定義済みのトークン

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
4行: 4行:
 
[[効果]]の中に、「[単語]・トークンを生成する/Create [単語] token」とのみ書かれ、その他の特性が([[注釈文]]以外)書かれていないものがある。このような効果は、ルールにより、特性が定義されている。
 
[[効果]]の中に、「[単語]・トークンを生成する/Create [単語] token」とのみ書かれ、その他の特性が([[注釈文]]以外)書かれていないものがある。このような効果は、ルールにより、特性が定義されている。
  
このルールの登場により、[[カードセット]]の[[メカニズム]]として頻出するトークンを簡潔に記述することができるようになった。
+
このルールの登場により、[[カード・セット]]の[[メカニズム]]として頻出するトークンを簡潔に記述することができるようになった。
  
*[[基本セット2020]]に伴う総合ルール更新で定められ、次の[[イクサラン]]で定義済みトークンを生成する効果が初登場した。
+
*定義済みトークンを生成する効果は[[基本セット2020]]で制定され、同時に初登場した。
*[[金箔付け/Gild]]などで使われていた[[金]]・トークンは、このルールの導入に伴い、[[テーロス還魂記]]以降、定義済みトークンを用いる書式に改められた。
+
  
 
==ルール==
 
==ルール==
 
*このルールが適用されるのは、「[単語]・トークンを生成する」という書式の場合のみである。それ以外の書式で[単語]が出てきたとしても、特性が追加されたり上書きされることはないし、また、このルールは生成に関してのみ適用される。生成された後でトークンの特性が変更されることもありうる。
 
*このルールが適用されるのは、「[単語]・トークンを生成する」という書式の場合のみである。それ以外の書式で[単語]が出てきたとしても、特性が追加されたり上書きされることはないし、また、このルールは生成に関してのみ適用される。生成された後でトークンの特性が変更されることもありうる。
**例:「[[食物]]・トークンを生成する。」という効果によって生成された[[アーティファクト]]・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを[[生け贄に捧げる]]:[[あなた]]は3点の[[ライフ]]を得る。」を持つ。しかし、何らかの効果で[[アーティファクト・タイプ]]を食物に変えても、この能力を得ることはない。また、もとから食物であるパーマネントも、それだけでこの能力を持つわけではない。[[基本土地タイプ]]のルールとの違いに注意。
+
**例:「[[食物]]・トークンを生成する。」という効果によって生成された食物・[[アーティファクト]]・トークンは、「(2),(T),このアーティファクトを[[生け贄に捧げる]]:[[あなた]]は3点の[[ライフ]]を得る。」を持つ。しかし、何らかの効果で[[アーティファクト・タイプ]]を食物に変えても、この能力を得ることはない。また、もとから食物であるパーマネントも、それだけでこの能力を持つわけではない。[[基本土地タイプ]]のルールとの違いに注意。
 
***[[ジンジャーブルート/Gingerbrute]]はこの能力を持つが、それはこのルールとは無関係に、[[文章欄]]に書かれているためである。裏を返せば、書かれていない限りは持たない。
 
***[[ジンジャーブルート/Gingerbrute]]はこの能力を持つが、それはこのルールとは無関係に、[[文章欄]]に書かれているためである。裏を返せば、書かれていない限りは持たない。
 
*[単語]の部分は、[[サブタイプ]]であることが多いが、必ずしもそうとは限らない。サブタイプを参照する効果が適用されるかどうかは、総合ルールを見て確認すること。
 
*[単語]の部分は、[[サブタイプ]]であることが多いが、必ずしもそうとは限らない。サブタイプを参照する効果が適用されるかどうかは、総合ルールを見て確認すること。
 
**[[ウォーカー]]は、トークンの[[名前]]であってサブタイプではない。サブタイプは[[ゾンビ]]である。
 
**[[ウォーカー]]は、トークンの[[名前]]であってサブタイプではない。サブタイプは[[ゾンビ]]である。
*Shardは[[カルドハイム]]発売時の[[2021年]]2月5日時点の[[総合ルール]]で定義されたが、Shardをエンチャント・タイプとして定義する一方Shard・トークンの定義は[[宝物]]のように「Shard・エンチャント・トークン」とは定義されていない。つまりShardトークンはShardでは無いという奇妙な事になってしまっている。またShardの訳はカードでは「破片」となっているが、[https://mjmj.info/ MJMJ.Info]の和訳総合ルールでは「断片」と訳されている。
 
  
 
==一覧==
 
==一覧==
*[[起動コスト]]の「(カード名)を[[生け贄に捧げる]]」は、「生け贄」と略記します。
+
<!-- 登場順 -->詳細は各項を参照。
*☆は、[[オラクル]]改訂により遡及して適用されたセット。
+
*[[宝物]]
{| class="wikitable"
+
*[[食物]]
|-
+
*[[金]]
!単語!![[名前]]!![[色]]!![[カード・タイプ]]!![[サブタイプ]]!![[能力]]!![[P/T]]!!登場[[カードセット]]
+
*[[ウォーカー]]
|-
+
*[[破片]]
|'''[[宝物]]'''||宝物||[[無色]]||[[アーティファクト]]||宝物||([[タップ|T]]), [[生贄に捧げる|生け贄]]:好きな[[色]]1色の[[マナ]]1点を加える。||||[[イクサラン・ブロック]]ほか
+
 
|-
+
|'''[[食物]]'''||食物||[[無色]]||[[アーティファクト]]||食物||(2), (T), 生け贄:あなたは3点の[[ライフ]]を得る。||||[[エルドレインの王権]]
+
|-
+
|'''[[金]]'''||金||[[無色]]||[[アーティファクト]]||金||生け贄:好きな色1色のマナ1点を加える。||||[[テーロス・ブロック]]☆<br/>[[テーロス還魂記]]
+
|-
+
|'''[[ウォーカー]]'''||ウォーカー||[[黒]]||[[クリーチャー]]||[[ゾンビ]]||||2/2||[[Secret Lair Drop Series#Secret Lair x The Walking Dead|Secret Lair Drop Series:<br/> Secret Lair x The Walking Dead]]
+
|-
+
|'''Shard'''||(なし)||[[無色]]||[[エンチャント]]||(なし)||(2), 生け贄:[[占術]]1を行い、その後、[[カード]]1枚を[[引く]]。||||[[カルドハイム]]
+
|}
+
 
==関連項目==
 
==関連項目==
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2021年2月7日 (日) 23:14時点における版

定義済みトークン/Predefined Tokenとは、総合ルールによって特性が定義された状態で生成されるトークンのことである。

目次

解説

効果の中に、「[単語]・トークンを生成する/Create [単語] token」とのみ書かれ、その他の特性が(注釈文以外)書かれていないものがある。このような効果は、ルールにより、特性が定義されている。

このルールの登場により、カード・セットメカニズムとして頻出するトークンを簡潔に記述することができるようになった。

  • 定義済みトークンを生成する効果は基本セット2020で制定され、同時に初登場した。

ルール

  • このルールが適用されるのは、「[単語]・トークンを生成する」という書式の場合のみである。それ以外の書式で[単語]が出てきたとしても、特性が追加されたり上書きされることはないし、また、このルールは生成に関してのみ適用される。生成された後でトークンの特性が変更されることもありうる。
  • [単語]の部分は、サブタイプであることが多いが、必ずしもそうとは限らない。サブタイプを参照する効果が適用されるかどうかは、総合ルールを見て確認すること。

一覧

詳細は各項を参照。

関連項目

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif