ジェラードの勝利/Triumph of Gerrard
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2021年9月3日 (金) 20:31時点における最新版
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― あなたがコントロールしていて最大のパワーを持つクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
III ― あなたがコントロールしていて最大のパワーを持つクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは飛行と先制攻撃と絆魂を得る。
ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashenの戦いを謳った英雄譚。最も優秀なクリーチャーをフィニッシャーまで鍛え上げる。
- I,II-
- 自軍でパワーが最も高いクリーチャー1体を継続して強化する能力。鼓舞とはちょうど条件が反対になっている。
- このエンチャントが戦場を離れた後でも+1/+1カウンターが残り続ける分、強化の速度は緩めである。
- III-
- さらに1ターン限定で飛行、先制攻撃、絆魂が付与される。
- 飛行と先制攻撃によって戦闘に極めて強くなるうえ、累計+2/+2がされた上での絆魂によるライフ回復はダメージレースを有利に運んでくれる。
- 一方でこの能力付与は強制的に発生するため、十分な恩恵を受けるにはタイミングがある程度限定される。
最終的には+1/+1カウンター2つに加えて1ターン限りの飛行、先制攻撃、絆魂付与と、2マナという軽さを考えれば破格といってもいい効果を誇る。何もしなければ自身の条件によりほぼ自動的に同じクリーチャーを強化し続けることとなるので、強化先のクリーチャーが前もって呪禁などの除去耐性を持っていると安心して強化が出来る。その意味では、一種の強化オーラに近い性質を持つと言える。オーラに比べて即効性が低く、またキーワード能力に関しては継続的ではなくなっているものの、他にクリーチャーがいれば除去によって失うアドバンテージが少ない点は優れる。
IIIの能力では白のキーワード能力は多くを網羅しているように見えるが、警戒は得られない。そのため、ライフや戦力で大幅に劣勢になっている場合は折角強化されても攻めるに攻められないこともある。とは言え2マナのカードにそこまで求めるのは酷だろう。
リミテッドでは中堅どころのクリーチャーが1体いれば膠着状態を突破でき、アンコモンながらエンドカードとしての性能を持つ優秀なカード。構築でも白青オーラのようなデッキに採用され得るスペックはある。
[編集] ストーリー
ベナリア/Benaliaの英雄ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashenはファイレクシアのドミナリア侵攻において勇敢に戦い、数々の死と数々の裏切りを乗り越え、己の命と引き換えについに荒廃の王ヨーグモス/Yawgmothを討ち取ったのだった。
- 彫像のジェラードが持つ槍は石突が虚月/Null Moon、槍先がウェザーライト/Weatherlight、下部の触手や雲模様がヨーグモス/Yawgmothを模している。
- ジェラード・キャパシェンとヨーグモスの最期、という同じシーンを描いたカードには名誉回復/Vindicateが存在する。
[編集] 訳語(ゲームに支障のない翻訳揺れ)
同エキスパンション、ベナリアの儀仗兵/Benalish Honor Guardのフレイバー・テキストでは「ジェラードの凱旋/Triumph of Gerrard」と訳されてしまっている。(「勝利」も「凱旋」もすでに他のカードにて訳されている単語ではある。)
[編集] 関連カード
- 名誉回復/Vindicate(ストーリー上の同一シーンを描いた。)
[編集] 参考
- ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ドミナリア - アンコモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - アンコモン