野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(20人の利用者による、間の28版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Garruk Wildspeaker}}
 
{{#card:Garruk Wildspeaker}}
  
[[ローウィン]]で登場した[[緑]]の[[プレインズウォーカー]]。[[起動型能力]]は、[[土地]]の[[アンタップ]]、[[クリーチャー]]・[[トークン]]生成、[[踏み荒らし/Overrun]]。
+
[[ローウィン]]初出の[[緑]]の[[プレインズウォーカー]]。[[忠誠度能力]]は、[[土地]]の[[アンタップ]]、[[クリーチャー]]・[[トークン]][[生成]]、[[全体強化]]。
  
1番目の[[能力]]により、差し引き2[[マナ]]で[[プレイ]]することができるため、[[展開]]を阻害せずにすむ。次[[ターン]]には6[[マナ]]に繋げられる爆発力も魅力的であり、[[肥沃な大地/Fertile Ground]]といった土地からのマナを増大する[[カード]]と併用すれば爆発力はさらに高まる。また、[[特殊地形]]でも起こせるので、起動型能力を持った土地をより活用することもできる。[[色]]的に[[ペンデルヘイヴン/Pendelhaven]]などは良い相棒である。
+
;+1能力
 +
:土地2つのアンタップ。
 +
:この[[能力]]により、差し引き2[[マナ]]で[[戦場に出す|戦場に出せる]]ため、[[展開]]を阻害せずにすむ。次[[ターン]]には6[[マナ]]に繋げられる爆発力も魅力的であり、[[肥沃な大地/Fertile Ground]]といった土地からのマナを増加させる[[カード]]と併用すれば爆発力はさらに高まる。また、[[基本でない土地]]もアンタップできるので、[[タップ能力]]を持った土地をより活用することもできる。[[色]]的に[[ペンデルヘイヴン/Pendelhaven]]などはよい相棒である。
  
2番目の能力は出てくるトークンが3/3となかなかの[[サイズ]][[アドバンテージ]]の点でもかなり優秀で、[[リミテッド]]ではこの能力を中心に使っていく事となる。また、クリーチャーが出てくるので、自身への相手のクリーチャーからの[[攻撃]]を防ぐという意味でも噛み合っている。出しすぎて[[全体除去|一掃]]されないように注意。
+
;-1能力
 +
:3/3の[[ビースト]]・トークンの生成。
 +
:攻守にわたって活躍できる[[サイズ]]を持ち、[[アドバンテージ]]の点でも優秀。[[リミテッド]]ではこの能力を中心に使っていくことになる。また、[[対戦相手]]のクリーチャーによるのガラクへの[[攻撃]]を防ぐという意味でも噛み合っている。出しすぎて[[全体除去|一掃]]されないように注意。
  
3番目の能力は、このカードに[[エンドカード]]の名を冠するもの。2番目の能力と[[シナジー]]があるため、[[コントロール (デッキ)|コントロール]]でも無駄にならないのが強みである。必要な[[コスト]]-4と小さく、出した次の[[ターン]]にすぐ[[起動]]可能になる点も他のプレインズウォーカーには無い特徴。
+
;-4能力
 +
:[[踏み荒らし/Overrun]]。
 +
:このカードに[[エンドカード]]の名を冠するもの。2番目の能力と[[シナジー]]を形成しているため、クリーチャー・カードをほとんど採用しない[[コントロールデッキ]]でも無駄にならないのが強み。必要な[[忠誠度]]の消費が-4と小さく、出した次の[[ターン]]にすぐ[[起動]]可能になる点もローウィン初出の他のプレインズウォーカーにはない特徴。
  
プレインズウォーカーの維持に貢献するマナと[[ブロッカー]]を自身で確保出来るため、初期[[忠誠度]]は低いもののある程度の[[除去]]耐性がある。さらにそれらが直接[[ボード・アドバンテージ]]に繋がっている点もポイント。
+
初期忠誠度は低いものの、プレインズウォーカーの維持に貢献するマナと[[ブロッカー]]を自身で確保できるため、見た目以上に頑丈。さらにそれらが直接[[ボード・アドバンテージ]]に繋がっている点もポイント。
  
[[テンポ]]が良く、打撃力がありながらアドバンテージを強力に稼ぐこともできるため、かなり多くの[[デッキ]]に投入できる可能性を持つ優秀なプレインズウォーカー。[[世界選手権07]]優勝の[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]にも採用され、そのポテンシャルの高さを示した。
+
[[テンポ]]がよく、打撃力がありながらアドバンテージを強力に稼ぐこともできるため、さまざまな[[デッキ]]に投入できる可能性を持つ優秀なプレインズウォーカー。[[世界選手権07]]優勝の[[黒緑ビートダウン#時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期|黒緑ビートダウン]]にも採用され、そのポテンシャルの高さを示した。
  
