結界師ズアー/Zur the Enchanter
提供:MTG Wiki
細 |
|||
(5人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Zur the Enchanter}} | {{#card:Zur the Enchanter}} | ||
− | 長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。{{Gatherer|id= | + | 長い間[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|運命を操る]]事に専念してきた[[ズアー/Zur]]がようやく[[カード]]化。{{Gatherer|id=127685}}で手にしているのは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb]]。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。 |
− | 今まで彼の名を冠したカードは[[Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。 | + | 今まで彼の名を冠したカードは[[ズアーの宝珠/Zuran Orb|ライフゲイン]]や[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding|ドロー阻害]]など、単体で見ると受身の[[カード]]が目立ったが、本人は[[攻撃]]した時に[[誘発]]となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第で[[コンボ]]や[[ロック]]にもなる性質は変わらず。 |
よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[戦場に出す|戦場に出せる]]点で勝る。[[デッキ]]の性質によって使い分けるとよい。[[構築]][[トーナメント]]でも、[[サーチ]]兼[[アドバンテージ]]源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」での[[フィニッシャー]]として使われている。 | よく[[脂火玉/Tallowisp]]と比較される。[[コスト]]、[[エンチャント]]取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらは[[オーラ]]以外も持ってくることができ、何より直接[[戦場に出す|戦場に出せる]]点で勝る。[[デッキ]]の性質によって使い分けるとよい。[[構築]][[トーナメント]]でも、[[サーチ]]兼[[アドバンテージ]]源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」での[[フィニッシャー]]として使われている。 | ||
9行: | 9行: | ||
[[忘却の輪/Oblivion Ring]]によって土地以外なら何でも除去でき、[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。[[引く|ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。 | [[忘却の輪/Oblivion Ring]]によって土地以外なら何でも除去でき、[[不眠の晒し台/Pillory of the Sleepless]]を入れておけば[[除去]]と[[クロック]]加速が一度に行える。[[引く|ドロー]]には[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などが利用可能。さらに各種[[防御円]](とくに[[物語の円/Story Circle]])で磐石。 | ||
− | [[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]で[[神格の鋼/Steel of the Godhead]]などの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[ | + | [[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]で[[神格の鋼/Steel of the Godhead]]などの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心とした[[コントロールデッキ]]が活躍した。また、[[統率者戦]]においても、[[ハイランダー]]環境であるためサーチによる[[シルバーバレット]]の重要性が高いうえ、3[[色]]でデッキを組めるようになるという利点から、有力[[統率者]]の1人として挙げられる。 |
*[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。[[戦場]]以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。 | *[[神河救済]]の[[反転カード]]は持って来ることができない。[[戦場]]以外の[[領域]]に存在する反転カードは[[反転]]前の特性のみを持つ。[[リシド]]も同様。ちなみに本人の名を冠す[[ズアーの運命支配/Zur's Weirding]]も4[[マナ]]なので持って来られないので注意。 | ||
16行: | 16行: | ||
*アルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードであったのだが、[[タルキール覇王譚]]で[[兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher]]に抜かれてしまった。 | *アルファベット順に並べたときに([[アンヒンジド]]の[[Zzzyxas's Abyss]]を除いて)最後に出てくるカードであったのだが、[[タルキール覇王譚]]で[[兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher]]に抜かれてしまった。 | ||
*日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。 | *日本語名で結界師という訳は意訳であるが、[[エンチャント]]自体に結界という意味もこめられている。[[中国語版]]のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。 | ||
− | *[[ | + | **なお、このカードの中国語版では{{Gatherer|id=426278|「結界大師」となっている。}}日本だと「大師」は仏教の高僧にしか使われないが、中国語では文化・芸術の「大家」といった意味もあり、マジックでは[[コーの鉤の達人/Kor Hookmaster]]の「達人」にあたる部分などにも{{Gatherer|id=426084|この訳語が使われている。}} |
