に捧げてやろう。
[編集] 開発秘話
開発当初は死後クリーチャーとの組み合わせを狙った単なる骨の粉砕/Bone Splintersのバリエーションであったが、明らかに弱く魅力的には見えなかった。そこで四肢切断/Dismemberのバリエーションとしてライフを支払う選択肢が与えられ、さらにエンチャントをも生け贄にできるようになり、独自性を獲得するに至った[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色(Play Design 2019年2月1日)