*使用できる[[環境]]は限られるが[[停滞/Stasis]]の維持手段として優秀である。これを出した後、アンタップした土地で停滞を張る。次の[[アップキープ]]さえ越えれば維持費を差し引いても使えるマナが増えていく。後は上がった忠誠度でトークンを出せば、維持手段のみならず[[フィニッシャー]]の役までこなしてくれる。
+
*使用できる[[環境]]は限られるが、[[停滞/Stasis]]の維持手段として優秀である。これを出した後、アンタップした土地で停滞を[[唱える]]。次の[[アップキープ]]さえ越えれば維持費を払っても使えるマナが増えていく。後は上がった忠誠度でトークンを出せば、維持手段のみならず[[フィニッシャー]]の役までこなしてくれる。
*[[時のらせんブロック]][[ローウィン]]期の[[スタンダード]]において、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]、[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]と共に、それぞれの頭文字を取って「TCG」などと呼ばれている。 → [[TCG]][[カードの俗称]]
+
*[[ガラクvsリリアナ]]に[[Terese Nielsen]]による{{Gatherer|id=201347|新規イラスト}}で収録された。
 +
*Xbox 360版『[[Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers]]』のプレイ中に現れるコードを[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|WotC]]に送ることで、[[Nils Hamm]]による新規[[絵|イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が手に入るキャンペーンが行われた。ただし、日本には発送不可。
 +
*[[時のらせんブロック]][[ローウィン・ブロック]]期の[[スタンダード]]において、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]、[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]または[[カメレオンの巨像/Chameleon Colossus]]と共に、それぞれの頭文字を取って「'''TCG'''」などと呼ばれていた。(→[[TCG]]
 +
*スクウェア・エニックスのアーケードゲーム『[[ロードオブヴァーミリオン|ロードオブヴァーミリオンII]]』の[[コラボレーション]]の一環として、このカードが使い魔カードとしてゲスト参戦した。特殊技名は[[踏み荒らし/Overrun|踏み荒らし(オーバーラン)]]。
 +
*開発段階のプレイテストカードでも下のように走り書きされている。イラストは斧を持った糸人間。→[http://gatherer.wizards.com/magic/draftools/760KjI0g5M/img/playtest13.jpg 画像]
 +
+1:untap 2 lands
 +
-1:3/3 Beast
 +
-4:over run
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 +
{{キャラクターを表すカード/ガラク}}
 +
 
===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/ローウィンのプレインズウォーカー}}
 
{{サイクル/ローウィンのプレインズウォーカー}}
 +
 +
==ストーリー==
 +
詳細は[[ガラク/Garruk]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planeswalkers/garruk Planeswalkers Minisite: Garruk] ([[WotC]],英語)
+
<!-- *[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/downloads/wallpaper/garruk 壁紙]([[Daily MTG]]) Internet Archiveでも発掘できなかったためコメントアウト-->
 +
*[https://web.archive.org/web/20071204194215/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planeswalkers/garruk Planeswalkers Minisite: Garruk(Internet Archive)] ([[WotC]]、英語)
 
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[神話レア]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[神話レア]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2023年#Magic: The Baseballing|Secret Lair Drop Series: Magic: The Baseballing]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'L'er Walkers|Secret Lair Drop Series: Li'L'er Walkers]]
 +
__NOTOC__
 +
[[Category:俗称のあるカード|やせいかたりのからく]]

2023年8月29日 (火) 21:10時点における最新版


Garruk Wildspeaker / 野生語りのガラク (2)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)

[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。

3

ローウィン初出のプレインズウォーカー忠誠度能力は、土地アンタップクリーチャートークン生成全体強化

+1能力
土地2つのアンタップ。
この能力により、差し引き2マナ戦場に出せるため、展開を阻害せずにすむ。次ターンには6マナに繋げられる爆発力も魅力的であり、肥沃な大地/Fertile Groundといった土地からのマナを増加させるカードと併用すれば爆発力はさらに高まる。また、基本でない土地もアンタップできるので、タップ能力を持った土地をより活用することもできる。的にペンデルヘイヴン/Pendelhavenなどはよい相棒である。
-1能力
3/3のビースト・トークンの生成。
攻守にわたって活躍できるサイズを持ち、アドバンテージの点でも優秀。リミテッドではこの能力を中心に使っていくことになる。また、対戦相手のクリーチャーによるのガラクへの攻撃を防ぐという意味でも噛み合っている。出しすぎて一掃されないように注意。
-4能力
踏み荒らし/Overrun
このカードにエンドカードの名を冠するもの。2番目の能力とシナジーを形成しているため、クリーチャー・カードをほとんど採用しないコントロールデッキでも無駄にならないのが強み。必要な忠誠度の消費が-4と小さく、出した次のターンにすぐ起動可能になる点もローウィン初出の他のプレインズウォーカーにはない特徴。

初期忠誠度は低いものの、プレインズウォーカーの維持に貢献するマナとブロッカーを自身で確保できるため、見た目以上に頑丈。さらにそれらが直接ボード・アドバンテージに繋がっている点もポイント。

テンポがよく、打撃力がありながらアドバンテージを強力に稼ぐこともできるため、さまざまなデッキに投入できる可能性を持つ優秀なプレインズウォーカー。世界選手権07優勝の黒緑ビートダウンにも採用され、そのポテンシャルの高さを示した。

+1:untap 2 lands
-1:3/3 Beast
-4:over run

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

ローウィンプレインズウォーカーサイクル忠誠度が「プラス」、「小マイナス」、「大マイナス」になる3つの忠誠度能力を持つ。いずれも基本セット2010基本セット2011神話レアとして再録された。

[編集] ストーリー

詳細はガラク/Garrukを参照。

[編集] 参考

QR Code.gif