Transmute Artifact
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− | + | 例:[[吠えたける鉱山/Howling Mine]](2マナ)を生け贄に捧げ、[[マナリス/Manalith]](3マナ)を[[公開する|公開したい]]。マナを生み出せるパーマネントが[[ミリキン人形/Millikin]]のみであるとする。この時、マナリスが[[ライブラリーの一番上]]にあるとミリキン人形で差分マナを支払う際に[[墓地]]に置かれ、戦場に出すことができない。 | |
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2014年8月22日 (金) 19:10時点における版
ソーサリー
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探す。そのカードのマナ総量が、生け贄に捧げられたアーティファクトのマナ総量以下であるなら、それを戦場に出す。そのカードのマナ総量の方が大きいなら、あなたは(X)を支払ってもよい。Xはそれらの差である。そうしたなら、それを戦場に出す。そうしないなら、それをオーナーの墓地に置く。その後、ライブラリーを切り直す。
ライブラリー内のアーティファクトを直接戦場に出すカード。アーティファクトを1つ生け贄に捧げ、生け贄のアーティファクトよりもサーチしたアーティファクトの方が重い場合、点数で見たマナ・コストの差分を支払う必要がある。
Time Vault+通電式キー/Voltaic Keyのコンボを搭載したヴィンテージデッキにおいて追加のサーチとして採用される場合がある。
- マナ・コストに関する制限をなくして、どんなアーティファクトでも戦場に出せるようにした亜種が修繕/Tinker。そちらは類稀なるオーバーパワーカードである。
- X呪文となってパワーを抑えられた亜種が作り直し/Reshape。
- パーマネントをマナに変換して、別カードの支払いに当てるというメカニズムは、Sacrificeとメタモルフォーゼ/Metamorphosisの流れをくんだもの。その意味では、後の神河謀叛で登場した献身はよく似ている。
ルール
ライブラリーからカードを探している間、その順序を変化させてはいけない(CR:401.2)。
一般的なサーチ呪文ならば直後にライブラリーが切り直されるため特に気にする必要はないが、Transmute Artifactは「探す」と「切り直す」の間にマナの支払いを求められる場合があるため注意が必要。特にミリキン人形/Millikinや帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returnedなどの「ライブラリーから別の領域にカードが移動することを伴うマナ能力」と併用することでTransmute Artifactが不発に終わる可能性が生じる。
例:吠えたける鉱山/Howling Mine(2マナ)を生け贄に捧げ、マナリス/Manalith(3マナ)を公開したい。マナを生み出せるパーマネントがミリキン人形/Millikinのみであるとする。この時、マナリスがライブラリーの一番上にあるとミリキン人形で差分マナを支払う際に墓地に置かれ、戦場に出すことができない。
オラクルの変遷
印刷時のルール文章は現在の書式に合わせると、以下のようなものであった。
旧オラクル
Transmute Artifact (印刷時) (青)(青)ソーサリー
あなたのライブラリーからアーティファクト1つを探し、それを戦場に出す。また、あなたがコントロールする戦場にあるアーティファクト1つを選び、それをオーナーの墓地に置く。新しいアーティファクトが墓地に置いたアーティファクトより大きいマナ・コストを持つ場合、あなたはその差分を支払うか、Transmute Artifactは失敗し両方のアーティファクトを墓地に置かなくてはいけない。あなたのライブラリーを切り直す。
ルール文章上ではこのカード特有となる「失敗」という表現が用いられている。
Duelist誌4号でエラッタが出され、冒頭の2文は「アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。あなたのライブラリーからアーティファクト1つを探し、それを戦場に出す。」と変更された。
1998年7月頃のオラクル更新では、「点数で見たマナ・コストがXのアーティファクトを1つ生け贄に捧げる」を追加コストとし、「失敗」に関わる処理は「アーティファクトを探して戦場に出し、シャッフルを終えた後で、コストの差分を支払わなければ破壊(再生不可)」となるように変更された。
1999年9月頃のオラクル更新では、アーティファクトを探し、点数で見たマナ・コストが超過する場合はコストの差分を支払わないと戦場に出ず、そのまま墓地に置かれるように変更された。
また、未来予知からマナ・コストに色マナ・シンボルを含む有色アーティファクトが登場したことで一時期混乱を招いていた。生け贄に捧げたアーティファクトよりも重く、マナ・コストに色マナ・シンボルを含むアーティファクトをサーチした場合、単に「その差分(のコスト)」を支払うとしか書かれていなかったため、色マナを支払う必要があるようにも読めてしまった。2009年4月24日のオラクル更新により、点数で見たマナ・コストの差分だけのマナを支払えばよいことが明確化された。
追加コストは印刷時の挙動と異なることから、2010年9月のオラクル更新で「アーティファクトの生け贄」は効果の一部に戻され、生け贄に捧げた時にのみ探すように変更された。
- 生け贄が追加コストだった時代にはSu-Chiと相性が良く、古の茶単デッキではよくギミックとして搭載されていた。例えばサルディアの巨像/Colossus of Sardiaであれば、追加で1マナ支払うだけでよかった。