+ | *[[2016年]][[ジャッジ褒賞]]として新規{{Gatherer|id=503507}}で[[再録]]され、[[統率者レジェンズ]]でも同じイラストが採用された。下半身の露出が抑えめになっているが、それでもフンドシを穿きズアーの宝珠を手にしている。また、従来のイラストでは顔が不明瞭だったが、このイラストで初めて全貌が描かれた。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
+ | {{キャラクターを表すカード/ズアー}} | ||
+ | |||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
{{サイクル/コールドスナップの3色多色クリーチャー}} | {{サイクル/コールドスナップの3色多色クリーチャー}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[サーチカード]] | ||
*[[ズアー/Zur]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[ズアー/Zur]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:コールドスナップ]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[神話レア]](エッチング・フォイル仕様限定カード) | *[[カード個別評価:統率者レジェンズ]] - [[神話レア]](エッチング・フォイル仕様限定カード) | ||
+ | *[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[レア]] |
2022年12月19日 (月) 22:05時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
飛行
結界師ズアーが攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーからマナ総量が3以下のエンチャント・カード1枚を探し、それを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
長い間運命を操る事に専念してきたズアー/Zurがようやくカード化。イラストで手にしているのはズアーの宝珠/Zuran Orb。そして、彼の代名詞であるフンドシも健在。
今まで彼の名を冠したカードはライフゲインやドロー阻害など、単体で見ると受身のカードが目立ったが、本人は攻撃した時に誘発となかなか攻撃的。だが、カードの組み合わせ次第でコンボやロックにもなる性質は変わらず。
よく脂火玉/Tallowispと比較される。コスト、エンチャント取得手段の面では向こうに軍配が上がるが、こちらはオーラ以外も持ってくることができ、何より直接戦場に出せる点で勝る。デッキの性質によって使い分けるとよい。構築トーナメントでも、サーチ兼アドバンテージ源として使われる脂火玉に対して、こちらは「ズアー専用デッキ」でのフィニッシャーとして使われている。
忘却の輪/Oblivion Ringによって土地以外なら何でも除去でき、不眠の晒し台/Pillory of the Sleeplessを入れておけば除去とクロック加速が一度に行える。ドローにはファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどが利用可能。さらに各種防御円(とくに物語の円/Story Circle)で磐石。
ローウィン=シャドウムーア・ブロックで神格の鋼/Steel of the Godheadなどの強力なエンチャントを手に入れたことにより、ズアーを中心としたコントロールデッキが活躍した。また、統率者戦においても、ハイランダー環境であるためサーチによるシルバーバレットの重要性が高いうえ、3色でデッキを組めるようになるという利点から、有力統率者の1人として挙げられる。
- 神河救済の反転カードは持って来ることができない。戦場以外の領域に存在する反転カードは反転前の特性のみを持つ。リシドも同様。ちなみに本人の名を冠すズアーの運命支配/Zur's Weirdingも4マナなので持って来られないので注意。
- クリーチャー・エンチャントおよびアーティファクト・エンチャントが登場したことにより、間接的にクリーチャーやアーティファクトへのアクセスも可能になった。
- 彼の弟子もしくはそれに準ずる存在であろうZuran Enchanterとカード名が酷似している。
- アルファベット順に並べたときに(アンヒンジドのZzzyxas's Abyssを除いて)最後に出てくるカードであったのだが、タルキール覇王譚で兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasherに抜かれてしまった。
- 日本語名で結界師という訳は意訳であるが、エンチャント自体に結界という意味もこめられている。中国語版のエンチャントは結界と表記されているので、持って来るカードを中国語版にするとイメージに沿う。
- なお、このカードの中国語版では「結界大師」となっている。日本だと「大師」は仏教の高僧にしか使われないが、中国語では文化・芸術の「大家」といった意味もあり、マジックではコーの鉤の達人/Kor Hookmasterの「達人」にあたる部分などにもこの訳語が使われている。
- 2016年ジャッジ褒賞として新規イラストで再録され、統率者レジェンズでも同じイラストが採用された。下半身の露出が抑えめになっているが、それでもフンドシを穿きズアーの宝珠を手にしている。また、従来のイラストでは顔が不明瞭だったが、このイラストで初めて全貌が描かれた。
[編集] 関連カード
- 結界師ズアー/Zur the Enchanter
- 永遠の策謀家、ズアー/Zur, Eternal Schemer
[編集] サイクル
- ダイアモンドのフェアリー/Diamond Faerie
- 結界師ズアー/Zur the Enchanter
- 疫病の女王、ガルザ・ゾル/Garza Zol, Plague Queen
- 死の守り手、セックァー/Sek'Kuar, Deathkeeper
- タマノーア/Tamanoa
[編集] 参考
- サーチカード
- ズアー/Zur(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:コールドスナップ - レア
- カード個別評価:統率者レジェンズ - 神話レア(エッチング・フォイル仕様限定カード)
- カード個別評価:ドミナリア・リマスター - レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2017 - レア