コンバット・トリック
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2020年2月16日 (日) 19:27時点における版
コンバット・トリック(Combat Trick)とは、戦闘を自分に有利に運ぶ目的で戦闘中に使用される呪文や能力のこと。戦闘中に使用されることが前提なので、基本的にインスタント・タイミングで使えるもののみを指す。縮めて「ハットリ」と呼ばれることもある。
解説
いくつか例を挙げてみると、以下のようなものがある。
- クリーチャーのパワーやタフネスを変化させるもの。(巨大化/Giant Growth、お粗末/Humbleなど)
- タップやアンタップをさせるもの。(ぐるぐる/Twiddle、土砂降り/Downpourなど)
- 攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーにダメージを与えるもの。(レンジストライク)
- 戦闘ダメージを軽減したり移し変えたりするもの。(プリベンター、コーの詠唱/Kor Chantなど)
- クリーチャーを再生するものや除去耐性を付与するもの。(蘇生の印/Death Ward、死への抵抗/Withstand Deathなど)
- 戦闘に有利なキーワード能力を付与したり失わせたりするもの。(猛進/Headlong Rush、梢のかぎ爪/Canopy Clawsなど)
- クリーチャーを戦場に出すもの。(要撃/Waylay、瞬速持ちクリーチャーなど)
特に狭義では、手札にあるインスタント・カードなど、相手に見えない場所から使えるもののみを指す場合がある。さらに、クリーチャー同士の戦闘結果を変化させないもの(突貫/Vigorous Chargeなど)を含めない場合もある。
主にリミテッドで使用される言葉。厄介なクリーチャーは恐怖/Terrorなどを打ち込んでさっさと除去するのが一番早いのだが、リミテッドでは文字通り限られたカードのみを用いてデッキを構築するため、十分な枚数の除去カードが手に入らない場合がほとんど。そこで、上記のようなコンバット・トリック・カードを駆使し、自クリーチャーとの連携で「除去の代用」として働かせて補う必要がある。特に、色の役割上直接的な除去手段が少ない青や緑にとっては重要な要素である。
一方、構築では基本的に除去には不足しないので、余程の多大なアドバンテージをもたらすギミックか、巨大化/Giant Growthのような特に優れていてコンバット・トリック以外にも使えるようなものでない限りあまり用いられない。