英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes

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[[ニクスへの旅]]で登場した4枚目の[[アジャニ]]。[[忠誠度能力]]は[[+1/+1カウンター]]の[[配置される|配置]]、[[手札]]の補充、[[ライフ]]の[[回復]]。
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[[ニクスへの旅]]で登場した4枚目の[[アジャニ]]。[[忠誠度能力]]は[[+1/+1カウンター]]の配置、[[手札]]の補充、[[ライフ]]の[[回復]]。
  
 
;1つ目の+1能力
 
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:[[自然との融和/Commune with Nature]]系の限定的な[[サーチ]]。よくあるクリーチャーに加え、[[オーラ]]と[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に対応している。
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:[[自然との融和/Commune with Nature]]系の限定的な[[手札]]補充([[濾過]])。よくあるクリーチャーに加え、[[オーラ]]と[[プレインズウォーカー]]に対応している。
 
:適切な構成の[[デッキ]]で使えば、[[忠誠度]]を上げながら高い確率で1枚の[[ハンド・アドバンテージ]]を得られる優秀な[[能力]]。
 
:適切な構成の[[デッキ]]で使えば、[[忠誠度]]を上げながら高い確率で1枚の[[ハンド・アドバンテージ]]を得られる優秀な[[能力]]。
  
 
;-8能力
 
;-8能力
:100点のライフ回復。固定量のライフ回復としては全カード中最大の値(ニクスへの旅現在)。
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:100点のライフ回復。固定量のライフ回復としては全カード中最大の値([[イニストラードを覆う影]]時点)。
 
:100点ものライフがあれば[[ダメージレース]]はかなり有利になるし、[[除去]]などを[[引く]]までの時間稼ぎにもなる。とはいえ、アジャニがこの能力を[[起動]]できるのであれば盤面は優勢ないし膠着状態である可能性が高く、ライフを[[得る]]意義は大きいとは言いがたい。今後劣勢になったときのための保険、もしくはアジャニを無視してライフを[[削る|削り]]切る戦略への牽制と見るべきか。
 
:100点ものライフがあれば[[ダメージレース]]はかなり有利になるし、[[除去]]などを[[引く]]までの時間稼ぎにもなる。とはいえ、アジャニがこの能力を[[起動]]できるのであれば盤面は優勢ないし膠着状態である可能性が高く、ライフを[[得る]]意義は大きいとは言いがたい。今後劣勢になったときのための保険、もしくはアジャニを無視してライフを[[削る|削り]]切る戦略への牽制と見るべきか。
 
:また、[[ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage]]などと組み合わせれば瞬殺も可能。
 
:また、[[ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage]]などと組み合わせれば瞬殺も可能。
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登場時の[[スタンダード]]では緑白のデッキ自体が[[メタゲーム]]上で退潮しており目立った活躍はなかったが、[[タルキール覇王譚]]参入後は[[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンミッドレンジ]]や[[黒緑白ビートダウン#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザンアグロ]]などで採用された。その後[[カードプール]]の拡大や[[環境]]の変化により採用率は一時低下していたものの、[[マジック・オリジン]]で1つ目の+1能力と[[シナジー]]を形成する[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]が登場したことにより再びアブザンアグロや[[白緑ビートダウン/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑白大変異]]で採用されるようになった。
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*物語上で関連の深い[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]の初カードである[[遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant]]と、同じ忠誠度変化となっている。
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
[[クリエイティブ・チーム]]は[[テーロス・ブロック]]のストーリーに[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]と[[アジャニ/Ajani]]を登場させることにしていたが、1つの[[ブロック (総称)|ブロック]]内のプレインズウォーカー・カードに[[色]]の偏りがあるのは望ましくなかった。エルズペスは[[白]][[単色]]が相応しいとされたため、アジャニは2色のカードとして作られることになった。
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[[テーロス・ブロック]]のストーリーに[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]と[[アジャニ/Ajani]]が登場することは早い段階で決まっていたが、1つの[[ブロック (総称)|ブロック]]内のプレインズウォーカー・カードに[[色]]の偏りがあるのは望ましくなかった。[[クリエイティブ・チーム]]はエルズペスを[[白]][[単色]]にすることを強く望んだため、アジャニは2色のカードとして作られることになった。
  
