治癒の軟膏/Healing Salve
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2024年9月28日 (土) 22:14時点における最新版
Healing Salve / 治癒の軟膏 (白)
インスタント
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、3点のライフを得る。
・クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージを3点軽減する。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
ブーンズの1つ。これは白の得意分野であるライフ回復あるいは軽減を行う。
同種のカードと比較すると、1マナ当たりの回復量・軽減量は3点と高い水準にある。だが、最大でも3点止まりな上に使い切りなのも災いして、構築戦では全く出番のない呪文。サイクルの中では極端に性能が低いことから、剣を鍬に/Swords to Plowsharesと並んで「マジック黎明期にはライフ回復が過大評価されていた」ことを示す例としてしばしば挙げられる。とは言え、サイクルの中で唯一モードがあることからも、いずれか片方の効果のみでは不十分とは判断されていたようだ。
一方、除去の少ないクリーチャー戦中心のリミテッドでは、ダメージ軽減のモードが軽いコンバット・トリックとしてそれなりに機能する。しかしコンバット・トリックとしては同じブーンズの巨大化/Giant Growthのほうが優秀であるため、ここでも見劣りしがち。ライフ回復のモードがほとんど使われないのもマイナス要因である。
- 青霊破/Blue Elemental Blast、赤霊破/Red Elemental Blastと共に、モード持ち呪文の元祖の一つといえる。
- リミテッド・エディションにおいて、軽減とライフ獲得に関係するカードには他にダメージ反転/Reverse Damageがある。そちらは軽減したダメージと同じ点数分のライフを獲得するカードの元祖。
- 地味な存在ながら長らく皆勤賞だったが、第9版にて再録されず基本セット落ちとなった。その後の再録もない。
- これだけ弱いと言われながら、モードを持つカードであるがゆえに純粋な上位互換が存在せず、むしろモードを失った下位互換が存在する(→#関連カード)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ブーンズ。マジック黎明期の基本セットに収録されたサイクルであり、すべて1マナで3つ分の何かを発生させる。
- 治癒の軟膏/Healing Salve
- Ancestral Recall
- 暗黒の儀式/Dark Ritual
- 稲妻/Lightning Bolt
- 巨大化/Giant Growth
それぞれ各色の特徴をよく表しているが、そのカードパワーには大きなばらつきがある。
[編集] 亜種
- Balm of Restoration - アーティファクト版。(フォールン・エンパイア)
- 治癒の葉/Healing Leaves - 緑にタイムシフトした治癒の軟膏。(次元の混乱)
- 盾の仲間の祝福/Shieldmate's Blessing - ライフ回復のモードをなくした下位互換。(ゼンディカー)
- 治癒の恩寵/Healing Grace - 直系のリメイク版。同コストで軽減とライフ回復を同時に行える。(ドミナリア)
- 純白の秘薬/Alabaster Potion - X呪文。(レジェンド)
- サマイトを総べる者アタリア/Atalya, Samite Master - 純白の秘薬をタップ能力として内蔵した伝説のクリーチャー。Xは白マナでしか支払えない。5マナ2/3。(インベイジョン)
- 療養/Recuperate - 効果は6点分。軽減のモードの対象はクリーチャーのみ。4マナ。(スカージ)
- 高僧の詠唱/Abuna's Chant - 効果は5点分。軽減のモードの対象はクリーチャーのみ。4マナ。双呪(2)。(フィフス・ドーン)
[編集] 参考
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ - コモン
- カード個別評価:ミラージュ - コモン
- カード個別評価:第8版 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - コモン
- カード個別評価:リバイズド・エディション - コモン
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - コモン
- カード個別評価:Masters Edition 4 - コモン