ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
13行: 13行:
 
*修正すると[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]になる。また[[梅澤俊郎/Toshiro Umezawa]]、[[法務官の相談/Praetor's Counsel]]、[[炎の中の過去/Past in Flames]]も一種の調整版と言っていいかもしれない。
 
*修正すると[[ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth's Agenda]]になる。また[[梅澤俊郎/Toshiro Umezawa]]、[[法務官の相談/Praetor's Counsel]]、[[炎の中の過去/Past in Flames]]も一種の調整版と言っていいかもしれない。
 
*これで再利用した呪文は「墓地から唱えられた」ことになるので、[[ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain]]で[[打ち消す]]ことができる。
 
*これで再利用した呪文は「墓地から唱えられた」ことになるので、[[ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain]]で[[打ち消す]]ことができる。
 +
**同様に[[灰の盲信者/Ash Zealot]]で[[ダメージ]]を与えるし、[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]で唱えることを禁止することもできる。
 
*これが[[解決]]されれば、これ自身の効果によりこれも追放される。
 
*これが[[解決]]されれば、これ自身の効果によりこれも追放される。
  

2013年1月4日 (金) 10:43時点における版


Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


WotC社員のMark Rosewaterをして「最大の過ち」と言わしめた、マジック史上最強と謳われるカード墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は他に類を見ない。

1ターン限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて手札に加えるような効果によるアドバンテージは、ゲームバランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3マナで10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ加速手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。当時のスタンダードでは、水蓮の花びら/Lotus Petal暗黒の儀式/Dark Ritualで0マナから唱えることができ、このカードの効果でそれらを使い回すことでフリースペルのような芸当が可能となっていた。ヴィンテージに至ってはBlack LotusMox等の凶悪なマナ・アーティファクトを筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純なカードパワーパワー9をも上回る。ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondとのシナジーも抜群である。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを撃つために使用するなど絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚差しが一般的だったので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

1999/10/01、ヴィンテージでは制限カードエクステンデッドType1.5禁止カード。2004/09/20よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

参考

QR Code.gif