2色の組み合わせのうち、[[緑白]]はフレイバー的にも適切であり、また([[神々の軍勢]]までに登場が予定されているカードも考慮すれば)2色のプレインズウォーカー・カードでは唯一使われていない色であった。色の偏りの問題を解決し、同時に[[プレイヤー]]が待ち望んでいた初の緑白のプレインズウォーカーになるとして、このカードの色は緑白に設定された([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/296 参考])。
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2色の組み合わせのうち、[[緑白]]はフレイバー的にも適切であり、また([[神々の軍勢]]までに登場が予定されているカードも考慮すれば)2色のプレインズウォーカー・カードでは唯一使われていない色であった。色の偏りの問題を解決し、同時に[[プレイヤー]]が待ち望んでいた初の緑白のプレインズウォーカーになるとして、このカードの色は緑白に設定された([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/journey-center-set-part-1-2014-04-21-0 参考]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0008832/# 翻訳])。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane]]
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{{キャラクターを表すカード/アジャニ}}
*[[復讐のアジャニ/Ajani Vengeant]]
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*[[群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride]]
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
古き友エルズペスを探して[[テーロス/Theros]]を訪れたアジャニ。[[オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos|ブリマーズ/Brimaz]]の助けを得てエルズペスと再会した彼は、彼女とともにこの[[次元/Plane]]に秩序を取り戻すことを誓い、[[ゼナゴス/Xenagos]]が入り込んだ[[神#ストーリー|神々]]の世界――[[ニクス/Nyx]]への旅に出た。
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古き友エルズペスを探して[[テーロス/Theros]]を訪れた'''アジャニ'''/''Ajani''。[[ブリマーズ/Brimaz]]の助けを得てエルズペスと再会した彼は、彼女とともにこの[[次元/Plane]]に秩序を取り戻すことを誓い、[[ゼナゴス/Xenagos]]が入り込んだ[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神々]]の世界――[[ニクス/Nyx]]への旅に出た。
  
 
詳細は[[アジャニ/Ajani]]を参照。
 
詳細は[[アジャニ/Ajani]]を参照。
  
*[[カード名]]の「mentor」はギリシャ神話の登場人物[[Wikipedia:ja:メントール (ギリシア神話)|メントール]]に由来する言葉で、「良き指導者・助言者」を意味する。ここではテーロスの[[レオニン/Leonin#テーロスのレオニン|レオニン/Leonin]]の助言者となり、英雄エルズペスの旅の仲間となったアジャニの立場を表したものだろう。
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*[[カード名]]の「mentor」はギリシャ神話の登場人物[[Wikipedia:ja:メントール (ギリシア神話)|メントール]]に由来する言葉で、「良き指導者・助言者」を意味する。ここではテーロスの[[レオニン/Leonin#テーロス|レオニン/Leonin]]の助言者となり、英雄エルズペスの旅の仲間となったアジャニの立場を表したものだろう。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/activity/1468 壁紙]([[Daily MTG]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wallpaper-week-ajani-mentor-heroes-2014-04-09-0 壁紙]([[Daily MTG]])
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ur/294 Ajani, Mentor of Heroes]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0008804/ 英雄の導師、アジャニ](Daily MTG、Uncharted Realms、文:[[Kelly Digges]]、訳:[[若月繭子]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/squirrel-2014-05-09-0  Squirrel!](Daily MTG、Magic Arcana、文:[[Bonnie Bruenderman]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/ajani-mentor-heroes-2014-12-17 Ajani, Mentor of Heroes]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0008804/# 英雄の導師、アジャニ](Daily MTG、Uncharted Realms、文:[[Kelly Digges]]、訳:[[若月繭子]])
 
*[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ニクスへの旅]] - [[神話レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'l Walkers|Secret Lair Drop Series: Li'l Walkers]]
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*[[Ravnica Allegiance Mythic Edition]]
 
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2022年9月27日 (火) 01:38時点における最新版


Ajani, Mentor of Heroes / 英雄の導師、アジャニ (3)(緑)(白)
伝説のプレインズウォーカー — アジャニ(Ajani)

[+1]:あなたのコントロールするクリーチャーを1体、または2体か3体対象とする。それらの上に3個の+1/+1カウンターを望むように割り振って置く。
[+1]:あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。あなたはその中からオーラ(Aura)・カード1枚かクリーチャー・カード1枚かプレインズウォーカー・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-8]:あなたは100点のライフを得る。

4

ニクスへの旅で登場した4枚目のアジャニ忠誠度能力+1/+1カウンターの配置、手札の補充、ライフ回復

1つ目の+1能力
+1/+1カウンターを用いたクリーチャー強化
割り振りであるため柔軟性が高い。複数のクリーチャーを一回りずつ強化することもできるし、戦闘性能の低いマナ・クリーチャー回避能力除去耐性を持つクリーチャーなどを集中的に強化することもできる。
+1/+1カウンターを参照するカードと併用するのもよい。スタンダードでは円環の賢者/Gyre Sage時の賢者/Sage of Hoursなどとの組み合わせが考えられる。
2つ目の+1能力
自然との融和/Commune with Nature系の限定的な手札補充(濾過)。よくあるクリーチャーに加え、オーラプレインズウォーカーに対応している。
適切な構成のデッキで使えば、忠誠度を上げながら高い確率で1枚のハンド・アドバンテージを得られる優秀な能力
-8能力
100点のライフ回復。固定量のライフ回復としては全カード中最大の値(イニストラードを覆う影時点)。
100点ものライフがあればダメージレースはかなり有利になるし、除去などを引くまでの時間稼ぎにもなる。とはいえ、アジャニがこの能力を起動できるのであれば盤面は優勢ないし膠着状態である可能性が高く、ライフを得る意義は大きいとは言いがたい。今後劣勢になったときのための保険、もしくはアジャニを無視してライフを削り切る戦略への牽制と見るべきか。
また、ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmageなどと組み合わせれば瞬殺も可能。

登場時のスタンダードでは緑白のデッキ自体がメタゲーム上で退潮しており目立った活躍はなかったが、タルキール覇王譚参入後はアブザンミッドレンジアブザンアグロなどで採用された。その後カードプールの拡大や環境の変化により採用率は一時低下していたものの、マジック・オリジンで1つ目の+1能力とシナジーを形成する搭載歩行機械/Hangarback Walkerが登場したことにより再びアブザンアグロや緑白大変異で採用されるようになった。

[編集] 開発秘話

テーロス・ブロックのストーリーにエルズペス/Elspethアジャニ/Ajaniが登場することは早い段階で決まっていたが、1つのブロック内のプレインズウォーカー・カードにの偏りがあるのは望ましくなかった。クリエイティブ・チームはエルズペスを単色にすることを強く望んだため、アジャニは2色のカードとして作られることになった。

2色の組み合わせのうち、緑白はフレイバー的にも適切であり、また(神々の軍勢までに登場が予定されているカードも考慮すれば)2色のプレインズウォーカー・カードでは唯一使われていない色であった。色の偏りの問題を解決し、同時にプレイヤーが待ち望んでいた初の緑白のプレインズウォーカーになるとして、このカードの色は緑白に設定された(参考/翻訳)。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

古き友エルズペスを探してテーロス/Therosを訪れたアジャニ/Ajaniブリマーズ/Brimazの助けを得てエルズペスと再会した彼は、彼女とともにこの次元/Planeに秩序を取り戻すことを誓い、ゼナゴス/Xenagosが入り込んだ神々の世界――ニクス/Nyxへの旅に出た。

詳細はアジャニ/Ajaniを参照。

  • カード名の「mentor」はギリシャ神話の登場人物メントールに由来する言葉で、「良き指導者・助言者」を意味する。ここではテーロスのレオニン/Leoninの助言者となり、英雄エルズペスの旅の仲間となったアジャニの立場を表したものだろう。

[編集] 参考

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